朝、どよよ~んと気分が灰色で

起きるのも、寝ているのも

どちらも気が進まないような日(いつも)

身体のどこかが必ず不調だし‥‥

でも、起きる自分を、自分で褒める。

エライねっ!

 

茫漠と広がる360度の海原(砂漠か)を

今日も漂う私。

 

でも、夫の仏前にコーヒーを供えて

遺影の笑顔を見ると、

私の顔にも少しだけ微笑が伝染る。

私、

他人が見たらきっと「キモッ」って思うくらい

夫の書斎やアトリエを夫の写真やパネルだらけにして

住んでいたんだけど

最近、さすがにだいぶ減らした。

でも

彼の笑顔ほど私を救ってくれるものって無い。

 

今頃の季節かな。

やわらかい陽をあびて

少し照れ臭そうに笑っている。

この頃、彼はもうガンだったんだけど

二人ともまだその事実を知らないで

いい日よりに誘われて

桜坂から多摩川を見下ろす高台の公園まで歩いた。

いい笑顔だなぁって、思う。

のどかだったなぁって、思う。

 

さあ、朝飯でも食うかぁ、って私は元気出す。

 

で、今日も

なんとなく海が見たい。

もう夜景はいいよ。

もっと、ちがう風の吹く海。

九十九里浜、湘南、どこがいいかなぁ。

そうだ、

踊り子号に乗ったら左側にずーっと海が見えたっけ。

あれって郊外電車みたい。

下田に行こう。

夫と二人で行った時は

たのしかったなぁ。

 

で、

ふらり自動券売機の前に。

いつの間に。

 

買っちまった‥‥切符。

(脳ミソがタンポポです)

 

で、

そうか、どうせなら泊まろう。

宿、宿。

 

で、

 

懐かしの下田ビューホテル

部屋、とれてしまった。

 

‥‥‥着のみ着のまま乗る踊り子。

 

 

なんにも考えずに今だけを生きてます。

 

‥‥‥

 

 えっ、伊豆に津波注意報?!?!

 

 よ、読んでくれてありがとう赤薔薇地下鉄