くちなしの丘閉じた口は何も言わず 心震わせて開く花は君のために 笑って嘘をつき風の吹く長い坂の途中で言葉にしたら すぐに壊れてきっともう戻らないから花の向こうに 君が見えたら何を話そうくちなしの丘の上で甘い匂い吸い込んでは 心くねらせて秘密はただ 僕のために 青い空の上影落とす長い坂の途中でふれてみたなら すぐに終わってきっともう届かないから花の向こうに 君が見えたら何を話そうくちなしの丘の上で今日は雨降り 化石のように青い空に沈んだまま季節の中を くぐり抜けては何に変わってくでしょう言葉にしたら すぐに壊れてきっともう戻らないから花の向こうに 君が見えたら何を話そうくちなしの丘の上で
風の中で眠れない時間 通り過ぎて人混みの中 近づく鼓動を聞いたひとりでに口ずさむメロディは思い出を運ぶ魔法の様に響く風を真似して揺れてる髪をじっと見つめる僕を見てる君がいた振り向けばいつでも 君の面影が ただ風の中 なんにも言わずに輝いている遠い夜 ベッドに潜り込み怖がった嵐の音も忘れていた気がつけばいつも探している風の中 鳴り続ける君の靴音