🍎目線。
あれから何年経ったんだろう。
もう3年かな。
突然届いた手紙に驚いたけど、嬉しかった。
もしかしたら、貴女のなかに私はいないんじゃないかって、
幾度となく思ったけど、ちゃんと居てくれたことが。
そして何より、LINEとか電話じゃなくて、手紙をくれることが
貴女らしいと思った。
この手紙は、これからここで暮らす私の生きる糧になるから。
ゆうちゃん
私が日本を離れて、もう3年経ちます。
今でも思い出すのは、故郷で見た景色じゃなくて
ゆうちゃんの隣で見た景色です。
3年間、たくさんの場所に行っては、
その感動をゆうちゃんと分け合いたいと思いました。
綺麗な湖から見える朝焼け、たくさんの鳥たちが一斉に翔び発つ瞬間。
綺麗な青空と海、緑が広がる草原。
何より、私の患者たちの美しい瞳。
ゆうちゃんを家族を日本を捨てたわけじゃないです。
ただ、「現在」を生きることに思い上がりたく無かったのです。
病院で診ている患者さんたちは病気だけれど
心は、私より健康です。
辛くないと言えば嘘になるけど、
それでも私は、幸せです。
どんな風が吹いていたとしても
しっかり立っていられるライオンでありたい。
ゆうちゃんから届いたこの手紙を
ここで生きる私の糧にします。
苦しくなっても、辛くなっても、前を向いて歩けるように。
みんなに、よろしく伝えてください。
私はゆうちゃんの幸せを祈っています。
いつも、心から、遠くから。
ありがとう、ゆうちゃん。さようなら。
あの日、なぁちゃんが日本を離れてお医者さんを目指したとき。
きっともう、私の前には現れない気がしてた。
それでも私はなぁちゃんを忘れたことは無かったし
なぁちゃんも私を想ってくれているだろうという自信はあった。
どんなに想ってくれている貴女でも、貴女だからこそ、
きっと、私の幸せを祈ってくれていることも。
ずっと知ってたよ。だから、、、
なぁちゃん、結婚します。
どうか、なぁちゃんも幸せになってください。
貴女に出したお手紙はたったの2行。
それに、これだけの文章を返してくれたことが嬉しかった。
貴女が "幸せ" と綴ったこの手紙を糧にして
新しく進む人生を歩んでいきます。
なぁちゃん、ありがとう。さようなら。
♬風に立つライオン
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リクエストありがとうございます！
さだまさしの、風に立つライオンの歌詞を元にして、なぁが国境を超えて医師として頑張っている姿をゆうへお手紙にして書くというストーリーを見てみたいです。
はじめて聞いた曲なので歌詞の意味をしっかり捉えられてなかったらすみません💦