神経伝達物質って何?その①アセチルコリン | 【浦和 くら整体院のブログ】

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何回かにわたって神経伝達物質のカラダへの情報伝達をわかりやすくお伝えしていきます。

生涯の間にうつ病を始めとする何らかの精神疾患(こころの病)にかかる割合は、日本では5人に1人、世界では4人に1人と言われています。
それほどまでに身近な存在である精神疾患の原因や原因不明のカラダの不調には神経伝達物質が関係しているかもしれません!

神経伝達物質とは

脳内には神経細胞(またはニューロン)という情報を処理したり、伝達したりする細胞があります。神経細胞と神経細胞の間にはシナプスという情報の受け渡しが行われる部分があるのですが、そのシナプスで情報の受け渡しを行うのが神経伝達物質なのです。
つまり神経伝達物質とは、脳内の神経細胞が他の神経細胞へ情報を伝達する際に使われる物質の事をいいます。

……意味がわからないですよね(笑)
わかりやすく図説しますのでこちらをご覧ください。

神経細胞、シナプスと、神経伝達物質

神経細胞同士がくっつきそうになっている端と端の部分がシナプスです。そのシナプス間でやりとりされているものが神経伝達物質ですね。
この情報の受け渡しを行うシナプスですが、情報を発信する側をシナプス前細胞、受信する側をシナプス後細胞といいます。シナプス前細胞から神経伝達物質が放出され、シナプス後細胞の受容体に結合することで情報の受け渡しとなるのです。

これをさらに簡単に考えていきます!

例えば、普段から使っている洗濯機があったとします。
洗濯機が突然不具合を起こしてしまい、電源が入らなくなってしまいました。これでは洗濯ができないのでどんどん洗濯物がたまっていってしまいます。これは大変な事態です。
その場合まずはメーカーに問い合わせの電話をしますよね。
それを踏まえた上でこちらをご覧下さい。

神経伝達物質の流れをわかりやすくした図

左側の人が皆さんで、右側の人がメーカー担当者、これは神経細胞です。
電話機はシナプスで、皆さんが持っている方の電話はシナプス前細胞、メーカー担当者が持っている方の電話はシナプス後細胞です。
そして電話をつなぐための電波が神経伝達物質です。

 

 

今回は代表的な神経伝達物質 アセチルコリン!についてアセチルコリンは、副交感神経の興奮や交感神経の抑制、運動神経の伝達物質として働く脳内物質(ホルモン)です。

アドレナリンが交感神経を刺激するアクセルだとしたら、アセチルコリンはそれにブレーキをかける役割を担います。

アセチルコリンは、脳の中の側坐核と呼ばれる部位の神経細胞に、一定レベルの「刺激」が来た時に放出されます。

 

ちなみに神経伝達物質とホルモンとの違いは、前者が、神経細胞のあいだで情報を伝達するのに対して、後者は血液中に放出されて情報を伝達する。前者は短時間しか作用しないが、後者は比較的長く作用する。

 

イメージとしてはこんな感じです・・・図参照

  ① 神経系 ② 内分泌系
 構成  軸索、シナプス     内分泌腺、受容体
 移動するもの     電気信号  化学物質=ホルモン   
 移動ルート  神経網  血管網
 速度  少しは速い  極めて遅い
 効果の持続  短時間  長時間
 例えば  有線電話  郵便

 

冒頭で説明した「作業興奮」を引き起こすのもアセチルコリンですが、これは作業自体が側坐核への刺激となり、側坐核が自己興奮を起こすことによりアセチルコリンがどんどん放出されるためです。

アセチルコリンは午後から夜にかけて出やすくなっていき、睡眠中はレム睡眠時に脳内の記憶を整理する役割を担います。

記憶や認知機能に影響を与えるものであるため、アセチルコリンとアルツハイマーとの間には密接な関係があるそうです。

 

アセチルコリンが果たす効果について、以下に列挙します。


・やる気スイッチON

・認知機能やひらめきに寄与

・睡眠時の記憶整理

・脳や体の休息を促進

「アセチルコリン」はメディア等では普段あまり耳にしない言葉ですが、このようにわたしたちの生活にとても大きな影響を与える脳内物質なのです。

 

前述のとおり、睡眠中にはアセチルコリンの分泌は高まります。

これにより、脳や身体の休息を促進します。

アセチルコリンを用いた脳の休息法については、短時間の「昼寝」がおすすめです。

僅か30分の睡眠で、脳のパフォーマンスが30%以上向上することが種々の実験からわかっています。



さらに、昼寝の習慣はアルツハイマー病を予防します。

日本人を対象にしたある研究によると、毎日30分以内の昼寝習慣がある人は、そうでない人たちに比べてアルツハイマー病発症リスクが5分の1になるそうです。

しかし、昼寝時間が一時間以上であると、アルツハイマー病の発症リスクは逆に2.6倍にまで高まるそうです。

つまり、一日30分以内の昼寝が最適であることがわかります。

 

アセチルコリンがヒラメキを生む

アセチルコリンは、睡眠時の他にも瞑想時やウトウトしているとき、リラックス時などに放出されます。

アセチルコリンが分泌されると、脳内で記憶を司る海馬に刺激を与えます。

すると、海馬はシータ波と呼ばれる脳波を出します。


シータ波は、気持ちが落ち着いているときに出るアルファ波よりも周波数が小さく、ヒラメキに直結する脳波です。

何故なら、シータ派が出ている状態は、脳内の情報と情報とを結びつけるシナプス同士の結合が無数に行われているからです。

論理を超越した情報(シナプス)の結合が生じるため、シータ派が出ているときは面白いアイデアが生まれやすい状態なのです。

睡眠時に奇想天外な夢を見るのも、アセチルコリンが放出されることにより同様のことが起こっているためです。

 

アイデアが生じやすい環境:創造性の4B

アイデアが生じやすい場所として、「創造性の4B」という言葉があります。

これは、ベッド(Bed)、バー(Bar)、お風呂とトイレ(Bathroom)、バス等の乗り物(Bus)の頭文字Bを指しています。



どれも、真剣に考え事をするというよりも、ゆったりとくつろぐような場所ですね。

これらの環境は、アセチルコリンが出やすい環境であり、面白いアイデアが生まれやすいのです。

また、アセチルコリンは前述の通り夜に近づくに連れて分泌されやすくなります。

従って、脳がシャキっとしていてセロトニン優位である午前中には論理性が高い困難な仕事に取り組み、午後のまどろんでくるような時間帯はクリエイティブな活動を行うのが良いですね。

ただし、ヒラメキを生むためには、その元となる大量の情報のインプットが欠かせません。

天才達のヒラメキも、膨大な時間(努力)により培ったインプットが支えているのです。

 

まとめ

作業興奮を引き起こしてやる気を高めたり、ヒラメキを起こしやすくしたり、睡眠時にも記憶に関わる重要な役割を担う脳内物質アセチルコリンについて説明しました。

脳の特性を理解することで生活を最適化し、時間密度を何倍にも高めていきましょう!

次回はセロトニン!


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