ゴルフ界の新星「シブ子」こと、渋野日向子選手の活躍で日本中が大いに沸き立ちましたね。
来年の今頃は畑岡奈紗選手と共に、日の丸を背負って東京五輪で金メダル、ということも単なる夢ではなさそうな予感です。
本当に素晴らしかった!ありがとう!!
この渋野選手の活躍で、大いに注目を集めたのが「笑顔の効用」でした。
渋野選手の笑顔が魅力的なことは横に置いて、今月は笑顔が筋肉に与える物理的・生体的な話を共有したいと思います。と、その前に昨年までの渋野選手は、今日騒がれているほど笑顔でプレーした訳ではなかった、という事実をご存知でしょうか。むしろ寡黙にプレーするタイプだったらしく、「あの渋野さんが!?」と当時を知る関係者は驚いていました。それがプロテストに合格してからというもの、吹っ切れたのか、憑き物が落ちたのか判りませんが、笑顔を振りまくようになったというのです。
さて笑顔の効用はというと、
(1)ストレスを軽減させ、心拍数を落ち着かせます。しかも、作り笑いでも同じ効果が得られます。
(2)顔の筋肉には、楽しい気持ちにさせる神経を刺激するものがあり、楽しい気分になると、脳はα波を出すの
ですが、このα波は集中力を持続させ、記憶力を上昇させる効果があります。
(3)笑顔になるには顔の筋肉を鍛える必要がありますので、若返り効果も。顔の筋肉が鍛えられていると、シミ
やシワを予防することが可能となり、表情をいきいきとさせてくれます。
(4)大笑いをすると、心拍数が増加し血圧もあがり、エンドルフィンという脳内物質が増えて酸素消費が増します。
(5)ガン細胞を退治するキラー細胞が増えます。
昔は、歯を食いしばり、必死の形相で戦うのがスポーツ界の常識でしたが、渋野選手の笑顔で、そのような古い常識の在庫が一掃されることでしょう。そして笑顔の効用は、ビジネス界でも見直されるのではないでしょうか。