太平燕(タイピーエン)&甦る熊本城(23.12.25) | オレンジの普通でHappyLife♪

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2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

その後は熊本城稲荷神社に参拝、既に記事アップはしています。
稲荷神社を後にし、いよいよこの旅行の一番の目的である、熊本城へ向かいました。
坪井川沿いの国指定重要文化財長塀を観ながら、見学可能ルートへ向かいます。
ご存じの通り平成28年の熊本地震で被害を受けた熊本城は、現在ほとんどのエリアが立入規制区域となっており、特別公開されている2ルートのみで見学が出来ます。
 
主人は2度目の熊本城。
私は高校の時の修学旅行で、福岡・長崎・熊本県に行ったのですが、熊本の中では阿蘇に行ったのは確実に覚えているのだけど、熊本市内のどこに行ったのか(どこも行っていないのか?)全く記憶がなく汗
記憶的にも気持ち的にも初めて行ったお城と言う感じで見学をしました。
 
加藤清正公銅像
 
しろめぐりんバスの車体は熊本城になっていました。
他に無料シャトルバスも運行しているようです。
 
見学にかなり時間が掛かると思うので、先にランチにしました。
桜の馬場に位置する城彩苑には、熊本県下のお食事・お土産処23店が軒を連ねます。江戸時代の城下町を再現した桜の小径は雰囲気も良く楽しかったですが、どこも混んでいたのと、座ってお食事したかったのですが、そういうお店は結構混んでいてお店を選ぶのに迷いました~
その中の1軒、麺屋山むらさんに入りました。
熊本ラーメンと太平燕が食べられるお店でしたラーメン
 
主人はビール、私はマンゴージュースジュース
 
2人とも太平燕(タイピーエン)にしました。
主人は熊本のラーメンにするのかと思ったんですが、お腹が痛くなったら困るから止めたそう。
私は以前働いていた職場の社員食堂で食べたことがあるのですが、本場で食べたことがなかったので、食べてみたくて。
麺はヘルシーな春雨で、お店にも寄ると思いますが、野菜や魚介、豚肉が入っているのが定番のご当地麺料理。
スープは豚骨と魚介の出汁でコク深いけれどしつこくなくとっても美味しく、豪華な麺でした。
 
麺が春雨だと知らずに頼んだ主人は、ちょっと失敗だったみたい。
説明書きに書いてあったのにあせる
熊本市にふるさと納税をし、返礼品を楽天トラベルクーポンで申し込み、3泊目のホテルでそのクーポンを利用して宿泊したと数日前の記事に書きました。
今回熊本旅行を計画したのは、そのふるさと納税をした時、ワンストップ特例制度の書類と一緒に、熊本城の復興城主が送られて来たからでした。
主人の名前で納税したので主人の分だけですが、復興城主になれると知らなかったので(書いてあったのかサプライズかは、?)とっても嬉しくて。
ではと計画したのでしたウインク
城主証・城主手形などが届いていました。
熊本城では常時寄付を受け付けていますし、ふるさと納税でも受け付けています。

城主の特典として、熊本城入場料金無料以外にもいくつかの施設が無料で入れたり、提携施設で特典があったりしました。

ランチを食べたお店ではドリンクが無料でいただけ、マンゴージュースをいただいたのでした。

 

見学可能ルートは北ルートと南ルートの2ルートありますが、平日・土曜日の入出場は南ルートのみで、日曜・祝日は北ルート・南ルートどちらからも入出場出来ます。

 
私の分の入園料をお支払いし、特別公開ルートの見学をしました。途中からは、間近で見られる特別見学通路(空中回廊)からの見学となります。
早速見えて来た石垣の高さや規模に驚きましたが、それ以上に崩れた部分が生々しくてわかっていたけれど衝撃でした。
左側の方の修復はまだまだのようです。
 
数寄屋丸二階御広間
地震により、復元された建物の下部の石垣が崩落。また、左部分の石垣もほとんど崩落し、上面は地割れも生じていました。
 
途中からは、特別見学通路を通って見学します。
それにより、近くから被害状況や復旧工事の様子を見学出来るようになりました。
復旧工事が進むにつれ、お城の状況や見学出来るコースも変わったりしていくのでしょうね。
 
天守閣が見えてきました。
熊本地震では瓦の落下や石垣の崩壊、建物の一部損傷などの被害を受けました。復旧工事を経て令和3(2021)年に天守閣の復旧が完了したそうです。
 
二様の石垣
古い石垣(右側)に新しい石垣(左側)を築き足したそう。
新しい石垣の方が地震で沈下したそうです。
 
飯田丸五階櫓

熊本地震で石垣が多数崩落する中、建物を支える柱のように残り、ニュースなどで「奇跡の一本石垣」と報道された飯田丸五階櫓の石垣の復旧が進んでいるそうです。

櫓は解体され、石垣の復旧作業をしており、27年度に復旧完了する予定だそうです。

 
この姿をニュースで観た方も多いと思います(公式サイトのお写真をお借りしました)。
 
連続枡形
6回折れ曲がる通路は、熊本城の防御の高さを物語っていました。
自信によって石垣が崩落しましたが、改修して今はきれいに。
今後積みなおして行くのでしょうね(左側がコンクリートで仮抑えしているのがわかりますね)。
 
熊本城全体の復旧完了は37年度の予定でしたが、15年遅れ2052年度になる見通しだそうです。
文化財の価値と耐震性を両立させて地震前の状態に戻す作業はとても大変で時間が掛かる作業なのでしょうね。
お城にいた職員の方にお話を聞いたのですが、熊本城跡にある石垣は文化財保護法に基づく国の特別史跡のため、原則伝統的工法で地震前の状態に戻す必要があるそうです。修復のためでも、むやみに現代的な工法を採用出来ないんだそう。
復旧のために石垣を一度解体しましたが、元の通りに石垣を戻すため、写真を撮ったり番号を振り、元々積んであった通りに間違いなくその番号の石垣を積んでいく作業をするそう。
飯田丸五階櫓だけでも463個の石垣があったそうですが、熊本城全体ではどれだけの石垣の積みなおしをするのでしょう・・・
考えただけでも途方もなく、終わりがないような作業をしていくのですね。
 

築城の名手と謡われた加藤清正により築かれた熊本城は、西南戦争によって大天守・小天守・本丸御殿などが焼失。

西南戦争の際、最後まで熊本城を攻略出来なかった西郷隆盛が「おいどんは官軍に負けたのではない。清正公に負けたのだ」と言った話は有名ですね。

昭和30(1955)年に国の特別史跡に指定され、昭和35(1960)年の熊本国体開催と築城350年を期に、一般からの寄付も募り1億8000万円の費用をかけて外観復元で大小天守と平櫓、塀などを再建しました。

 
この後天守閣内の見学をしましたが、お写真多いので次回記事にします。
 
熊本城全体が復旧完了する2052年に観ることは無理でしょうが、今後も復旧していく熊本城を数年置きに観に行ってみたいと思いました。
 
私達が行った日は月曜日で、北ルートからの見学は一部しか出来ませんでした。
加藤神社や大手門などまで遠くからでも観てみたいと思う方は、日祝日に行ったら観れるので、その曜日に行かれたらいいと思います。
 
まだまだ瓦や石垣などが崩れているところがあり、被害の甚大さに改めて衝撃。
熊本に行った1週間後に、場所は違いますが、また震度7にもなる地震があったんですよね。
 
 
未申櫓
 
次回で、九州旅行記事最後です。
今日のパートは7~9時で、その後は眼科などに用事があって梅田に行ってきます。
9時まではホールは1人だから(平日はそういう人員の決まり)忙しくないといいな~