「こんにちは。

相葉雅紀と言います。

三田園家政夫事務所から参りましたぁ。」




とんっとん。



煉瓦造りの家のドアを叩く。

瀟洒な作りの二階建ての家。

あ、違う。

地下とかもあるかも。



ちょっと覗くと、

階段が下に伸びていて。


ちょっと不思議な作りの家だ。




僕は、家政夫。

いろいろと職については、

いろいろやらかしたり、

いろいろあったりして、

離職してばかりで、

いつのまにか二十歳を過ぎてた。





成人にもなったっていうのに、


家賃も払えず、

家も追い出されて困ってた時に、

ついこないだ

家政夫事務所の所長の三田園さんに拾われたんだ。



ここの事務所は、面白いことに、

男の家政夫さんばかりを雇ってる。


いまや、家事に男も女も関係ないし、

男性の方が

住み込みの時に、

めんどくさいことが起きにくいからなんだって。



たしかに、

危ないご主人様のところに

女性の住み込みは危ないこと甚だしいものな。




特に、今日の派遣先は、

わけあり。


この頃のドラマにもあったけど、

アイドルになるための練習生ばかりの

芸能事務所の合宿所。



男の子ばかりが、

自分達だけで生活してデビュー目指して練習する場所だから、

僕みたいな家政夫をっていうオーダーらしい。





練習生っていったら、

イケメンの男の子ばかりでしょ?

人見知りの僕が

ちゃんと仕事できればいいんだけどな。





「もしもーし。

誰かいませんかー?」





一生懸命勇気を振り絞って、

ぴんぼんドアチャイムを押しても、

とんとんノックしても、

なかなか開かないドアに、

痺れを切らして、

開けようとドアノブに手をかけたら。






「おっと。」



向こうから、

ちょうどドアを開けたみたいで、

体のバランスがくずれる。




前へ倒れ込んでいく僕の目の前に、


金髪。ピアス。細眉の

目がくりくりとした男の人の唇。



その唇は、

バランスを崩して倒れて行こうとする

僕の唇をゆっくりと受け止めた。







⭐︎つづく⭐︎








どこまでいけるか。

見切り発車でござる。





三話終結。



本日内にはおわる?

いや、終わらせたい所存。



終わらなかったら…



相変わらずのことだと

わらってくれい。




(一話目をかいて時点で、

やばい気がしてる(笑))





では。






若嵐さん。


相葉雅紀さん。

松本潤さん。

二宮和也さん。

大野智さん。

櫻井翔さん。


今時合宿所練習室ストーリー。


はじまるよっ!