この世を去る | 魂の世界に生きる

魂の世界に生きる

私が内なる世界と呼んでいたものは、魂の世界だった。

ある程度の年齢になれば、「自分は遅かれ早かれこの世を去る事」と、「そのタイミングは選べない事」を知っています。

ですが、やはりここは自分で決めたタイミングでこの世を去りましょう。

この世とは、エゴの世界です。

エゴのみがこの世に在り、他の全てはあの世に在ります。

地獄と呼ぶのはエゴの世界で在り、天国と呼ぶのはエゴの無い世界で在ります。

つまり、僕達は基本的にあの世と言う名の天国に在るわけですが、エゴに捕われた瞬間、この世という名の地獄に突き落とされます。

あの世が現実で、この世は幻想です。

この世を去ると言うのは、エゴとの分離に他なりません。

エゴを観察出来るという事は、もう天国に在ると言う事です。

天国に在りながら、地獄という幻想を眺めています。

この世で例えるならば、居間でTVを見ているような感覚です。

この世的に言えば、僕達の身体は無くなる事が確定しています。

この身体を如何に長持ちさせるか、地獄の中に在りながら如何に少しでもマシな地獄にするかがこの世におけるゲームです。

エゴと一体化する事は、そのゲームに参加する事を表明した事になります。

他に選択肢が在る事を知らず、無理矢理参加させられている方が大半でしょう。

しかし、その中から「この世は何だかおかしいぞ」と疑い出す人々が居ります。

スピリチュアルに興味を持つ人々です。

この世しか知らない人はこの世が絶対的な真実だと信じて疑わないでしょうが、この世もあの世も知る人はあの世にリアリティに見出だすでしょう。

亡くなったら天国に逝くと言うのは正しいですが、地獄に落ちるというのは間違いです。

地獄と言うのは、エゴと一体化した状態をそう呼ぶのです。

そして、生きながらにして天国に在るという選択肢は用意されています。

その選択肢を提示されても尚、地獄に留まると言うのであれば誰も止めません。

地獄を選ぶ自由すら在るくらい、貴方は自由で在ります。