「日葬祭典 回想録」は「葬儀の話」「ヤクザの話」「神輿愛好会 櫻睦の話」「雑談」の4本柱で書き込みをしています。

 

最初に言っておきますが、この4人が私を裏切ったバックには神輿愛好会「櫻睦」会長の親しくしていた、弁護士の様な参謀がいたのでしょう。そして4人の幹部社員はこの弁護士の参謀の指示通り動いただけみたいです。結局私を裏切った4人の幹部社員の共通の動機は、神輿愛好会「櫻睦」会長のお金に目がくらんで、他の幹部社員がその話に乗ったという事でしょう。

 

当社が入院の条件として他の病院で「余命半年」の宣告を受けた末期がん患者を治療する都内で1番ベッド数がある緩和ケアの病院の指定葬儀社になり、葬儀社にとってはドル箱中のドル箱の病院で、当然近い将来都内で1番儲かる葬儀社になる事がわかり、それを知った神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員がお金に目がくらんで自分の親しくしている弁護士に戦略を考えてもらい、他の幹部社員が自分に与えられた役目を忠実に行った訳です。

 

それに神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員には私に対するコンプレックス、嫉妬、妬み、やきもちという別の動機もあったみたいです。緩和ケアの病院の指定葬儀社との間で契約書をとり交わした時には私も65才を過ぎていましたし、いずれ私が会社の最高顧問、A会長、中神社長という体制を考えていましたので、見通しがたって良かったと思っていました。

 

今まで皆んなで一生懸命頑張ってきた事が報われて、本当に良かったと思いました。ただその時から神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員はお金が目当てで、私を裏切る為に参謀に戦略を考えてもらい他の幹部社員にいろいろな戦略の説明をして、幹部社員が役目を忠実に行ったのです。

 

「A社員の役目」

私はもちろんの事、中神は当社の社員の中では1番の功労者で実績もあります。他の社員もいずれ中神が社長になる事がわかっていましたし、同業者、取引先も認めていました。ただまだ社長にするのには少し若かったので、何の実績も無いA社員をワンリリーフの代表取締役社長に任命したのです。ただA社員には今迄、経理担当と病院担当をさせていたので、中神が社長になった時にも安心して仕事が出来ると考えたのです。

 

ただA社員が社長になっても同業者や取引先の人達は、ワンリリーフの社長だと思って誰も社長としては認めてくれていなかったのです。例えば同業者の人達も、取引先の人達もA社長と話が終わったら必ず「中村会長は元気ですか?」「中村会長によろしく」と話すらしいのです。その様な状況が続くのでA社長の心の中には私に対してコンプレックスが芽生えて、いずれ私と中神に対してはうっとうしいので、追い出しにかかったみたいです。私と私のカミさん、中神がいなくなって私のカミさんが所有している会社の株を奪う事がA社員の役目だったみたいです。

 

「神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員の役目」

当社はヤクザ団体の「住吉会」本部の指定葬儀社なので、「住吉会」の大規模な葬儀しかやりませんので、葬儀式場に参列者の人達は住吉会以外の他団体の場合は、親分か最高幹部の人達しか参列しませんし、「住吉会」の場合は全国にある各一家の総長と最高幹部の人達しか参列しません。

 

また葬儀の時は2~3千人の組員の人達が火葬場の入口から、葬儀式場まで並んで参列者のお迎えとお見送りをするのです。ただ葬儀式場の中で仕事をやっているのは、私と中神の2人だけなのです。特に中神の場合はスナップ写真を写すのが仕事なので、各一家の控室などにも行くので、各一家の総長や最高幹部の人達は中神の顔と名前は知っていますし、気軽に話をしているのです。

 

ところが神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員の仕事は祭壇の飾り付けや、受付、椅子を並べたりするのが仕事なのです。その為に仕事が終わったらトラックの中で葬儀が終わる迄待機をしているのです。とにかくヤクザの組員の人達に知り合いになりたくてもなれないのです。

