小学校一年生の頃。
父親に連れていってもらった松商学園高校グランド脇にある土手。
たくさんの『土手ファン』が食い入るように見つめる中、松商学園野球部は練習していました。
夜遅くまで一生懸命にボールを追っていた選手達の姿に、自然と松商野球に憧れを戴くようになる事は当然で。
松商学園で野球をやる事が私の夢となりました。
白地生地に黒文字で『MATSUSHO』と刺繍されたユニフォーム。
カッコ良くて仕方がなかったのを今でも鮮明に覚えています。
話は変わりますが…
野球少年に夢を与えるのはプロ野球選手だけではありません。
地域に根付いた高校野球にもあるんです。
PL学園、上宮高校(大阪)
広島商業(広島)、松山商業(愛媛)
最近では甲子園が遠くなった古豪もありますが、昔だって今だって、少年達の憧れであるはずです。
さて、私の夢の続きです。
少年時代の夢は現実となり、憧れだった松商野球部の門を叩きます。
そこから先に待っていた現実は…
耐え難い程の厳しい練習
才と凡の埋められない差
初めて経験した挫折…
そして、20年後の今でも思うのは、ただただ、後悔です。
良いにつけ悪いにつけ、成功であれ失敗であれ、あの経験が今の自分自身の教科書となっている事には間違いありません。
社会人となった今だからこそ、あの頃とは異質の苦しみや哀しみはありますが、あの松商野球部での練習に比べたら…。
あの時に経験した苦しさと挫折に比べたなら、今あるどんな困難にだって耐えられると思うんです。
絶対に乗り越えられると思っています。
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