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の記事から一部転載です。

Kawaii POP Fest -supported by @JAM-に行ってきたぜ (仮)~01
2013年5月23日/取材・写真・記事 原田和典
http://www.stereosound.co.jp/column/idollove/article/2013/05/23/21523.html

 今回は装いを替えて、アイドルライターの原田和典さんによる、香港で行なわれたアイドル・フェスティバルの模様を紹介します。まずは、前夜祭となる16日の会見&ライヴのレポートからです。


第1回 5月16日(前夜祭)~日本のアイドル・ソングがアジアに轟く!
 Dorothy Little Happy、でんぱ組.inc、9nine、アップアップガールズ(仮)、SUPER☆GiRLSの5グループが登場したアイドル・フェスティバル「Kawaii POP Fest -supported by @JAM-」が5月17日から19日にかけて香港で開催された。
 日本のガール・グループを特集したフェスがアジアで行なわれるのは、これが初めてだという。「日本のアイドル・ブームの熱気をそのまま香港に持ちこみたい」「日本のアイドル・ソングの良さをもっと知ってもらいたい」というスタッフの熱意と、念願の海外ライヴに高まるアイドルたちの気合がぶつかって爆発したのだから、どれだけすごいパフォーマンスになったかは言うまでもない。ぼくは観光もそっちのけで全ステージ、身を乗り出して楽しませてもらったが、5組のライヴとも日本で見慣れているはずだというのに、「おお、すげぇ!」「このグループに、こんな良さがあったのか! 惚れ直したじゃないか!」など、何度も何度も暑苦しく叫ばずにはいられないほど、みんな新しい魅力を放っていた。

中略

【セットリスト】
<Dorothy Little Happy>
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1 colorful life
2 デモサヨナラ

<でんぱ組.inc>
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3 でんでんぱっしょん
4 Future Diver

<9nine>
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5 SHINING☆STAR
6 colorful

中略

現地側の主催者であるパフィン・エンタテインメントのイベント・マネージャー、ジャズ・ウー(Jazz Wu)さんにお時間を割いていただいた。


――フェス開催のきっかけは?

ジャズ「日本のアイドル・グループの盛り上がりを香港に紹介したい、ということから始まっています」
――パフィン・エンタテインメントは、どういう会社なのですか?
ジャズ「プロモーターです。日本のアーティストではしょこたん(中川翔子)やL'Arc~en~Cielの香港公演を成功させました。日本だけではなく、アメリカやヨーロッパのアーティストも招聘しています」
――香港で注目のガール・グループは?
ジャズ「それは難しい質問です。数は増えてきていますが、少女時代やKARAなどKポップの影響をとても強く受けたグループが多いんですよ。もうそろそろ香港独自のものを打ち出したグループが増えてもいいと思うのですが......。ただしアズ・ワン(As One)、スーパー・ガール(Super Girl)は傑出しているといっていいでしょう。それから4人組ロック・バンドのチョコ(CHOCO)に期待しています。チョコには、フェスティバルの初日にオープニング・アクトを飾ってもらいます。
――日本のガール・グループから影響を受けた香港のグループはいますか?
ジャズ「今のところは思いつかないですね。多分これから出てくるんじゃないでしょうか。このフェスティバルが、香港に日本のガール・グループを広める手助けになればいいと思います」
――今回のイベントは「Kawaii Pop Festival」という名前ですが、"かわいい"という言葉は香港でもポピュラーなのでしょうか?
ジャズ「はい。香港の若い人は日常的に"かわいい"という言葉を使っていますよ。英語だと"キュート"という意味になるのでしょうが、それよりももっと多くのニュアンスが"かわいい"というフレーズにはあると思います。私もこの言葉は大好きです」


 次回はいよいよ香港のライヴ・スポット「MUSIC ZONE」で行なわれたパフォーマンスの数々を、フォト+セトリ+文章で紹介します! ご期待ください。



Kawaii POP Fest -supported by @JAM-に行ってきたぜ(仮)~02
2013年5月26日/取材・写真・記事 原田和典
http://www.stereosound.co.jp/column/idollove/article/2013/05/26/21581.html