 

時々外で立っている組員の人の中で、お神輿で知りあった組員の人がいたら、胸に自分の名前を書いてある大きなネームプレートを付けて挨拶に行くのが精一杯だってのです。その為に神輿愛好会「櫻睦」会長のY社員の心の中には私、中神に対する嫉妬、妬み、やきもちが凄くていつか私と中神に対しては、どんな手を使ってでも会社から追い出すチャンスを狙っていた様です。

 

いつも義理、人情、恩義の話しが好きで、神輿の仲間の人達には話していたようなのですが、お金に対する執着心が強いうえにチャンスがめぐってきたので、必死だったと思います。

 

「幹部社員の役目」

「緩和ケアの病院をいずれやるつもりだ」と院長から聞いたA社長は、中神に「中神さん、いずれ中神さんが社長になるのは当然だし、協力はするけれども、ただ気になるのは会社の株は会長の奥さんが全株持っているので、いくら中神さんが社長になっても会長の奥さんが亡くなったらどうしょうもないので、会長に話して株は幹部社員6人に譲渡すると書いて貰っておいた方がいいわよ」と中神に言って、中神を私の所に行く様にしたのです。

 

私もいつか株を皆んなに渡さないといけないと思っていたので、顧問弁護士の事務所にA社長と行って、いずれ株は6人の幹部社員に無償で譲渡するけれども、条件として生涯私達夫婦の衣、食、住の面倒をみるという内容の「念書」を書いて貰って、私とカミさん、A社長の3人で署名捺印をして会社の金庫の中に保管したのです。

 

そして、A社長が当社の公認会計士に6人の幹部社員の名前を書いて、偽造の「株式譲渡契約書」を作って持っていたのです。緩和ケアの病院の工事が始まったら、院長からA社長が呼ばれ「1年間、看護師を最低限の人数を確保しないと緩和ケアの病院の認可が取れないので、5千万円裏金で用意して欲しい」と言われたらしいのです。

 

その事を中神に話して「会長に用意して貰って欲しいんだけれども」と頼んだのです。中神が私の所に来て5千万円の事を話すので、私が中神に「皆んなにいくらでもいいから、お金を集めるだけ集めて、残りは私が用意するから」と言って帰しました。中神がA社長の所に行って「俺は¥500万円出すけれども、皆んなはいくら出す?」と聞いたら、A社長が「中神さん、私達は誰も出せないので、中神さんも出さないで会長にお願いして」と言われたそうです。

 

そして中神が私に「会長、誰もお金が用意出来ないんですけれども」と言うので、私とカミさんで¥4900万円用意してA社長に渡しました。ただ院長から何の連絡が来ないのでちょと気になりました。緩和ケアの病院の工事が始まったら、中神が私の所に来て「会長、皆んなが安置所が必要だと思うので、中神さんと会長で作って欲しいと言われたのですが」と言うのです。

 

中神が社長になった時の事を考えるとやらない訳にはいかないので、私と中神で近隣住民の人にバレないようにして、安置所を作りました。緩和ケアの病院が出来上がってオープンしたら、私達が考えていた以上に患者さんが亡くなり、多い時には夜中だけでも5名くらいの患者さんが亡くなるのです。

 

そして、亡くなった患者さんの葬儀は殆ど当社で依頼されたのです。当社としては寝台車料金、安置料金、ドライアイス料金などを含めると凄い金額の利益が出るのです。何も病院が宣伝をしなくてもこの様な状況ですから、病院が本格的に他の病院に患者さんの紹介をお願いをしたり、訪問看護を始めたら、都内で1番給料が高い葬儀社になれると思いました。

 

ある日中神が私の所に来て「会長、会社はもう大丈夫ですから4階の事務所を自由に使って下さい」と言うので、私が「大丈夫なのか?」と聞いたら、「自分も知らなかったのですが、会社の裏に事務所を借りてあって、今月の末には引っ越しが出来る様に準備をしていますから」と言うのです。

