「幸福」のアニエス・ヴァルダが1985年に第42回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞に獲得した作品です。
冬の南フランス。18歳の少女モナが片田舎の畑の側溝で凍死体で発見される。ヒッチハイクの孤独な旅を続けていたモナが命を落とすまでの数週間を彼女が出会った人たちの証言を通してたどっていく。
昔、観逃していていつか観ようと思っていた作品です。やっと劇場で観られました。
少女の凍死の理由を追う内容で暗いトーンの作品かと思い込んでいましたが、なんとも拍子抜けするほどのんびりした感じで、これでなんであんな悲惨な死に方するのと思っていたら、意外な形で死がやってきました。
アニエス・ヴァルダでやっぱり独特の味があります。