木魅

木魅

黄昏を愛し、自然を愛し
縄文時代、弥生時代に憧れる私です。

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人とは、とてもおもしろく不思議である。
未知である。人の思考とは、他者が想像している以上に複雑であり、単純なものではない。

自分に関わる者や、嫌われたくない者には
己の思いや真実を告げる事もせず、何故か穏便に波風立たせず、現状を保とうとする。

嫌われたくないから。
己と関わるからだという思いだけで本音も本心をも伝えない。

鎧をまとい、心の中で思っている本音を発する事等しない姿を他者は

『仲が良い』

等という。

お互いの本音とは、どのように感じているのかを考えもせずに、見たままを全てだと思い込む。
人とは、情けない。
そして、物凄く弱い生き物だ。

動物、植物、鳥や魚とは
厄介な生き物ではなく、とても純粋だ。

この地球には、純粋な思いの生き物ばかりなのに、何故、人とは、複雑な生き物なのだろうか。

全ての生き物には心がある。
人にも心があるのにも関わらず、どうしてこんなに複雑であり、無知なのだろうか。

群がる事こそが強さであり、仲間。
そして、群がれば思考も一つの事に意識が向かい楽しめる話題として、単独の者を攻め立て
噂を楽しむ。

とても弱い生き物だ。人間とは弱い。
どんな生物よりも弱い。

弱いからこそ、見たままを信じて考えようとはしない。

だが、最近の人間とは、個々に意思が強くなり
孤独でいようとも、己をシッカリと持ち、ぶれないモノを信念として持っている。

その信念を抱く者を世間は

『オタク』というのかも知れない。

オタクとは、一つの事を追及し、世間から認められれば功績となり、認められる。

音楽家も研究家も作家も
漫画家も、一つの事を追及していた筈だ。

周りから認められない時には周りから蔑まれた時もあっただろう。

蔑んでいた者とは、成果を成し遂げた方に対して
以前とは真逆な言葉を発するだろう。

表と裏
それが人間であり、人である。

この地球に生きる生物の中で、とても複雑であり
本音をさらけ出す事を恐れ
自分を守る事を、全身全霊で突き進む弱い生き物だ。


純粋な思いを忘れ、保守的な思考を第一に考える事とは、真の平和ではない。
武器を持ち、戦うだけが戦争ではなく
心の距離こそが、平和ではないだろうか。

偽る事を平気で行う者を見るたびに
人間とは、弱い生き物であると、気付き虚しくなる。

その偽りが強さであると信じて動く。
人間とは、とても弱い生き物だ。