西国三十三札所巡り満願⑤第31ー33番札所&番外札所に届き物 | オレンジの普通でHappyLife♪

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2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

今日も引き続き、西国三十三札所巡りをまとめてアップします。

 

第31番札所長命寺[滋賀県近江八幡市]

天台宗系単立寺院で山号は姨綺耶山、開基は推古天皇27(619)年聖徳太子による。

長命寺山(標高333m)の南西の山腹標高240m辺りに位置し、かつての巡礼者は30番札所の竹生島宝厳寺から麓の長命寺港(標高87m)に船で上陸し、長命寺に参詣したそうです。

仏教が伝わる前から巨石を自然崇拝が行われていた神体山とされ、古くから特別な場所だったそう。

琵琶湖岸から808段の石段を上りきった高台からのパノラマは絶景で、織田信長・豊臣秀吉・浅井長政ら近江所縁の武将により守られた伽藍が素晴らしい寺院です。

 

本堂 重要文化財 厨子は大永4(1524)年のもの

 

直線型に並ぶ伽藍

 

 

第32番札所観音正寺[滋賀県近江八幡市]

天台宗寺院で山号は繖山、開基は創建は推古天皇13(605)年聖徳太子によると伝わるそう。

標高約433mの繖山山頂付近にある観音正寺へは、参詣道の石段を40分ほど上る必要があります。

応仁の乱の際、近江の守護佐々木六角氏が居城を築き、幾多の戦火に見舞われた山城と化した時代もありました。

その観音寺城は永禄11(1568)年に織田信長の軍勢に攻められ落城、数年後に観音正寺も焼き討ちに遭い全焼し、再興されたのは慶長年間のことだそう。

観音寺城は七尾城・月山富田城・春日山城・小谷城とともに日本五大山城の1つです。

 

気が遠くなるほどの石段

 

本堂

 

 

第33番札所華厳寺[岐阜県揖斐郡揖斐川町]

天台宗寺院で山号は谷汲山、開基は延暦17(798)年大口大領が発領、豊然上人による。

 

西国三十三所第33番札所、満願結願の寺院です。

巡礼を締めくくる33番札所のため、各札所でいただいた散華を貼る台紙なども販売していました。

 

本堂 明治12(1879)年豪泰法印によって再興

 

笈摺堂

花山法皇が禅衣(笈摺)、杖、及び三首の御詠歌を奉納したそう。

この堂には今も西国三十三所巡礼を終えた人々が奉納した笈摺、朱印帳等が置かれ、多数の千羽鶴が奉納されています。

千羽鶴は折鶴が笈摺(おいづる)にちなむことから奉納されているそう。

 

華厳時では西国三十三番の結願札所として花山法皇が詠まれた御製三首の御詠歌にちなみ、3つ御朱印を行っています。

3つの御朱印とは本堂(観音堂)、満願堂、笈摺堂を指し、それぞれ現世・過去世・未来世を意味しているそうです。

 

 

西国三十三所の「33」は、法華経の観音経に書かれた観音菩薩が人々を救うために三十三の姿に変化すると言う思想から来ているそうですが、それ以外に番外札所が3寺あります。

巡礼の道中に開基である徳道上人や再興させた花山院ゆかりの寺院が3か所含まれていて、それが番外となっています。

こちらもコンプリートしているので併せてまとめます。

 

法起院[奈良県桜井市]

真言宗豊山派寺院で長谷寺の塔頭寺院。

西国巡礼は長谷寺の徳道上人が養老2(718)に始めたと伝わっていますが、その上人が天平7(735)年にこの地で隠棲したことが寺の始まりだそう。

 

本堂(開山堂)

 

 

花山院[兵庫県三田市]

真言宗花山院派本山寺院で山号は東光山、開基は白雉2(651)年法道仙人による。

東光山(標高約421.3m)の標高395m辺りに位置。

西国巡礼は長谷寺の徳道上人が養老2(718)に始めたと西国巡礼を270年後に復興させたのが花山法皇。

その花山法皇が晩年を過ごし、お墓もある寺院です。

 

2つの本堂(左:花山法皇殿・右:薬師堂)

 

 

元慶寺[京都府京都市山科区]

天台宗寺院で山号は華頂山、貞観10(868)年に陽成天皇を産んだ藤原高子の発願により定額寺として建立。

開山は六歌仙の1人である僧正遍昭で、元慶元(877)年に陽成天皇の勅願寺となり元慶寺と改められました。

西国巡礼を復興させた花山天皇が寛和2(986)年、この寺で藤原兼家、道兼父子の策略により出家させられ、花山法皇と称したそう。

花山法皇ゆかりの寺と言うことで、西国三十三所番外札所となっています。

 

山門

 

 

西国三十三所札所巡りをするようになったきっかけは、「西国三十三所をめぐる本」を店頭で見かけ買ったことによると①にも書きました。

その際、「駅からはじまる西国三十三所めぐりスタンプラリー」にも参加していました。

 

スタンプラリーはコロナ後で変更になりましたが、デジタル化したというだけで、趣旨は変わっていません。

・指定の駅に掲出された二次元コードをスマホで読み取る

・駅で獲得したデジタルスタンプ画面を提示するとオリジナル散華がいただける

・札所でご宝印(御朱印)をいただくとオリジナル散華がいただける

・デジタルスタンプが集まった数によって懸賞に応募できる

 

以前は実際にスタンプを押して集める形でしたが、デジタル化され、それ以前に集めたのは事務局にスタンプラリー台紙を郵送するとスタンプ用の二次元コードを印刷した資料を返送してくれました。

もちろん、行った札所の二次元コードしか載っていませんでしたよ。

それを読み取りこちらも全部集まりました。

 
こちらはずっと出来るようなので、また集めなおすのもいいですね照れ
スタンプが全部集まったのでプレゼントに応募したら、主人が毎回2名当選のマッサージ機器が当たりましたグッ
大抵私の方がくじ運いいのに、今回は主人だった~
商品はメーカーの都合で変わったのですが、めちゃくちゃ気持ち良くって最高です飛び出すハート

 
行った札所の数によって都度応募出来たのですが、過去には万歩計やお線香セットなどが当たりました。
 
満願達成しオリジナル散華が33枚集まると、もれなく散華を貼ってコレクションできる特製散華台紙か、オリジナル手ぬぐいがもらえます。
我が家は特製散華台紙をいただきました。
この台紙は販売もしていて1300円だそうですので、いただけて良かったです。
 
この台紙に・・・
 
いただいた散華を貼りました。
 
主人と私の分2セットあるので、貼ったものを母に送ろうと思います照れ
すっかりボロボロですが本も一緒に送り、各札所がどんなところなのか、札所巡りはどんなものなのか知ってもらえたらと思っています。
本は暇つぶしにもなりますしね。
 
スタンプラリーは現在も続いていますので、ぜひチャレンジして下さいね(特に関西の方)!!
札所に行った時に記事にし、こうしてまとめて記事にもし。
何度も読んで下さった皆さん、ありがとうございました。
今後も行くことがあれば記事にするとは思いますが、一旦まとめまで済んですっきりしましたおねがい

今日はお出掛け中なので訪問が送れます。