国歌の話 | Down the fairway

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このところサッカーのワールドカップにおける、日本代表の戦いぶりやサポーターのマナーの良さが大きな話題になりました。特にサポーターによる清掃活動は対戦相手国のサポーターをも巻き込み、その清々しさが世界の注目を集めました。この報道に触れて、同じ日本人として誇らしい気持ちになられた方が多かったのではないでしょうか。

 

その一方、少し残念だなと思うシーンがありました。それは試合前の国歌斉唱のシーンです。ゴールキーパーの川島選手以外はあまり元気よく歌っていなかったのです。これは学校や家庭で「君が代」が国歌であることや歌詞の意味をきちんと教えてこなかったからではないでしょうか?

 

確かに国歌を戦争に悪用した不届き者がいて、その為に多大な人命が失われたことは事実です。そういうことから、今でも複雑な思いで国歌を聞いている人もおられるでしょう。でも、君が代はもともと平和な歌詞であるということを皆さんと分かち合いたいと思います。

 

その前に、世界の国々の選手がどんな歌を歌っているのかを見てみましょう。どの選手も大きな口を開けて、まさに絶唱していただけに興味津々であります。

 

◇イギリス国歌「女王陛下万歳」

神よ、我らが慈悲深き女王陛下を守りたまえ

われらが高貴なる女王陛下の永らえんことを

勝利・幸福そして栄光を捧げよ

御代の永らえんことを

 

*題名も内容も女王陛下の一点張りですね。

 

◇フランス国歌「La Marseillaise

いざ祖国の子らよ 栄光の日は来たれり

暴君の血染めの旗が翻る

戦場に響き渡る獰猛な兵の怒号

われらの妻子らの命を奪わんと迫り来たれり

武器を取るのだ我が市民よ

隊列を整えよ 進め 進め

敵の不浄なる血で大地を染め上げよ

 

*フランス革命が国の成り立ちと深い関係があるので、こういう歌詞になったのでしょう。「敵の血で大地を染め上げよ」など、勇ましい言葉が続いています。戦闘モード全開です。

 

◇アメリカ国歌「星条旗」(3番)

戦争により破壊と混乱を自慢げに断言した奴らはどこへ

家も国も我々を見捨てはしない

彼らの邪悪な足跡は、彼らの血であがなわれたのだ

敗走の恐怖と死の前では、どんななぐさめも傭兵や奴隷の救いたりえず

 

*国歌に傭兵とか奴隷とか、よく入れましたねー。ある意味感心します。

 

 

なんと彼らはこんな激烈な歌詞を歌っていたのです!翻って、我らがニッポン。ここで口にするのは「君が代」です!

 

ところで、そもそも君が代は平安時代に編纂された古今和歌集の

 

わが君は 千代に八千代にさざれ石の 巌となりて 苔のむすまで(詠み人知らず)

 

という祝詞、即ち「あなたは、小石が大きな岩に成って、そしてそこに苔がびっしり生えるまで長生きしてくださいよ」という、親しい人に贈るバースディソングが元になっています。そして一部で言われるような天皇陛下に向けた祝詞、と特定する根拠は希薄だとされています。

 

いづれにせよ、相手の選手は「獰猛な兵の怒号」が飛び交う中「武器を取れ!」とか「血で大地を染め上げよ!」とか「彼らの血であがなわれるのだ!」「戦いに負けそうになったら、どんな言葉をかけたとしてもお金で雇った兵隊や他国から連れてきた奴隷の救いにはならないぞ」など、現在の平和なニッポンでは決して耳にすることのない言葉を叫び、気力充溢・闘志満々・戦闘モード全開なのであります。

 

そんな獰猛な彼らを迎え打つ我らが日本代表は「苔が生えるまで長生きできたらいいね~」と、まことにおおらかな気持ちなのであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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