歌枕の地多賀城跡(2017.12.26)♪ | オレンジの普通でHappyLife♪

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2015年7月に主人の転勤で大阪へ。
その後は埼玉(東京勤務)→金沢→埼玉(東京勤務)→金沢→大阪と毎年引っ越し転勤生活。
いつまで住めるかわからないので、後悔なく転勤先を楽しみたいです♪

青春18きっぷを使っての冬の東北旅音符

旅の3日目・最終日は仙台駅からJR東北本線に乗り、4駅先の国府多賀城駅で降りました。

ここから多賀城跡に向かいました。

ちなみにJR仙石線に多賀城駅がありますが、そちらを利用すると多賀城跡まで徒歩30分くらいとかなり歩くので、間違えないように注意が必要です注意

前日仙台に着いた後こちらに来ようと思ったのですが、強風で東北本線は運行していなく、仙石線しか運行していなかったので来るのは止めました。

 
国府多賀城駅では、たがもんが出迎えてくれました音符

 

駅から徒歩5分ちょっと、まずは浮島神社に向かいました。

周囲に民家がない時代には浮島のように見えたことから来ているとか否とか。

 

創建年代は不明ですが、多賀城が栄えた平安時代には既に存在していたと伝わっているそうです。

お掃除をしていた方に、パンフレットをいただきました。

 

多賀城は都人憧れの「歌枕の地」として知られているそうです。

 

しほがまの 前に浮きたる 浮島の 浮きて思ひの ある世なりけり

          新古今集 伝山口女王

 

多賀城に向かって歩いていると、こんもりとした土塁のようなものが。

こちらは館前遺跡と言い、多賀城に赴任した国司の館跡だと考えられているそうです。

 

さらに歩き、多賀城跡に着きました。

外郭南門跡だそうです。

 

多賀城は神亀元(724)年に大野東人によって創建され、陸奥国府と鎮守府が置かれました。

約900m四方の広大な城内の中央には、重要な儀式や政務を執り行った政庁があったそうです。

平城宮跡(奈良県)、太宰府跡(福岡県)とともに日本三大史跡に数えられています。

多賀城は大和朝廷が蝦夷を制圧するため、軍事的拠点として築いた城柵だったそうです。

 

こちらの覆屋の中には、多賀城碑(壺碑・つぼのいしぶみ)が立っています。

 

『西』と言う字しかわかりませんね汗

重要文化財なんだそうですよ。

 

こちらの碑は那須国造碑(栃木県)、多胡碑(群馬県)とともに日本三古碑の1つに数えられる奈良時代の古碑だそうです。

平城京や各国境からの距離、多賀城の創建や修造について141文字で書かれているそうです。

 

むつのくの おくゆかしくそ おもほゆる つほのいしふみ そとのはまかぜ

          山家集 西行法師

 

 

政庁南大路跡

多賀城の中で最も重要な道だったそうです!

 

 

政庁正殿跡

 

こんな感じだったのかな?

 

多賀城

宮城県多賀城市市川

JR東北本線・国府多賀城駅より政庁跡まで徒歩約10分

 

多賀城神社

こちらは昭和27年創建の、市内で最も新しい神社だそうです。

 

多賀城神社

宮城県多賀城市市川字大畑

 

もっと歴史がある、貴船神社にも寄りました。

京都の貴船神社と同じ名前なんですね。

鳥居が笹で覆われていますびっくり

 

樹齢480年の樫の木だそうです。

 

 

貴船神社

宮城県多賀城市市川字金堀

 

この変わった形の石は、伏石と言うそうです。

弘安10(1289)年と刻まれた、鎌倉時代の板碑だそうです。

 

多賀城市のマンホール蓋は、壺碑を収める覆堂の周りに、サクラが描かれていました。

 

同じデザインのハンドホール。

 

帰りは国府多賀城駅からではなく、陸前山王駅から仙台駅に戻りました。

こじんまりとして可愛らしい駅でしたよ。

 

多賀城跡にはあやめ園があり、初夏には綺麗なあやめが楽しめるそうです菖蒲 あやめ

また史都多賀城万葉まつりが10月に開催され、万葉衣装行列があったり、うた詠みなどが楽しめるそうです。

 

多賀城 日本100名城スタンプ↓