ACE星と一緒の毎日が、
また、始まった。
新しい生活にも、環境にも、
すぐに慣れ、目で見ても違いが、
はっきり分かる程、
元気になっていった。
時折、下痢はするが、
持病の心臓病の発作もなく、
毎日を楽しむように、過ごしていた。


その頃、私には、仁と言う
彼がいた。
時々、私の家へ来る。
愛犬は、仁が来るのを
嬉しそうにくるくる回りながら、
迎えていた。
右回り…1ヵ所に留まりながら、
高速で犬の円を描くうずまき
時々、控えめに吠えながら、
喜びと興奮を現すACE星が、
お得意むらさき音符のアクションくまアイス
私が、大好きなACE星
行動です。


犬を飼った事のない仁は、
何をしたらいいのか⁉
どうしたら喜ぶのか⁉
いつも、考えていて、
愛犬の動き、仕草、表情の変化、
等、事細かに観察していた。
扱った事のない犬に対して、
最初は、ビクビクしながらも、
日を重ねる毎に、慣れていった。
そして、
ACE星の可愛らしさラブラブに、
夢中に、なっていった。


来る度に、一生懸命理解しようと
する仁の接し方が、
愛犬に、十分伝わり…
ACE星の中で、仁の存在は、
大きく大きくなっていった。

嘘もなく、真っ直ぐで…
明るくハート愛らしいちょうちょ
愛犬に、心を洗われた…と
仁は、言っていた。






残暑に暑さは、もういいよ…と
感じる頃、愛犬専用のソファーを
買ってきたリボン
黄色のふちにオレンジ色のマットヒマワリ
タオル生地で作られた丸い…
ひまわりヒマワリヒマワリヒマワリのような
ソファー音符

遠目に不思議そうな表情を
するACE星
様子を見始めて、数時間が経ち、
ようやく…ソファーに座った。

これ…ボクのなんだっラブラブ

喜び、安心して丸まった愛犬を
見て、ハッとした。
愛犬の場所を考えた事なかった。

洋服、食器、オモチャ、タオル、
お出掛け用のカバン、トイレ用の
簡単なケージ、沢山のリボンふんわりリボン
………そういったものは、あった。
でも、小さい時から、部屋の中で
私が見える好きな場所に、いた。
振り向けば、そこに、
いつもの一緒に座るソファーに
いた。

愛犬だけの場所を作る事を
考え、用意した事は、なかった。

その黄色のソファーは、
ACE星にとって……
初めての     ボク専用ラブラブとなった。


ゆったりとピンク音符座り、
幸せそうに、時を過ごす。


信頼関係で結ばれた仁と愛犬は、
お風呂に入ったり、お散歩へ行ったり、
自転車のカゴに乗せられ出掛けたり、
また、そのカゴから、飛び降りてあせる
驚かせたり、
お土産、と言ってオヤツを
スーパー袋いっぱい買ってきたり、
2人の間の出来事も
増え、和やかな日々の中、
ACE星の体も心も…しっかりし、
そこにいるだけで、人を笑顔にする
愛犬の愛らしい表情も、
戻った。


愛犬へ一生懸命気持ちを向ける
仁に、愛犬は、いつしか比重を
傾けていった。
私は、いつもいる。
離れる事は、ない。
ボクは、この人が好きラブラブ
ACE星の正直な気持ちだ。

いいよニコニコそれでいい。

愛犬が誰を思おうと…
愛犬が、決める事。

ある日……仁と愛犬がお風呂に
入った。
体を洗っていると……
突然!!倒れた!!
慌ててあせる起こすと…寝息をたて、
眠っていた!!
シャンプーの気持ち良さと
安心感で、眠ってしまった。

愛犬にとって、仁への信頼が、
とても良く伝わってきた出来事。

ACE星は、私といる安心感と
信頼できる仁の存在に、
毎日を充実し、生き生きキラキラ
輝いていった。

平穏でいる事の安心感と
そのまんまでいられる幸せが、
命を輝かせキラキラ
自分らしく生きる毎日になると
ACE星に、
教えてもらった。


当たり前の毎日、変わらぬ毎日、
それでも、穏やか   である事、
気持ち、心ん中に、
波風…立てない事を学ばせて
もらった。

私と歩く日々は、平穏…とは、
決して、言えるものではなかった。
人以上に、感性や多彩の能力を持つ
犬には、耐え難い…
道のりだったろう。
それでも、
私の元にいるしかなかった…
選ぶ事も、出来なかった。
私の人生に、寄り添う…事が、
唯一の道だった。

私と一緒だったばかりに…
知らなくてもいい…
苦痛と苦難の道を……
愛犬に、与えてしまった。

ごめんね………
もういいよ。
いっぱい…甘えなっハート

ACE星は、比べるとか、
人間的な感覚ではない部分で、
…時に、私以上に、仁を大好きピンクハート
だと言った。
上手に使い分けていたが、
愛犬自身が、ついて行きたい人を
選んだ。

いいよ。
私は、一緒にいられたら…
それで、十分幸せだからラブラブ