カープファンには
今、旬の大型左打者である。
育成選手である彼は
現在124番と言う
重たい番号を背負い
支配下登録目指し
この秋季キャンプを
元気に人一倍声を出し
頑張っている。
監督が新井に変わり
俄然、注目を集めてきて
その新井監督からも
期待の選手として
名前があがるほど
潜在能力の高さを持つ。
実は、今年の春キャンプも
育成でありながら
一軍キャンプ抜擢という
チャンスはあったが
体調不良から出遅れ
ついに支配下登録もされず
一年を終えた。
私は
このオフには自由契約か
戦力外通告を受けるのか…
と思ったが
やはり持ち前の
長打力は捨てがたく
もう一年チャンスを
もらえたように思う。
そして彼に取って良かったのは
同じ境遇と自ら発言した
新井監督が就任したことだ。
監督の弟である
新井良太コーチも
木下の持つパワーに注目し
見守っていると聞く。
そんな木下が
新井コーチに
「どうしたら強く振り
遠くに飛ばせるのか」と
質問したらしい。
新井コーチの方針は
自ら教えるのでなく
選手から聞いて来たことに
アドバイスする考え。
むやみやたら教えるのでなく
選手が疑問に思ったことを
共に解決する指導法。
これはある意味
我々経営者にとって
参考になるコーチングである。
元横浜ベイスターズ監督で
中日OBの権藤さん。
投手コーチとして名伯楽と呼ばれ
多くの投手から
信頼された人である。
その権藤さんが
コーチングの
基本とされたのは
「教えて覚えたことはすぐ忘れる。
しかし自分でずーっと
やり続けたことは覚える」という
選手の自覚に基本を置いた指導法
これはとても貴重に思う。
自分の立場を考え
どうやったら
生きていけるか…
そう思案する人間は
成長速度が本当にはやい。
その根底には
いまでは死語に近い
ハングリー精神がある。
会社でも
一人前になる
スピードの早い人は
良い意味での
目的意識を持っており
自分の生活の為に
課題解決に向けて努力する。
これは何時の時代でも
同じに思う。
そして
その時の上司の影響も
大きい。
話が横に逸れたが
木下選手には
本当のチャンスが到来した。
それだけに
少々の怪我でも
克服する術を会得し
一日も早く
支配下登録を勝ち取り
大輪の花を咲かせて
欲しいと願う。
安芸葬祭・エキキタホール
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