取り敢えず北朝鮮戦には勝ったけど・・・。 | おじさんの気ままなブログ

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北朝鮮戦は1-0で勝利し、最終成績は以下のようになりました。

豪   州 5試合 勝点13 4勝 1分 0敗 17得点. 3失点  14点差
中   国 5試合 勝点11 3勝 2分 0敗. 7得点. 3失点.  4点差
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日   本 5試合 勝点. 7 2勝 1分 2敗 10得点. 7失点.  3点差
北 朝 鮮 5試合 勝点. 5 1勝 2分 2敗. 4得点. 5失点  -1点差
韓   国 5試合 勝点. 5 1勝 2分 2敗. 6得点. 5失点.  1点差
ベトナム. 5試合 勝点. 0 0勝 0分 5敗. 1得点 22失点. -21点差

前回大会に出場した日本(4回出場)と北朝鮮(2回出場)が予選敗退し、オーストラリア(3回目)と中国(5回目)が出場します。

この結果、女子サッカーはどうなるのでしょうか?

リオデジャネイロオリンピック出場国
■リオ五輪出場国(出場回数/最新のFIFAランキング)
※最新のFIFAランキングは2015年12月18日に発表されたもの

▼開催国
ブラジル(6大会連続6回目/7位)

▼南米
コロンビア(2大会連続2回目/25位)

▼アジア
オーストラリア(3大会ぶり3回目/9位)
中国(2大会ぶり5回目/17位)

▼アフリカ
ジンバブエ(初出場/98位)
南アフリカ(2大会連続2回目/56位)

▼北中米カリブ海
アメリカ(6大会連続6回目/1位)
カナダ(3大会連続3回目/11位)

▼オセアニア
ニュージーランド(3大会連続3回目/16位)

▼ヨーロッパ
ドイツ(2大会ぶり5回目/2位)
フランス(2大会連続2回目/3位)
スウェーデン(6大会連続6回目/8位)


サッカーキングの記事から

女子サッカーは日本の文化となったのか… 3つの提言から少女たちの未来を問う
http://www.soccer-king.jp/premium/article/406332.html



ここから転載

「女子サッカーがブームではなく、文化になっていけるように」

 なでしこジャパンのキャプテンを務める宮間あやが、2015年のカナダ女子ワールドカップ決勝前日会見で発したこの言葉は、日本中にさざ波のように広がった。

 ドイツで行われた2011年の女子ワールドカップ優勝を皮切りに、大きな盛り上がりを見せた女子サッカー界。
2012年はロンドン五輪で銀メダルを獲得し、2015年にはワールドカップで準優勝に輝くなど、代表レベルでは好成績を残し続けてきた。
だが、2011年に訪れた空前のなでしこブームを経て、女子サッカーは私たちにとって「見るスポーツ」として定着したのだろうか。
そして日本の女性にとって、「やるスポーツ」として身近な存在になったのだろうか。
まずは客観的なデータを用いて、女子サッカーの「今」を紐解いていく。

なでしこリーグ観客数の変化
“なでしこジャパン”の大活躍は、国内リーグのトップカテゴリーである「なでしこリーグ」人気にも結びついた。
1部リーグ全90試合の入場者数を比較すると、2011年がリーグ創設以降の頂点にある。
2015年はピークに比べれば減少しているものの、「世界一以前」と比較すればちょうど2倍。
女子サッカーを見る人の数は、確実に増加したと言えるだろう。



中学・高校の女子サッカー部員数
 なでしこの未来を担う中学生、高校生に目を向けると、中体連(日本中学校体育連盟)に加盟する全国の女子サッカー部員数は5970人(2015年度)。
「世界一以前」である2010年度の3538人に比べ、約1.7倍に増えている。
同様に、高体連でも2014年度に初めて1万人を突破した。



世界の女子サッカー競技人口
『FIFA Women's Football Survey 2014』によると、各国協会に選手登録されている女子サッカー人口は、FIFA加盟国全体で480万1300人に上る。地域別に見ると、アメリカとカナダの北米2カ国で225万5000人となり、全世界の実に半数近く(約47%)を占める。
アメリカの競技人口が約150万5000人とされているのに対し、日本は約4万8300人。
つまり、アメリカは日本の30倍以上もの競技者を抱えていることになる。
そんななか、日本サッカー協会は、サッカーを女性の身近なスポーツにすることを目的とし、『なでしこひろば』などの施策をスタート。
JFA主催イベント参加者を含めた「サッカー体験者」は、2014年の時点で38万5000人を突破した。



 これらのデータを読む限り、女子サッカーは決して「不人気の時代に逆戻りした」とは言えない。
しかし、宮間が見据えるように、今後さらに女子サッカーを文化として根付かせるためには、選手たちばかりでなく、我々メディアやファンもそれぞれが考え、行動に移していく必要がある。
日本の女子サッカー界を長らく支えてきた澤穂希が現役を引退し、リオ五輪に向けて新たな代表チームが始動する今、有識者3名による提言から、改めて女子サッカーの未来を問う。

ここまで転載

競技人口増加と育成整備が最重要課題…日本サッカー界は必然的な“第二の澤”育成を(小澤一郎)
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/406275.html



