今日は、じぃばぁ2人の月命日。
じぃばぁの生活していた痕跡はほとんど無くなった。
昔の木目込み人形などは古物商でも引き取らない、とのことで今後はお炊き上げに行く予定だよ。
絵画はどうなのかなぁ。
リサイクルショップの出張買取りは、古いものは無理と言われていたけれど、じぃのタンスや米びつは引き取ってもらえた。
大量の本はキレイな状態のもののみ古本屋さんで800円くらいで引き取ってくれた。
捨てられるよりもどなたかにリサイクルして使ってもらえたら、じぃばぁも浮かばれるんだよね。
ただものすごく残念だったこともある。
ばぁの自費出版した本が3種類、段ボール6箱分あったのだけど売り物にはならないんだって。
古紙回収に回されると連絡がきて、仏壇の中ではさぞかしガッカリしていることだろうなぁ。
それでも図書館やばぁの出身校にも数冊ずつ寄贈したし、自宅にも一部ずつ残しているから仕方がないと割り切らなくちゃね。
他の残った古い本も資源回収してもらったよ。
食器も服も色んなものを有料の燃やせる燃やせない袋に入れて、それぞれ約100個以上になったと思う。
市で決められた方法で少しずつ地道に廃棄していった。
大きな書棚や食器棚や古いソファ、テーブルなどは依頼していた業者さんがゴミ処理場へ廃棄してくれる。
捨てるということはじぃばぁの生きてきた証を粗末にするような気がして、本当に辛かったけど……。
でもそうやって過去にこだわりすぎたら、生きている私たちが前に進めない。
色んな想いが交差するね、親家片って……。
そんな中、数日前にじぃの大量のスーツをゴミ袋に入れていた時にね、ズボンのポケットに12.000円が入っていたの。
パパを呼んで「きっと、じぃがご苦労さんってお小遣いをくれたんだね~」って言ったら涙ぐんで笑ってた(;_;)
私も泣けてきちゃったよ(;_;)
ばぁのタンスからは値札のついたまま袖を通していない服が3着あって、パパのお母さんが譲り受けてくれた。
失礼かなーと思ったんだけど、思いがけなくとても喜んでくれて有難いな。
その服と母の日のプレゼントを渡しながら、パパとお母さんと私の3人でランチに行ってきたよ。
じぃのくれたお小遣いで。
メインのお料理を撮り忘れてた(^^;;
片付けが終盤に入ってホッとしたら、同時に無性に寂しくなっちゃった……。
そんなものなのかな、親の家を片付けることって……