Italian alps-day3- | Londonなのに旨いやん

Italian alps-day3-

天気が気になってあまり寝れずに4:30起床。
窓の外は引き続き雨…。
かすかに見える山々のてっぺん付近は白い帽子をかぶってる。

取り合えず山のマネジメント会社に連絡取れる時間まで待つ事に。

7:30
ホテルの人に電話をしてもらう。
“山頂は雪が降ってるものの、中腹からは雨。今日も山は開けられない。”

ショック…。
4日間のスノボ旅行で3日間も滑れんとは。クリスマスに独りできてる事が余計にそのショックを掻き立てる…。

前日の時点で旅行代理店と話していて、今日も滑れないのなら全てをキャンセルしてLondonに帰る事になっていた。しかも新たな費用は向こう持ちで。
前日の予報では今日は雪になっていたから代理店も大丈夫とたかをくくっていたんやろう。

電話をするもオフィスはクリスマスでしまってる。担当者の携帯も電源が入ってない。

ハメられた…。

ホテルの人に事情を説明。
説明というより苦情に近かったが…。

ホテルマン(女性だったのでホテルレディか)が非常にいい人で、代理店と連絡が取れるよう努力してくれ、しかもこのまま何もできずに終わったらホテルの代金を取らないと言ってくれた。
(あなたにそこまで権限があるのか?とも思ったが)

ホテルのロビーで連絡が取れるのを待っていると、一組の親子が明らかにスキーをしに行く格好で出て行った。

!!??

僕とホテルレディの頭には完全はてなマーク、表情はまさにキョトン、いやキョトトトン。

二人で家族を追いかけて話を聞いてみると、山頂で降っていた雪が強くなってきたので、スキー場の上のほうだけ動き出したとのこと。

えーー!!
なんでホテルの人より一般客のほうが情報早いの!?
と思ったが、それよりも滑れる事への喜びが大きく、早速着替えて車の準備をしてもらい即座に山へ直行!!

山の麓までは車で10分、しかしアルプスをなめたらいかんぜよ。そっからクネクネ山道を登る事40分。やって参りましたモンテカンピオーネ!!
1200m地点のリフトでは雨やったのに、1800mまできたら完全に吹雪いてます。
遠山の金さんもビックリなくらい雪が吹雪いてます!!あまりの吹雪っぷりに、これ昨日も降ってたんちゃうのって疑念をいだかずにはおれんくらいでした。

早速、必要なギアを全部借りて滑り出しました。ついにヨーロッパデビューです!!
ヨーロッパでぶーではありません。

流石に雪質は昨日までの雨もあり水分が多くて重たい感じでしたが、クリスマスという神聖な日に雪山でコロンコロン転がってる、(誰の腹がコロンコロンやねん!!)不届きものは多くなく、人の滑っていないところはちょうどええ感じでした。

日本、カナダ(バンクーバー)と比べたらやっぱりスキー文化が根強いのか、少し幅の狭いコースが多い気がしました。

あと山自体がそうなのか、普通にみんなうまいからそうなのか、斜面がめっちゃ急でした。いい練習になりました。

同じ地点から撮った上下それぞれの写真
下向き
photo:01



上向き
photo:02



写真じゃあんまり急さが伝わりませんが、イメージ2倍増しでお願いします。2割じゃないですよ(; ̄O ̄)

空をみてもらったらわかりますが、全体的に雪と霧で視界が悪かったんですが、真剣にびびった事がありました。

ずっと吹雪いていて人気の無いコースには新雪がタップリと積もりどこもふかふか、更に視界も悪くなりあたりは真っ白。
そんなところを滑っていた時です、普通に滑っても30cmくらいは雪にうもった状態であまりスピードも出ていませんでした。
いきなり自分が進んでいるのか止まっているのかわからなくなりました。最初は勘違いかと思いましたが、何度もそれが起こる。
そして衝撃だったのは、普通に滑ってると思ってたらいきなりバサっていう音がして雪に埋れています。

なんと、滑ってる時の感覚とコケてる時の感覚が全く区別がつかないのです。
滑ってると思ったらコケてる、バランスを崩したと思ってもコケずにズズーッという音だけ聞こえてくる。
そう、重力の方向を正しく感じれなくなってました。

繰り返すうちに混乱してきて自分が谷側を向いてるのか山側を向いているかわからなくなり、立ってるのか寝てるかすら怪しくなってました。
谷とか川が近くにあれば死ぬと思いました。

かと言ってずっと同じ所にいててもしょうが無いので、なんとか滑ろうと思ったらいきなり強風が吹いてほんの十数秒あたりの視界が開けました。

一度視界が戻ると感覚ももとに戻り、それからは難無く帰って来れました。ここ数年で一番ビビりました。

帰って来れた安心感でお腹が空いたので、レストランでガッツリ食事。
ここは日本と同じセルフサービス。
パスタは事前に茹でて作り置きなんで流石に麺は微妙でしたが、ソースはこんな所で食べても絶品でした。
イタリアの底力見せてもらいました。

photo:03



photo:04



その後もひとしきり滑ったら、帰りの車の時間もあったのでギリギリよりも少し早めに切り上げてBarで一服して下山。

ホテルにもどって即座にスパに直行!!
冷え切った身体をスパとサウナで温めなおしてストレッチとマッサージ。

ふぅ(´ε` )
サイコーです!!
いやサーイコーです!!

たっぷり1時間半ほどかけて暖まって部屋に帰ると、余りの気持ちよさにそのままベッドでバタンキュー。
独りで滑りまくった疲れからか飯を食うのも忘れてそのまま深い眠りに入ってしまいました。

3日目、ついにスノボもやって幸せのうちに終了!!

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