●第2回~5月17日(1日目)
 ついに「Kawaii POP Fest -supported by @JAM-」、初日が始まった。

中略

 香港の4人組ロック・バンド、チョコ(CHOCO)がオープニング・アクトを務めた後、Dorothy Little Happyが登場。彼女たちは全国区の人気者となった現在も、あくまでも仙台を拠点に活動を続けている。そのブレのない姿勢が、誠実なパフォーマンスに反映されている。とにかく気持ちのいいステージだった。
 「最初の出番だから、すごく緊張している。自分たちが失敗すると、フェス全体に申し訳ない」と、けっこう固くなりながらステージに立ったそうだが、今のドロシーにはすべてを吹き飛ばすパワーと勢いがある。曲が進むごとにメンバーの笑顔が広がり、ファンの声援が高まっていく。最初のMCが終わる頃には、ドロシーにとって香港はすっかり"ホーム"になっていたはずだ。「デモサヨナラ」の前には「私たちが"好きよ"と歌ったら、"\オレモー!/"と返してくださいね」というMCも入った。結果は、まさしく"\オレモー!/"の嵐。広東語で"\オレモー!/"を意味する「我也是!」と書かれたタオルを振り回す観客もいた。6月12日発売の新曲「colorful life」や、そのカップリング曲「set yourself free」がいちはやく聴けたのも嬉しかった。「このCD、買うぞ」と気合いを入れた香港のファンもいっぱいいたはずだ。

【Dorothy Little Happy セットリスト】

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1 colorful life 
2 諦めないで 
MC
3 nerve  
4 GET YOU  
5 My Darling 
MC
6 デモサヨナラ 
7 風よはやく 
8 未来への虹 
9 HAPPY DAYS! 
MC
10 set yourself free
(アンコール)未来へ
※メンバー:白戸佳奈、高橋麻里、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美

中略

【でんぱ組.inc セットリスト】

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1 でんぱれーどJAPAN   
2 少女アンドロイドA
MC
3 W.W.D
4 でんでんぱっしょん
5 Sabotage
MC
6 ORANGE RIUM
7 キラキラチューン
8 くちづけキボンヌ
(アンコール1) 強い気持ち・強い愛
(アンコール2) Future Diver
※メンバー:相沢梨紗、古川未鈴、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音

 9nineは、このフェスに登場する以前から、香港の人たちに親しまれてきた。「流星のくちづけ」が主題歌に使われたテレビ番組「放課後はミステリーとともに」が、「放學後再推理」というタイトルで放映されて好評だったのも、その理由のひとつだ。

中略

【9nine セットリスト】

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1 colorful
2 チクタク☆2NITE
MC
3 イーアル!キョンシー feat.好好!キョンシーガール
4 Evolution No.9
5 Koizora
MC
6 9nine o'clock
7 SHINING☆STAR
8 One Kiss
9 少女トラベラー
10 流星のくちづけ
(アンコール1) 困惑コンフューズ
(アンコール2) Cross Over
※メンバー:佐武宇綺、西脇彩華、吉井香奈恵、川島海荷、村田寛奈 

 なんだ、この心地よい疲労感は。握手会も含めた終演は、午後10時近かった。ぼくは半日以上も、この会場にいたわけだ。なのに、もっと聴きたく、見たくなってくる。さあ、次は二日目、5月18日のステージだ!

オープニング・アクトを務めた
香港の4人組ロック・バンド、チョコ(CHOCO)
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Kawaii POP Fest -supported by @JAM-に行ってきたぜ(仮)~03
2013年5月26日/取材・撮影・記事 原田和典
http://www.stereosound.co.jp/column/idollove/article/2013/05/26/21582.html

●第3回~5月18日(2日目)
 初日の熱気を残したまま、「Kawaii POP Fest -supported by @JAM-」は二日目を迎えた。

中略

 アップアップガールズ(仮)の1曲目は、「イチバンガールズ!」。考えてみればぼくは彼女たちの九州公演や初の北海道公演でも、これをオープニングで聴いている。"侍魂 宣戦布告"、"汗は武器"、"一曲入魂"、"対バン上等!"など数々の必殺フレーズを盛り込んだこの曲は、土地土地の観客をアプガの世界に引き込むのに最適のキラー・チューンだ。続く「マーブルヒーロー」は、「イチバンガールズ!」と同じくらいかそれ以上にテンポが速い。そしてエンディングでは"シャキーン"という、まるで石川五ェ門が斬鉄剣を引き抜くときのような音まで飛び出す。
 香港に響き渡る、シャキーン。日本から来たファンの「ああ、やっぱりアプガはすげえ!」という興奮、地元リスナーの「なんなんだ、このグループの素早い動きは? ニンジャか?」という驚きが混ざって、空中高く舞い上がる。

