🍎目線。
私たちは1つ上の12期生の方々から、基礎的なことや楽屋・レッスン場でのきまりなどを教わった。
そして今回も、私たち13期生がなぁちゃんたち14期生に教えることになった。
‐レッスン終了後‐
先生(レッスンお疲れさま、14期生は13期生から基礎的なこと教わるように。13期生よろしくね?)
(はい!!!!!)
(んじゃあ、軽く自己紹介しようよ)
(だね!)
(じゃあこっちからするね?私は篠崎彩奈、よろしく!)
(北澤早紀です、なんでも聞いてね?)
(岩立沙穂です、私たちもまだまだだけど、一緒にがんばろ!)
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《茂木忍です、まぁ切磋琢磨?しながら一緒に頑張っていけたら嬉しいです。》
「、、、、、、、」
(おーい、あと彩希だけだよ?)
《がんばれ》
「む、村山彩希です、、えっと、よろしく、ね?」
なぁちゃんが私に気づいてるかどうか分からない。
すぐ目の前になぁちゃんがいるってことに、私はとても驚いてるし
きっと、なぁちゃんも私が先輩になるとは思ってなかったと思う。
私のことに気づいて、どんな反応されるのかが怖くて、なぁちゃんの方を見れなかった。
(ゆいり、すっごい緊張してんじゃん笑)
(まあとりあえず今度は14期生にも自己紹介してもらお)
(そうだねー)
13期生の子から順番に自己紹介をしてくれる。
そのときも、やっぱり私は、なぁちゃんの方を見れなかった。
これから一緒に活動していく中で、私たちの関係はどうなっていくのか、、
どっちもがアイドルなんてシチュエーションは考えてもいなかったから、どう関わって行けばいいか分からない。
明日からのレッスンで、過去が無かったかのように、ただの先輩として関わらなきゃいけないのなら嫌だな、、。
(ほんっと彩希、今日ずっと心ここ在らずって感じだけど大丈夫?)
13期生、14期生の自己紹介が終わり、レッスンの基礎的なことやレッスン場の案内・使い方など一通り説明し終え、13期生での帰り道。
明らかに様子がおかしかった私に対してみんな心配してくれたり声掛けてくれたり、
嬉しいけど、これだけは茂木以外には話せそうにないな、、。
(にしても、ゆいりがこんなに魂抜けたみたいになること珍しいよね?)
(んね、なんかあったんでしょ!うちらに話してみなよ!」
「いや、ほんとになにも、、」
『すみません!!!!!』
(あ、君はたしか岡田奈々ちゃん!)
『はい、先程はたくさん教えてくださりありがとうございました!』
(全然いいよー、それよりどうしたの?)
『少し質問がありまして、、、村山彩希さん、この後予定ありますか?なかったら、、』
《あ、ゆいり?無い無い!どうぞどうぞ〜うちら早く帰りたいし、ゆいりが14期生にいろいろ教えといて!!》
(え、ぜんぜん私も、)
《あやなはいいの〜》
『ありがとうございます、、苦笑』
《ゆいり、ふぁいと》
茂木の計らいによって、数年ぶりに、なぁちゃんと2人きりで話すことになった。