最近、息子が中学校から色んな「残骸?」を持ち帰ってきます。



フタの「パキッ」と折れた水筒とか。




ふざけて『ポーン』と放り上げて、キャッチし損ねたとか・・・。

まあ他の人を怪我させたりしなければ、ぜんぜん気になりません。

(もちろん出費はイタイけれど、もうしゃあないしあせる




それから、穴の開いた靴下とか。




先生からの連絡帳には

「xxの場面でイライラしてしまい、靴下にあいていた穴を大きく広げてしまいました」

とある。


うーむ( ̄ー ̄;。

もともと靴下に穴があいていたことに、まったく気付いていなかった父。

お恥ずかしい・・・


しかも、この靴下、捨てようとしたら、「捨てないで!」って。


こ、これ、取っとくんスか??

マジですか・・・



NAOTO


え、まだこのシリーズ続くの?

いい加減、しつこくない?

もう前回がヤマだったでしょ?

・・・と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが。

その5まで、お付き合いくださいm(_ _;)m。

実は、これが一番言いたい!!


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



中学最後の体育祭が終わった。

少しの寂しさと、でもとても爽やかな気持ちで、学校を後にした。

本当に、思い出深い体育祭になり、先生方と生徒さんたちに感謝の気持ちでいっぱいで。

何より息子にとっても、納得いく形で終わることができて、本当によかった。



その後、帰宅してすぐに息子が

「DVDを借りに行きたい!」

と言いだしたので、近くのレンタル店に向かう道中でのこと。



同じ中学の他学年の生徒たちが15人くらい、ワイワイ集まっていた。


最初は「お、同じ中学の子たち。帰りなんだな」くらいに思っていた。


でも近くを通りすがる時、妙な雰囲気があり。


自分たちが通り過ぎた直後、その中の1人が、他の子にふざけて「とびひざげり」のようなことをした。


ふりかえってしばらく様子を見ていると、向こうもそれを感じ取り、「とりつくろう」ような微妙な雰囲気に。


どうするべきか、迷った。


少なくとも、このまま通り過ぎることはできない。


でも、今注意したところで「いや、ふざけていただけ!」「プロレスごっこだから」とか言ってごまかすんだろう。


他にもじゃれ合っていた子供たちが、こんな「進入禁止マーク」にあたり、元の場所からかなりずれてしまった。




それでも、無視して通り過ぎようとしているのを見て、ここで割って入って注意。

「おい、お前ら!そのまま行く気か!?」

他にもいくつかの言葉を、かなり厳しく言い放った。


周囲は水を打ったように静かになり、子供たちはふざけ遊びを止め、散っていった。



もっと別の言い方もあったかもしれない。


やり方が良かったかどうかは分からない。


それでも、その場を「解散」させることはできたし、最低限やるべきことはやれただろうか。




体育祭で先生方が、あれほどがんばって下さった直後にあったこと。


「よかったよかった」だけで終わらず。


自分は、自分の持ち場で、しっかり責任を果たしたい。





「できることは、きっとある」

「自分は、それをやりつづけよう」

「きっとそんな行動の積み重ねが、もっと生きやすい社会づくりにつながるはず」




改めて、そんなことを痛感したのでありました。



(5話までお付き合いいただき、ありがとうございました)




NAOTO


組体操とダンス、相当高いレベルでがんばった。

ただ、体育祭も終盤に差し掛かったその頃、息子周辺になんだか不穏な雰囲気が(゚_゚i)。

先生に「ちょっと来ていただけますか?」と呼ばれて、近くに行ってみると。


「100m走、やりなおしたい!\(*`∧´)/」

と怒りまくっている・・・


そ、そんなこと父に言われても・・・(・・;)


100m走での不満がきっと、今になって噴き出してきたよう。

そんな簡単に切り替えられるとは思っていなかったし

「ああ、やっぱりそうだよね・・・」という気持ち。


けど、だからと言って本当に「レースをやりなおし」なんてできるはずもなく。


グラウンドの目立たない場所で、持参していた「パンチグローブ」にパンチグーして、気持ちを少しでも発散。


あとは、とことん休憩して気持ちを必死に抑えようとしていた。


そこで、一部始終を見ておられた先生方から、提案あり。

「体育祭が終わったら、もう一度走ってもらいましょう」

本人もそう希望しているし、それはぜひお願いします、とお伝え。


何とか体育祭が終了。

ふりかえり学活も終わり。

さあ「100m走のやりなおし」。


あ、あれあせる

本人だけでなく、他にも4名の生徒たちも運動場へ。

先生方も、何名か運動場へ出てくださり。

ゴールテープゴールまで準備して、

なんと

"On your mark(位置について)"

"Get set(よーい)"

"パン!(ピストル音でスタート!)"

・・・の雰囲気まで、本番と同じに。


まさかピストルスターターまで撃ってくださるとは。

レースも、本人が一番でゴールテープが切れるよう、他の生徒たちは付き合ってくれた。

この後、本人はとてもスッキリした表情に(雰囲気がガラリと変わっていた)。


もうなんというか、感無量でした(ToT)

先生方、「本当にありがとうございます」

付き合ってくれた生徒のみんな、「本当にありがとう」


もうそれ以外に、言葉が見つかりませんでした(ToT)


先生方にお礼を述べ、爽やかな気持ちで学校を後にしました。


(その5へつづきます)


NAOTO