 

私がA社長に「引っ越しをするのか?」と聞いたら、「会長、報告が遅くなって悪かったのですが、今後の事を考えると会長にはいろいろな事を教えてもらったり、知っておかなくてはいけない事があるので、誰もいない所でいろいろな事を教えて欲しいので」と言うのです。

 

私もせっかく皆んながその様にしてくれたので、事務所には行かないで、4階の事務所に毎日通う事にしました。ある日古くから働いている女性社員の兼田という事務員が来て、「会長、私はもうそんなに会社にいたくないのと、母親も年を取ってきたので田舎に帰りますけれども、これからは会長が皆んなにコピー用紙に書いていた指示書や、企業秘密の文章や、オフレコの文章なども、すべて私がパソコンで打つようにするのが、私の仕事になりましたから」と言うので、その様にする事にしました。

 

ただ、兼田には「今迄通り皆んなが読み終わったら、必ず兼田が責任を持ってコピー用紙をシュレターに入れておいてくれよ」と頼みました。私が書いた文章の中には人に知られては困る事などが書いてあるので、皆んな読み終わったら必ずシュレッターに入れさせていたからです。緩和ケアの病院も2年目に入り、1日で5~6名の患者さんが亡くなっても、次の日にはベッドが患者さんで一杯になっているのです。

 

時々中神が私の所に来て「会長、本当に緩和ケアの病院の指定葬儀社になって良かったですね」とか、「暴対法が強化されて、ヤクザの葬儀をやらなくなって良かったですね」などと、会社の状況などを報告にくるのです。他の幹部社員は誰も来ませんでしたが、兼田は時々私の所に来て「何かパソコンで打つものがありますか?」と聞きに来る位でした。

 

半年位したら、兼田の方から逆に「会長、この事はどう思っているのですか?」と自分から進んで議題を出して、返事を要求する様になったのです。私も時間があるので今迄やって来た事を思い出しながら書いたりしていました。いずれ中神が社長になったらやりやすい様に細かく丁寧に、わかりやすく書きました。

 

特に「社会保険に関する事」「労働時間、休日の事」「ヤクザに関する事」などに関しては、何回も聞きにくるのです。実を言いますと、当社は社会保険に全員が入っていなかったのです。以前その事が話題になり、皆んなが「もう幹部社員6人が、全員50才を超えているから今更入る必要が無い」という事になったので、当社の社会労務士にA社長がたのんで、1年間で1人ずつ入る事にしていたのです。

 

労働時間も、休日も忙しくて、時間が取れた時に休む位でタイムカードもありませんでした。その様な事にもいろいろな角度から見たものや、考えた事などを詳しく書いて兼田に渡しました。特にヤクザの事は暴対法が強化されて、もう関係がないのにと思ったのですが、かなり細かい事を聞いてくるので、Y社員が知りたがっていると思い詳しく書いてあげました。

 

おそらくこの文章を読んだら、一般の人は私の事をヤクザの組員だと思う位詳しく書いてあげました。そのうち中神が私の所に来て「会長、これだけ忙しくなると皆んなで話したりする事が出来ないので、LINEを幹部社員でやってお互いに同じ情報を共有する様にしましょう」と言ってきたので、「俺はいいけれども、皆んなはどうなのかな?」と聞いたら、「皆んなで決めて、中神さん、会長の所に行って話してきてよ」と言っているのです。

 

「ただ、A社長はすごく乗り気なんですけれども、「私は今はやらないわ」と言っているので、A社長を除いてLINEをやりますから」と、言うのです。私がちょと気になったので、顧問弁護士に相談したら「本人がやりたくないと言うなら、いいんじゃないの」と言うので、A社長を除いてLINEを始めました。

 

