さてさて、いよいよ手術室に入ります。

 

ベッドで手術の時の洋服に着替えます。

点滴に繋がったままなので、看護師さんが手伝ってくださいます。

 

前から腕を通して、後ろで何か所かひもで結んで留めるだけの心もとない感じです。

下着は、使い捨てのオムツみたいなものを院内のコンビニで事前に準備しておき、それに履き替えます。

 

 

病棟から手術室までちょっとだけ距離があるので、背中が危ういと主治医がタオルをかけてくれました。

ちなみに、病棟出口から主治医、看護師さんも一緒に手術室まで移動しました。嬉しい。。

 

 

私の主治医は、若くてかわいくて美人な女医さんなのです。

最初は、若いけど大丈夫かなって思ったけど、高度異形成見つけてくれたし、いつも丁寧で質問にもきちんと答えてくれるし、あと、若いと言う自覚があるのか「グループ内で共有して話し合って方針を決めていますからね」とわざわざ言って安心させてくださるし、大好きなんです。

 

 

もっと上の先生が手術は担当するのかなって勝手に思ってたけど、その先生自ら執刀してくださるとのことでした。

 

 

私が手術を受ける部屋は一番奥で、そこまで歩いて行ったのですが、たくさんの機械が置かれていてワクワクしました!

これが手術室かぁ‥あれはもしかして、ダヴィンチなのか??とか、本当はもっときょろきょろしたかったけど、他の患者さんもいらっしゃるので、あまりワクワクを悟られないように歩きました。

 

 

そしていざ、自分が手術を受ける部屋へ!!

 

ベッドの上に、空気が入った緩衝材みたいなものがモリモリに置かれていて、その上に寝てくださいと言われました。

「何か…初めて見た。思ってたんと違うベッド…」って思いました。

 

 

部分麻酔なので、オペの様子が分かるかなって楽しみにしてたんですけど、眼鏡をはずされて、顔の前にカーテンかけられて、なんだかすごい美人っぽい麻酔科の女医さんに頭の上から至近距離で「本日担当します麻酔科の〇〇です」って挨拶されて、ベッドの上ですんごく丸まって、優しい看護師さんに手を握って背中をさすってもらって勇気づけてもらいながら、腰椎麻酔をされました。思ってたより全然痛くなかったんですけど、美人な麻酔科医に「これで痛いことはおわりですからね」って言ってもらって、なんだか、本当に至れり尽くせりで、はぁ~やっとここまでたどり着いたよ、皆さんありがとうって気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

その後、いろんな部分に保冷剤をあてられて、胸の部分は冷たいですね?太ももは冷たくないですか?って聞かれてもなんか太ももも冷たい気がするし、申し訳ない気がしてきたり、

 

 

ド近眼で何も見えないなか、自分の脈の音?みたいな機械音が鳴り響く中過ごしていたら、何となく怖くなってきて(私は白衣高血圧もちで緊張し始めてしまうともうダメ)、脈の音も、ゆっくりだと低い音、速くなると段階的に高くなるみたいなんですけど、、(そして私はもともと頻脈気味)

 

 

なんか「私の脈って一定じゃないんじゃないか」とか考えたら不安になり、不安になると脈があがり、深呼吸したら下がり、こんなに私の心身状態で脈が変わるなんて怖い~~~~~

 

 

すみません!!鎮静剤お願いします!!!

 

って、枕元にいた麻酔科の先生にお願いしちゃいました。

 

で、なかなか注射されないけど眠くなってきた気がしたので、

「あの、注射されてないけど眠くなってきた気がします」

って言ったら、

「これから鎮静剤を点滴でいれるから、もう痛いことはしないですよ」って優しい笑顔で言われて、キュンとしました。

(まだ鎮静剤入ってなかったんか~い…恥)

 

 

 

その後、どうやら本当に鎮静剤が入ったらしく、気が付いたら手術が終わっていて、「手術終わりましたよ」と言われ、自分が寝るベッドにスライドで移動させてもらい、ガラガラ部屋まで運ばれた記憶がうっすら残っています。

 

 

鎮静剤、私は運転があるので胃カメラの時も使ったことがなかったのですが(これ、結構すごいって言われるんですけど、そうかな??)、今回初めて使ってみて、コスモスものすごくメルヘンな世界観のファンタジーな夢チューリップオレンジチューリップピンクを見ました。

 

 

入院中は暇だろうと次女が「天気の子」の本を貸してくれて、それを読んでいた影響もあるかもしれないけど、空に魚がぴちぴち輝いていたり(絶対天気の子の影響だわ)、草原の中からお花がぐるぐる竜巻のように巻き上がってその中に自分が浮いていたり、「わたしのワンピース」とか、そういう絵本の世界観の中でしばらく過ごしていました。

 

 

14時頃手術室に入って、多分、ちゃんと目が覚めたのは17時くらい。

麻酔が全然切れていなくて、下半身は全く自分の意思では動かせず、あおむけに寝かされていたんですけど、腰が痛くなりそうだったので、看護師さんに手伝ってもらって体勢を変えてもらいました。

 

 

そんな感じで手術は無事終わりました。

 

 

 

15時半ころ、夫に主治医から手術無事完了の報告電話があったそうです。

 

 

※ちなみに、事前の麻酔科診察の時に麻酔の説明があったのですが、円錐切除で鎮静剤を使用する人は2割くらいしかいないそうです。でも、怖かったらその場で申し出ても大丈夫ですよって言ってくださっていたので、その通りにしました。