東京、神奈川、大阪、福岡
強豪高校が多数ある野球先進県では珍しい事ではないのですが…。
長野県では少し考えられないような監督就任が発表されました。
佐久だから成せる人事か…と思いますが。。
佐久長聖高校(長野・佐久市)
20年以上同校野球部を指導してきた中村良隆監督が今夏にて引退。
後任は同校野球部OBから選任されるかとばかり思っておりましたが…。
予想外の人物の監督就任が決定。
☆藤原弘介さん(前・PL学園監督)
2002年~2008年までの6年間を母校PL学園野球部にて指揮を執ります。
20歳台~30歳台の若さで、センバツ1回、夏2回の甲子園出場。
センバツではチームをベスト8まで導きます。
前田健太(広島カープ)、歓野甲輝の才能を見出だした眼力と、常勝PL学園を指揮した手腕は現在37歳という若さにして華麗なる実績を持ちます。
長野県は野球後進県。
藤原弘介さんが長野の野球を選ぶ?
彼ほどの実績であれば、全国に名を馳せる強豪高校からの誘いは数多であるはずですが…。
確かに、今夏甲子園初出場した東京都市大塩尻。
指揮を執る新井監督は、富山県の強豪高校である高岡第一での監督歴を持っています。
他県の強豪で指揮をしてきた血が長野に入る事で得る活性。
大いに歓迎すべきです。
しかし高岡第一には失礼なのですが、格が違うんです。
北信越という類いではない衝撃。
それ程に、PL学園 藤原弘介はビッグネームであると感じています。
…また、今秋監督交代となった古豪私学とは対極の人選となった点も一考する要因です…。
佐久長聖のライバル、甲子園常連の古豪 松商学園高校。
今夏を最後に退任された小尾監督の後任は、足立修監督(松商学園OB)
社会人野球の強豪プリンスホテル時代では選手として都市対抗野球出場。
引退後はプリンスホテル監督として指揮を執った社会人野球の雄。
今秋、母校からの依頼が機となり松商学園野球部監督に就任しました。
長野を牽引する強豪二校に訪れた指導者交代。
一方は名門社会人野球部を率いた実績と、母校経歴を重んじ、歴史、文化に沿った選任とした松商学園。
もう一方は、母校系列、経歴を一切の条件としない、超名門高校野球部を率いた実績と手腕に白羽の矢を立てた佐久長聖。
松商学園 足立修監督
佐久長聖 藤原弘介監督
しかし…
新任の若手監督に甲子園を譲る気は全くあるはずがない、長野日大高校 中原監督
同様に淡々と甲子園初出場を視界に入れたチームを築きつつある、上田西高校 山寺監督
老将二人。
藤原弘介という黒船の襲来にて、群雄割拠となった長野。
長野県の高校が甲子園上位に食い込む…。
去年までは夢にしか見れないイメージ。
しかし今は…
あながち見えない未来ではないかもしれません。
なぜなら、藤原弘介という衝撃が長野県の高校野球に与える波紋が、小さいはずがないのですから。
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