こんなはずでなかった結婚。
捨て去れない華やいだ過去。
拭いきれない姉への劣等感。
夫から切り出された別離。
いつの間にか心が離れた恋人。
真面目に、正直に、懸命に生きてきた。
なのに、なぜ?
誰にも言えない思いを抱え
山を登る彼女たちは
やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。
新しい景色が背中を押してくれる、感動の名作長編。
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全然イヤミスじゃない湊かなえ作品。
山登りをしない人でも
違和感なく読める連続短編集。
それぞれ悩みや迷いを持つ女性達。
人との繋がり・今後の在り方・過去の自分
全て解決した訳ではないけど何かスッキリ。
何故だか山登りのあの時間て
結構冷静に物事を考えられる時間だったりする。
新たな自分を発見した様なそんな感じ。
読み終えたら何だか久々に
山へ行きたくなった
でも 体力が、あの頃より
確実にだいぶ落ちたよなぁ