長距離選手が「人生をかけている」と言わないことについて | 箱根駅伝探求調査会 兼 東京都高校駅伝研究所

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オリンピックで「人生をかけている」というセリフが各競技の選手から出ている。だが、陸上選手は「人生をかけている」とは言わない。特に長距離選手は。例えばParisオリンピック男子10000mに出場した葛西潤氏と太田智樹氏。彼らはそれぞれ周回遅れと2周遅れ。この程度の走力で「人生をかけている」なんてことはとてもとても言えない。今回10000mに2人を派遣することに対して、誰も異論をいわなかったのだろうか。「楽しく走れればいい。自分の出せる力を出せれば満足と思っていたけど、蓋を開けてみれば歯が立たなかった」これが葛西潤のレース後のセリフ。世の中の人が葛西君レベルの力で歯が立たないのは本人以上に知っていること。しかも、他の競技の選手が「人生をかけている」と言っているのに対し「楽しく走れればいい。自分の出せる力を出せれば満足と思っていたけど」という事を言っている時点で、この派遣は失敗だったと言えるだろう。