2023年最初の育児日記は
不登校前後の知能変化に関する話です。

娘達は不登校前後にWISCを受けています。
なぜ不登校で知能検査を受けたのかと申しますと。
もしかすると、知的な異常があるから不登校になったのではないか? 


なんて当時の私は考えまして。
自分の中の疑いを晴らすためです。
あの頃は学校へ行けない原因をハッキリさせるのに必死でしたから。
娘達の能力を数値化し、それを不登校解決に活かしたいと考えたのでした。
で、その結果ですが
娘達は各能力のスコアには凹凸がありますが、異常値はなく。
何か知的な異常があるから不登校になったわけでは無いことが分かりました。
凹凸があるということは苦手があるということですが。
それとて学校生活が難しくなるレベルではないということです。
不登校初期のIQを平均すると
アヤは109
シホは100
復学後半年後にどうなったのかといいますと
アヤは118
シホは 89
平均してしまうと普通ですが。
それぞれ傾向はあって、それを活かせたら彼女達は伸びそうだと感じています。

より能力が尖ったアヤ 
少し詳細を記録しますと。
不登校初期は注意記憶がやや弱いものの、その他は多少の凹凸がある程度だったアヤ。
注意記憶が弱めなのは今も変わりませんが
復学後は「視覚的な情報を捉え、動作で表現するための能力」が驚異的に上昇していました。

不登校によって伸びた知能があるとは…驚きです。
これって不登校中も復学後も家では勉強をせず、創作活動ばかりしているからでしょうか?
ピグマリオンに取り組んでいた頃から空間認識力が高かったアヤ。
彼女は工作や作画を続けることで能力を磨き上げているのかもしれませんね。


でも。
心理士曰く「知能というものは高ければよいわけではない」そうでして。
アヤの場合
ワーキングメモリが弱いのに
視覚情報の処理能力が高すぎる傾向があるってことです。
目で見て考えるのはかなり得意だけど、そのアイデアを忘れやすいということでしょうか? 
つまりは集中力がないということなので、メモするだとか?
目の前のことに集中する努力をすれば、彼女の「得意」を活かせそうな気もしますが。
そんな簡単な話ではないのかな? 
一部の能力とはいえ、IQ130はハイスコアです。
この調子で創作活動を続けさせ、好きなことは思いっきり楽しめるよう、サポートしていきたいと思います。


注意記憶が少し低めなのはどうしたらよいのか?
調べてみたいと思います!!
得意が消失したシホ
アヤとは逆で、不登校初期は能力の凹凸が激しかったシホ。
処理速度が他のスコアと比べると異様に高く、120代のIQスコアを保持していたシホですが。
復学後はその「得意」が消失! 
苦手は苦手なままで…つまり、全体的にIQスコアがdownしました。



各種能力が平均化された…という意味では良かったのですが、同じ年齢の子供達の平均が100ですから、シホは全体的にIQが低め…ということになります。
知能検査はその日のコンディションに影響されるそうですが…。
はて、どうしたものか?
シホの場合は「得意」がなくなってしまったけれど、それでも知的発達に問題はないレベル。
苦手なことがアヤより多いようなので、多方面でフォローしていく必要がありそうな予感がしました。
シホが勉強したがらないのは、色々な能力が平均以下だからなのかもしれないけれど。
IQなんてものは変化していくものだし、スコアは参考程度にしかなりません。
「やる気」がない人に努力させるのは難しいことですが。
アヤとは違い、シホは見守るだけではダメそうなので今後は少し介入していきたいと思います。
とりあえずWISCを不登校前後で受けてみて、思ったのは。
子供の「得意」は変化するということでした。
その時、その時で母集団の中で比較するとスコアが大きく変わるものなんですね。
2人とも注意記憶が弱めだという傾向は分かりましたが、何が「得意」なのかは大きく変化していたため、2度の検査では傾向が読めませんでした。
とはいえ「今、伸びている能力」は見えた気がしますので、参考程度に活かしていきたいと思いました。
あずみん