一部抜粋

 日本サッカー協会(以下、JFA)はカナダ女子ワールドカップ終了後の2015年10月、『なでしこvision』の総括を行い、改めて以下の3つの目標を定めた。

①サッカーを女性の身近なスポーツにする。
②なでしこジャパンが世界のトップクラスであり続ける。
③世界基準の『個』を育成する。

 ①では「2030年までに、登録女子プレーヤーを200,000人にする」、②では「2020年東京オリンピック、2023年FIFA女子ワールドカップで優勝する」という具体的目標も掲げられているが、女子サッカーが文化となるためにも、競技人口の増加と育成の整備は最重要課題だ。

 ドイツ、アメリカなど、女子サッカーの人気が定着し、女子トップリーグが整備されている強豪国では、女子の競技人口が100万人を超えているが、日本は2014年度の女子選手の登録数が4万8300人にとどまる。
カナダ女子ワールドカップ後の帰国会見において、宮間は「女子サッカーらしく、サッカーを始めようとしている少女たちや頑張っている選手たちが、きちんと最後までサッカーを頑張れたと言えるような環境であったり、私たちを目標に頑張ろうとしている選手たちが最後までサッカーをできるように」と語った。
しかし、女子プレーヤー登録数の問題においては、中学校の女子サッカー部が極端に少なく、4種から3種の登録数が半減(約2万人→約1万人)するという受け皿不足の問題が存在する。
例えば、大儀見優季の出身クラブであり、神奈川県厚木市で活動している唯一の女子チーム、FC厚木ガールズの石野光人監督は「中学に進むとサッカー部がないため、陸上部、バスケットボール部に進む選手が未だに多い」と語る。

 また、女子サッカーのクラブチームは、男子サッカーの街クラブのように1学年30人、40人を集めたクラブ経営ができないため、指導者を雇うことが難しく、本業を持つボランティアコーチの情熱と犠牲の上に成立することが多い。
指導面で高いレベル、きめ細かな指導を望めるはずもなく、育成現場を見る限り、2011年に“世界チャンピオン”となった影響や効果はあまり感じない。

補足
2013年5月4日(土)放送の「FOOT × BRAIN」でも女子サッカーの競技人口が、プレー環境の少なさなどが要因となり中学生では小学校生よりも半減すると言っていました。



文化の担い手となるべきは選手でなく庶民、なでしこたちが紡いだ想いを今こそ文化に(宇都宮徹壱)
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/406274.html



一部抜粋

 もともと「文化(Culture)」という言葉は、「文明(Civilization)」と並び、明治時代以降に日本にもたらされた比較的新しい概念である。
辞書を開けば「世の中が開けて生活水準が高まっている状態」などと書かれてあるが、宮間が言いたかったのはもう少し違ったニュアンスであろう。
私自身がサッカーを基準に「文化」を定義するなら、「勝敗に関係なく支え、育み、発展させ続けること」であると考える。

 女子サッカーに限らず、日本にスポーツ文化がなかなか根付かない理由の一つに、ワールドカップや五輪での成績に左右される傾向が強いことが挙げられよう。
2011年の女子サッカー、そして2015年のラグビーもそうだったが、国際大会での華々しい成績がブームを呼ぶことはあっても、そこから人気が定着し、それを育み、さらに発展させていくというのは、なかなか容易ではない。
宮間とその仲間たちが、心からワールドカップ連覇を渇望したのは、もちろんアスリートとしての純然たる希求もあっただろうが、一方で“世界一の称号”を失うことによる甚大な損失を本能的に察知していたことも留意すべきである。

女子サッカーが温め続けた文化の種、“分かち合う”心の育成が大輪の花を咲かす(江橋よしのり)
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/406278.html



一部抜粋

 「結果を出すことが、この先、女子サッカーを背負っていく選手たち、サッカーを始めようと思っている少女たちに残せること。そこに立ってから、ブームではなく文化になっていけるようスタートが切れる」

 この発言の背景には、彼女たちが味わってきた苦しみの過去がある。
宮間がなでしこリーグ(当時の名称はL・リーグ)に加入したのは、2003年のこと。
当時はどのクラブも経済的にギリギリで、選手たちが背負った使命は「日本女子サッカーを消滅させないこと」だった。
わずかでも隙を見せたら、敗戦につながる。
成績が悪ければ、支援は打ち切られ、チームが解散してしまうかもしれない。チームがなくなったら、リーグも成り立たない。
目指す場所がなくなれば、サッカーを始める少女もいなくなる。
一つの敗戦を告げる笛を合図に、未来の担い手が姿を消す――。
グリム童話『ハーメルンの笛吹き男』のような結末を、誰もが怖れていた。


2013年5月4日(土)放送の「FOOT × BRAIN」と今回の記事のデータを比較すると
競技者人口(2011年→2014年)
アメリカ 約130万人→約150万人
日本 約3万人→約4.8万人
アメリカは3年で20万人増加している事になります。

アメリカの人口が約3.2億人で日本の人口が約1.2億人なので、日本の競技者人口は少ないですね。

なお、2011年の競技人口は
小学生15923人
中学生7257人(中学校3946人)
高校生8926人(高校8713人)
中学生の半数程度が学校以外でサッカーをしている事になります。






今回オリンピック出場は逃しましたが、なでしこジャパンを引き続き応援します!

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