7月21日、豪雨災害の被害が大きかった岡山県倉敷市真備町へボランティアに行ってきました。
報道を見ててずっと気になってて、人手もまだまだ足りへんて言ってたんで役に立てるかどうかわからんけど行きたいなーって思ってた時、いつもライブでご一緒してくれてる千葉のIさんから『まるちゃん、一緒にボランティア行きませんか?』とお誘いをいただき『21日なら行ける!』とバタバタと準備して行ってきました。
当日朝、7時過ぎの新幹線で新倉敷まで。
今回倉敷市に行こうと思ったのは、移動が可能(交通機関の有無)なのと、新倉敷の駅から災害センターまでバスの送迎を行ってくれるとゆうこと。
市の災害ボランティアセンターがしっかり立ち上がっててボランティアの受け入れをスムーズに行ってくれていました。
8時半前に新倉敷の駅に着くとすでに2、30人のボランティアの方々がバスを待っており、それを見て『なんか日本人のこの助け合う気持ちええな~』てもうすでに泣きそうになった。
駅で前日から前のりしてたIさんと待ち合わせてバスに乗り込み災害センターへ。
10分ほどで到着したらもう100人以上のボランティアの方が受け付けをされててすげえ人!
専門学校?の体育館を使ってセンターを立ち上げてましたが、そこで係りをしてるおばちゃんが『やっと3日前にこの体育館クーラーついたんよ!もうそれまでは暑うて暑うて』て話してた。
いやーそりゃそうよ。この連日の暑さは半端なかったもん。
今はかなり快適でした
私らも並んで受け付けを済ませ、説明を聞く。
熱中症にはくれぐれも気をつけて下さい。
無理な作業には断る勇気も。等々の注意事項を真剣に聞く。
横並びに4人ずつの配列でイスが並んでて、その横の4人が1チームで動くとのこと。
私はIさんとたまたま横に座られたHさんご夫妻と動くことに。
男性はご主人だけやったんでリーダーに任命
優しそうなご夫婦で良かった
そしてまたバスに乗り込み真備地区のサテライトセンターまで移動。
正直、新幹線で新倉敷まで来る途中も新倉敷からバスで災害センターまでも全くと言ってええほど被害の様子はなくいつもの日常が流れた風景。
あれ?意外にもう復興してるんやなーって思ってたのが一転。
災害センターからサテライトセンターまでの景色は急に変わり、まさにテレビで見てたあの光景が広がってた。
言葉もなくただバスの窓からじっと見てた。
サテライトセンター到着後、また軽い説明を受けボランティアに向かう先を振り分けられ、私たちはもう1つの4人チームと合同になり8人で向かうことに。
そこから徒歩で現地へ向かう。
この辺りは真備地区で一番被害の大きかった地域のようで2階まで完全に埋もれてしまっていたとのこと。
途中にあるコンビニとか車屋さんとか、もうあるのは外枠だけで中は浸水で全く原型を止めてへん。
私たちが向かったお家は高齢のお母さんと娘さんがいらっしゃり、庭にある倉庫の中と庭の荷物を外に出して欲しいとのこと。
完全に水に浸かってて全部がめちゃくちゃ重い!! 特に布団!!
泥と水含んでて重いわ破れるわで二人がかりで運ぶ。
あとは庭にあった植木とかブロックとかを一つずつ運び出す。
でかい資材とかもあって、こりゃ女性二人で外に出すのは不可能やわ。
8人で途中休憩とりながら進めたらわりと短時間で全部運び終えてお家の方が
『もう今日はこれで結構です。ありがとうございました』
と言って下さり、その後当時の様子を話してくれて。
川が決壊して一気に水がきて2階の小さい窓から屋根へ逃げ救命ボートが来るまで屋根に捕まってたって。
娘さんは『クヨクヨしててもしょうがない!笑うしかないわ!』て気丈に話してくれてたけど、それはもう現実にあったこととは思えんぐらい壮絶な経験やったと思う。
瓦礫の山は地域全体にあって、それをトラックに積んで廃棄場へ持っていく仕事がまだまだ…
何度も何度も『ありがとう』て頭下げてくれて帰る私らを見送ってくれた。
体にはくれぐれも気をつけて。
勿論、ボランティア先で写真撮るなんてあり得んし、最初の説明でも『たまに記念撮影して帰られる方がいらっしゃいますが、被災された方々も大変疲れてますしそのような行為は控えて下さい』と受けてたし、撮る余裕なんかそもそもないし。
でも今はこんな状況やとゆうことをどうしても伝えたくて、帰りのバスの中から三枚だけ撮らせていただきました。
今は何事もなかったかのように穏やか。
ボランティアセンターでは皆さん『ありがとう!ご苦労様!』て声かけて下さりドリンクとか手袋、ゴーグル、マスクも完備されてて『ほれ、ドリンク持ってってー!』とか『タオル冷やしてるから持ってきー!』とかめちゃくちゃ手厚い対応していただき、逆に恐縮です
みんなが今出来ることを、ちっちゃいことでもおっきいことでもまずは行動に移すことが大切。
私も今回初めて災害ボランティアに参加させていただき、やっぱりテレビでは伝えきれてないこともあって、行って自分の目で見れて良かったなって思った。
今必要な支援は何か。自分が出来る支援は何か。
改めて考えさせられるいい機会やったしいい経験ができたと思う。
復興への道のりはまだまだ長い。また私にも手伝えることがあれば現地にも行きたいと思う。
正直、今回の西日本豪雨災害のあとTwitter見てて災害のツイートとか救助のツイートの合間にどうでもええツイート、遊んで来た!楽しかったー!みたいなのとか流れてくんの見てなんか悲しくなってね。しばらくTwitter開いてへんかったりもした。
でも、被害のなかった地域は誰にも気にすることなく今を楽しんで当たり前に生きたらええんやんな。
当たり前に生きれることを大切に思いながら生きていきゃええんや。
その中に少しでも被災された方や被災地を思う気持ちがあれば、それでええんや。
なんかやっとそう思えるようになった。
当たり前の今日があることに感謝して、私は私の支援続けていきたいなーって思えた今回の経験でした。
これで終わりじゃなくこれからやで。
あ、あとボランティア終わった後にIさんと駅から歩いて10分ほどのとこにある温泉施設に汗を流しに行こうって話てたら、ご一緒してくれてたHさんご夫妻が
『車で来てるから乗せてってあげる!暑いから乗ってきな!』てゆってくれて
岡山の人らなんぼええ人やねん!!!
ほんまありがとうございました。
素敵なお土産いっぱいもらって帰ってきました
風呂の後のビールがそりゃもう美味かったことは言うまでもない
皆さん、ほんまありがとうございました!!
またいつか会えたらうれしいなー。
暑い日が続いてるけど体には気をつけて。
一緒に頑張っていきましょう!!!