ネガティブ感情 | 魂の世界に生きる

魂の世界に生きる

私が内なる世界と呼んでいたものは、魂の世界だった。

怒りや悩み、不安や不満と言ったネガティブに属する感情は、「いかに自分の事しか考えてないか」を示すサインです。

ネガティブ感情が深ければ深いほど、「自分しか見えない」状態も深まり、最後の最後には自分すら見えなくなるでしょう。

「俺が!」「私が!」と騒いでいる状態は、意識的な盲目状態にあると言えます。

これは目の見えない船長に舵を取らせるようなもので、その船は目的地に辿り着けず、座礁するか漂流する運命にあるでしょう。

人生も同じです。

あなたという船長が盲目状態では、あなたの願望という船は挫折するか停滞したままでしょう。

ではどうするか?

「俺が!」「私が!」という考え方によって視野狭窄になるなら、出来るだけ意識の範囲を広げればいいのです。

あなたに家庭があれば取り敢えず「家庭が!」に広げ、あなたが職場に居れば「職場が!」に広げます。

あなたという『個人』から、家庭や職場という『集団』に意識の範囲を広げると、どういうわけか少し楽に感じるはずです。

この要領で、「町が!」「県が!」「国が!」とどんどん広げて行きます。

「世界が!」まで広がると、あなたの意識は地球全体にまで広がるでしょう。

こうなると、あなたは「一個人でありながら地球でもある」状態になります。

地球に在る全ての存在は、己の腕であり脚であり、目でもあって耳でもあります。

どれもが重要な存在ですが、どれもが当たり前の存在になります。

意識が個人にしか向いてないと、自身に起こる不都合は全て重大な事件になりますが、地球に向いていれば、「風で木の葉が飛んで行った」くらいの当たり前の出来事にしか映らなくなるでしょう。

地球や国は大袈裟ですが、もしあなたに大切なパートナーが居るなら、そのパートナーも自分と一緒の意識で包んでみてください。

少なくとも、そのパートナーに対しては「俺が!」「私が!」と言うより前に、相手を重んじられるようになるでしょう。