相変わらず緩和ケアの病院が忙しい様なので、LINEで社員が質問した事や、疑問に思っている事には丁寧に説明をして書き込みをしましたどちらかと言えば情報の共有と言うよりも、先日兼田が質問してきた「社会保険」、「労働時間、休日」、「ヤクザの話」が中心でした。

 

緩和ケアの病院が2年目を迎えたたら、当社始まって依頼の最高の売り上げになったのです。そして、事務所でお茶を飲んでいたら、兼田から携帯電話電話がかかってきて「午前11時に3階の打ち合わせの事務所にいて下さい」と言う連絡がありました。A社長と3人の幹部社員と私が知らない弁護士が来て、「株主総会を開いて、中村会長と奥さんの解任の決議をします」と言ってきたのです。

 

「株主総会が終わって、私とカミさんが解任されて、会社名もオボ○○○という名前にして翌日には現在住んでいる所は社宅なので、1ヶ月以内には引っ越しをお願いします」という書類が弁護士から届きました。その翌日にまた弁護士から、「今後オボ○○○の取引先に連絡をした場合、業務妨害で法的手段を考えています」という文章が届きました。

 

また会社の鍵は2日後には、全部取り換えられていました。中神に連絡をしたら、「4人が取締役で、自分は課長で会長には連絡は取らない様に言われているのと、次の働く職場が決まったら退職をしますから」と言ってから、「半年後には兼田は田舎に帰るみたいです」と言っていました。

 

私が解任された翌日には、顧問弁護士、公認会計士、社会労務士の3人も解任されていました。少し時間が経ってから弁護士事務所に行って、いろいろ話しをしたら「刑法には触れていないので刑事事件にならないし、民事訴訟を起こしても証拠がないと駄目ですし、特に現在はヤクザと関係が深いと思われたら、殆ど裁判には勝てないという傾向なんですよ」と言われました。

 

そして、「社会保険に入っていないので、社会保険法違反だし、労働基準法違反だし、相手は自分達に有利な文章の証拠や、LINEなどに書いてある文章もすべて証拠として持っていると思うので、非常に有利なのです」と言うのです。そして「まず最初に「会社法」に強い弁護士を探さなければなりません。

 

何しろ株を譲渡する念書も書いたみたいですし、殆ど会社法が絡んでいますし、ラインで暴対法が強化された後に神輿愛好会「櫻睦」の会長のY社員から「ヤクザから忘年会にいくらでもいいからと言われたのですが?」と書いてきた時に、中村さんが「10万円くらい渡せばいいよ、と書いたみたいですが、これを裁判官が読んだら中村さんがヤクザと深い付きあいがあると思いますよ」と言われました。

 

「ましてこのラインや、他の書類を証拠として出されたら、計画的にやっているのがわかっていても、中村さんが今まで書いた書類や、ラインの記録を全部持っていればいいのですけれども、何も持っていなければどうする事も出来ません。まして相手が会長も奥さんもヤクザと関係が深いので「怖かった」と証言されたら、中村さん夫婦にとっては非常に不利になります。

 

そして、訴訟を起こしても民事訴訟は時間もかかるし、お金もかかりますし大変なのです。まして相手は自分達にとっては有利な証拠をすべて持っているでしょうから、まず示談には応じないでしょうから、そうなれば「裁判」ですから、裁判は「勝」「負」しかないので、うちの事務所は「会社法」は得意でないのと、中村さんの話を聞いた限り中村さんの期待に応えられないと思いますので、他の事務所で相談してみてください」と言われました。

 

私は計画的で、卑怯な手を使う部下だと思ったのですが、会社名をオボ○○○に変えて2~3ヶ月経ったら「コロナ過」になり、世界中で大騒ぎになってきたので、少し待つことにしたら「時効」になってしまう案件もあったので、この様な卑怯な手を使った4人に対しては「飼い犬に手を嚙まれた」と思う様にしています。でも皆さんに「動機」と「手口」をお知らせ出来て良かったと思っています。