これは今日私のお母さんが体験した出来事です。

信じるか信じないかはあなた次第です。

今日の朝、母は車で家から10分程のところにある歯医者に向かいました。

歯医者に着き、駐車場に入ったのですが奥から2番目しか空いてなく、車を大きく切り返して駐車しようとしたのですが、バックするときに、ふとバックミラーで後ろを見ると黒いコートに眼鏡をかけた60代ぐらいのおじさんがこちらに歩いて来るのが見えたそうです。

「危ないなぁ」と思いながらそのおじさんが右に歩いて行くのを待ちました。

ところが、いくら待ってもおじさんが歩いて来ないのです。

不思議に思った母がバックミラー・サイドミラーをもう一度見たのですが、おじさんの姿はありません。

恐怖感を抱いた母が車を降り、後ろに見に行くとそこに居たはずのおじさんの姿がどこにもありませんでした。

怖くなった母は歯医者さんにそのことを話すと、歯医者さんが「もしかして、その人、黒いコートに眼鏡かけてませんでしたか?」と言ったそうです。

母が「その人です」と答えると、歯医者さんはその人について話しはじめた。

「その人は昔、歯医者さんの向かいの家に住んでいて、1年前に亡くなりました」

母は猛烈な寒気に襲われた。
実はその家は1年前に一人暮らしだったおじさんが亡くなり、ずっと空き家だったと言う。

母は助手の人と顔を見合わせ、沈黙が続いたそうだ。


母が見たのは本当にそのおじさんの霊なのか、そうではないのかは定かでない。