花咲徳栄-春日部共栄 | そういちさんのブログ

そういちさんのブログ

ブログの説明を入力します。

秋季埼玉県大会

準決勝第2試合

花咲徳栄-春日部共栄



夏の甲子園出場にて新チーム始動が他校より遅れた花咲徳栄。

センバツへ向けて入念にチームを作ってきた春日部共栄。

現段階では共栄に分があると予想していた試合は初回から予想を覆す試合となりました。



共栄の先発は青木くん。
準々決勝の昌平高校戦では無四球完封。万全な状態での先発でしたが…。

先頭打者に安打を許した直後から浮き足立ちます。
直後に犠打処理を焦って失策…。

連続四球…。ランナーが溜まった直後にタイムリー。

初回6失点…

1死も取れぬままマウンドを降ります。


6点ビハインドの共栄。
大量点を追う姿勢は本多監督の強気なサインにも表れます。

犠打の指示は一切なし。
強行一点張りで5回には遂に1点差まで詰め寄りますが…。


6回に花咲徳栄が5点を追加…。

この5点で試合は決まりました。


決して徳栄が打ったという試合ではありません。
内野陣の浮き足立った失策に、投手の四球が絡んだ大量失点が共栄の敗因でした。




この試合は徳栄、共栄ともに大いに課題が残ったと感じます。



徳栄のエース上田くん、最後まで投げ切ったものの10失点…。
要所で高めに浮いたボールを叩かれた場面が目立ちましたし、四球も多く…。

制球と緩急で勝負するタイプに見えただけに少々残念な内容でした。



共栄の青木くんも同様。
テンポ良くというよりは投げ急ぎに見えた初回。

先ずは一呼吸置いて1つのアウトを取りにいく余裕があれば…。

リズムに乗った時は抜群の制球力を見せる反面、後手に回った時こその間の取り方を覚えて欲しい。




昨年の両校のエース。

花咲徳栄 北川くん
春日部共栄 竹崎くん

ともに最高の手本となる先輩がいました。


北川くんはアウトコースのスライダーで何時でもストライクが取れ、不利な場面でも決して慌てない精神面の強さも備えていました。


竹崎くんは低めのストレートが抜群。球速は135キロ程でしたが、低めから浮き上がってくるようなストレートを投げ込めるのは、相当量を走り込んできた証拠です。


上田くん、青木くんともに、夏の埼玉県決勝戦での2人の先輩の投げ合いは脳裏に焼き付いているはずです。


手本となる先輩投手こそ、投手としての理想像です。
今一度思い出してもらえれば。


この勝敗の内容と課題が、上田くんと青木くんの夏に向けた成長の糧になる事を期待しますし、そうならなければ絶対に行けないんです。

甲子園は。



まだ秋です。
秋季が終わればオフです。

冬、吐き気をもよおす程に走り込んだ距離の量。
これに比例するんです。
夏の結果は…。



夏、甲子園を勝ち取る投手は、
冬、一番走った投手なんです。


これだけは絶対に間違いありません。



Android携帯からの投稿