中略

終演後、グッズ売り場をのぞきにいったらTシャツ(いわゆる仮T)がすごい勢いで売れていた。香港のファンに話をきいたところ、「初めて見たけど、すごくエナジェティック(=エネルギーに溢れていた)だったので、ついグッズを買ってしまった」「ものすごくハッピーな気分にさせてくれる曲だ」等、とても感触がいい。あるファンは佐保明梨が披露した"空手の型"にノックアウトされたようで、「イエローの彼女、すごいね。あの技はなんなんだ?」と逆質問を受けてしまった。

【アップアップガールズ(仮)セットリスト】

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1 イチバンガールズ!
2 マーブルヒーロー
MC
3 メチャキュン?サマー ( ´ ▽ ` )ノ
4 バレバレI LOVE YOU
5 リスペクトーキョー
MC
6 UPPER ROCK
7 チョッパー☆チョッパー
8 アッパーカット!
MC
9 あの坂の上まで、
(アンコール) サイリウム
※メンバー:仙石みなみ、古川小夏、森咲樹、佐藤綾乃、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳 

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 続いてはDorothy Little Happyの登場。初日のオープニングという大役を見事にこなした17日のステージも良かったが、この18日のパフォーマンスは、よりワイルドで力強く感じられた。白いコスチュームであらわれた彼女たちは、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたかのよう。しかしサウンドは骨太、歌声もダンスも熱い。オーディエンスを煽り、乗せまくる。

中略

【Dorothy Little Happy セットリスト】

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1 nerve 
2 ジャンプ! 
MC
3 colorful life
4 どこか連れていって  
MC
5 永遠になれ 
MC
6 デモサヨナラ 
7 Life goes on 
8 ドロシーの世界一周夏物語 
9 ソウル17 
MC
10 Dear My Friend
(アンコール) 14回目のありがとう
※メンバー:白戸佳奈、高橋麻里、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美


 二日目のトリを飾ったのは、でんぱ組.incの6人だ。「1曲ごとの歌やダンス」がいくつも続いてライヴを構成しているというよりも、オープニングからアンコールの最後の一音までがトータルでひとつの物語になっている、といえばいいだろうか。だからぼくはでんぱ組のステージを体験するごとに、飛び切り面白い冒険小説を1冊読み終えるような気分を味わう。

中略

【でんぱ組.inc セットリスト】
1 Future Diver   
2 先生! 次はバトルの時間です。
MC
3 W.W.D
4 ORANGE RIUM
5 でんぱれーどJAPAN
MC
6 でんでんぱっしょん
7 キラキラチューン
8 くちづけキボンヌ
(アンコール1) Sabotage
(アンコール2) 強い気持ち・強い愛
※メンバー:相沢梨紗、古川未鈴、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音

●アップアップガールズ(仮)にインタビューもしちゃった
 というわけで二日目も本当に楽しかった。初香港公演を終えたばかり、まだ湯気があがっている状態のアップアップガールズ(仮)にお話をうかがうことができたので、ぜひ紹介したい。

中略

――佐保さんの「日本」というハチマキ、「空手」というTシャツは、香港のひとにもすごいインパクトだったと思います。

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佐保明梨「やっぱり、日本の空手を世界に広めたいなって」
森「私たちじゃなくて空手を広めたいの?」
古川「相当インパクトがある絵だったよねー」
新井「オリンピックかなって思っちゃった」
佐保「日本とは、(香港のファンは)ぜんぜん反応が違うんですよ。なんだろう、『これが空手なのか』という驚き。『そんなことができるんだ』みたいな珍しい目で見てもらいました。

中略

(以下、次回に続く)