世界は深く深呼吸をした。 -3ページ目

もしかして、もしかして、

マック

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この一秒さえ大切にしていかなくてはならない。

立ち止まってたら潰されて
“自分”と言う存在がいなくなって
塗りつぶされて、違う色になって
消えていく

分かれ道は数えきれなくて
いつしか違う路を進むだろう。

けれど、今はこの道を
ただ、信じて進もう

君と自分を繋ぐ橋は
誰かが作るのではなく、

自分のこの手で作らなくては
ならなくて、ひとつひとつ丁寧に
時間をたっぷり使い込む

けれど、その努力も
いつしかさびて儚く壊れる。

でも、私たちは作らなくてはならない
わかっていて、気づいていてなぜこんなにも頑張るのか。


自分を守るため?
君を守るため?


理由なんかなくていい
ただ、立ち止まるのが怖いだけ
今を生きてる証を残したいだけ

この手に何かを握りしめながら
強すぎて潰さないように
弱すぎて逃げないように

いつも恐怖と向き合って
いつも笑顔と背中合わせで

見た目は華やかで、
頑張って、頑張って、頑張って、


消えないように、失わないように
だいすきだから、君が、みんなが
だいすきだから、触れていたくて、話してたくて、歌いたくて、


だから、これからも、この先も
怖くて、怖くて、転んでも、

歩き続ける。

いつしかこの光が消えるまで
いつしか道をまがるまで


全力でやろう


拳を空にぶつけた。