はみ出し者 Ⅵ | 相談役

相談役

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終戦を二十歳前後で向かえ、熱い血が流れている者は、共産主義に走るか、愚連隊に身を投じたと、当時の事を記した本に書かれているが、例えば安藤組を例に取るなら、彼らは大学生やその中退連中で、既存のヤクザや愚連隊に反発、もしくは覇を競いあっていた輩で有り、戦前戦中と戦後では、全ての価値観が変わってしまい、血気をぶつける相手が、既存のヤクザや愚連隊、進駐軍や戦後にのしてきた、不良中国人や朝鮮人相手の喧嘩だったのだろう。
三代目山口組組長の田岡一雄の直参子分達の年代も、昭和一桁生まれの者が多く、時代が時代ならヤクザに成らず、会社経営に励んだ人達もい居たであろう。
でも、その時代の若者でも、会社を起こしたり経営し、戦後の日本を立て直したところを見ると、やはり、はみ出し者と言わざるを得ない。