小寒の散策 冬の日本海
新年おめでとうございます。
2013年を迎えて今年の抱負も定まらぬまま、1月5日より気の向くままに庄内地方へ行ってきました。
本当の目的はハタハタ釣りのリベンジ。
昨シーズンまでは正月以降も釣れていましたが、今シーズンは本当に終わっているのかを確かめるべく、酒田へ向かいました。
結果的には終わりでしたね。
折角庄内へ来たので、写真を撮りながら移動しようと決め、酒田=湯の浜=温海と国道7号線を南下。
冬の日本海をドライブしました。
この時期の日本海は、夏のイメージとは違う顔を持ち、夏がやさしい母親のイメージだとしたら、冬は厳しい父親の顔になります。
もっぱら現実は頑固オヤジも少なくなり、逆のパターンが多くなったように思えますが・・・
この日も打ち付ける波は、冬の風物詩「波の花」を咲かせるほどでした。
海沿いの道路は波しぶきで所々海水で濡れており、色の濃い私の車はあっという間に白く汚れます。
砂浜では、車から降りて漂流物でも探しながら歩こうと思いましたが、流石に冷たく吹きつける強い風には挫けました。
そこで今年一杯オープンしている加茂水族館で、生態の写真でも撮ろうと思い寄り道をしました。
加茂水族館はクラゲでギネスブックに認定されるなど、クラゲ水族館として有名になりましたが、老朽化が進み、来年より新装工事が行われる予定だそうです。
何枚かクラゲや魚の写真を撮りましたが、最後に古い水族館も撮っておこうと思い、何枚か記録しました。
でもクラゲや魚の写真より、人間の写真の方が趣がありますね。
雪の少ない山形市内
今年も残すところあと15時間といったところです。
毎年大晦日は、来年へ向けての抱負と期待について、様々な想いを持つことでしょう。
昨年2011年は年明け3月に未曾有の大災害が日本を襲い、今年2012年はここ山形市内でも一晩で1m近い降雪となるなど、毎年自然に関する出来事が起きています。
自然災害は本当に予期せぬ事態を引き起こし、私たちの生活を脅かします。
来年はどんな年になるのでしょうか。
さて、今年は12月早々に冬将軍がやってきて、記録的な積雪に見舞われた地域もありました。
山形県内も例外ではなく、豪雪地帯の新庄や尾花沢でも、12月半ば過ぎには1mの積雪となりました。
1シーズン1回来るか来ないかの寒波とのことで、山形市内でも警戒をしましたが、15cm程度でとどまりました。今回のお正月も、寒波に見舞われるとのことですが、比較的楽観的に考えています。
周りの地域が大雪の場合、山形市内は晴れる日が多く、周りに降雪が少ない場合、山形市内は大雪になるという傾向があるのです。
なぜなんでしょう。
青森の小学生が、降雪量についてまとめた表があります。
これを見ると県庁所在地を調べたものと思いますが、山形市内も上位に入っていることが分かります。しかし積もらないんですね。
私が考える仮説。
①季節風が月山、朝日連峰、白鷹山に阻まれ、山形市内には届かない。
これは川の流れをイメージして頂ければわかりますが、川に大きな石があれば流れは石にぶつかりその石の裏は緩やかな流れになります。
そしてぶつかった流れは、両脇にそれていきます。多分これと同じ原理かと。
②①に共通しますが、最上川の影響がない。
新庄や尾花沢は、いずれも最上川が流れ、川沿いに添っては季節風を遮断する山々がありません。川を遡った季節風は、最上川の水蒸気も雪雲に変え、奥羽山脈にぶつかり雪を大量にふらせるのではないか・・・と考えます。
米沢も雪は多いわけですが、飯豊山と朝日連峰の間を抜けた季節風が小国などを通り大雪になるのではないでしょうか?
本当のことは詳しく調査をしないと分かりませんが、こんな仮説となります。
他地域よりは雪が少ない山形市内ですが、それでも全くない訳ではありませんので、車の運転等、特に注意して下さい。
2012年山形庄内のハタハタ釣り
今年は海水温が高く、ハタハタの接岸も遅れるのでは・・・
そう思った矢先、12月11日に初接岸のニュース。
秋田方面では釣れていたとのことでしたが、庄内への接岸は平年よりは遅れ気味ですが、きちんと今年もやってきたようです。
釣り情報では小ぶりの雄が中心。
12月15日、16日といつもの酒田へ向かいました。
15日は午後3時ころからの釣りと土曜日と言うこともあり、水路はお祭り騒ぎ。
駐車スペースもないくらいの人出でしたが、火力側に向かった中間あたりは比較的空いていました。
あと1時間もしないうちに日が沈むということと雨降りもあり、夕方から様子を見ようということで、「ちょっと竿を出す」感覚で釣りをしました。
この日は波も穏やかで、群れをなすハタハタが居るは居るは!見えるほどでした。
正味30分位でしょうか。
20匹強のハタハタを釣ることが出来ました。
16日は昨日の天候とは打って変わり、冬の日本海の姿を顕わにしていました。
暴風、高波、横殴りの雨と波しぶき・・・
防寒着に身を纏いいざ出陣。
まだ午前中ということもあって、水路は車が止められないほどの混雑ぶりではありませんでしたが、それでも沢山の人で埋め尽くされていました。
比較的空いている場所を選び竿をだしましたが、ちょっと腹ただしいことがありました。
釣る場所が沢山空いているにも拘らず、あとから来た中年のオッサンが無理やり割り込んで、人が竿をだしているところに仕掛けを投入。我がもの顔で釣りを始めたのです。
潮の流れも考えれば、仕掛けが絡まりそうになります。
なんて非常識な!
比較的若い方は「隣いいですか?」と一声かけますが、そのオッサンは言葉からして地元の方なんでしょう。近くに居た仲間のジジィと雑談を始めながら竿をしゃくっています。
自分の縄張りだと言わんばかりに釣りを始めた姿に、同じ釣りをする私はがっかりしました。
これがよく言われる「ハタハタ釣りのマナーの悪さ」なんでしょうね。
ま、そんな小さいことで文句も言いたくないし、広い海な訳ですから、これだけの群れもいればどこで竿を出しても同じ。
結局自分たちが釣りたい分だけ釣って午前中に終わりにしました。
この日は午前中の3時間で50匹強のハタハタ。
最初は雄が多く釣れましたが、後半は雌が中心に釣れました。
まだ群れも安定しておらず小ぶりのハタハタが中心ですが、クリスマス以降は大型に期待したいと思います。
楽しい釣りが出来るようにお願いします。
笹子トンネル崩落事故 奇跡の女性の脱出詳細?
トンネル崩落:「奇跡的」 28歳女性の脱出詳細が明らかに
2012年12月06日【毎日jp】
山梨県大月市の中央道・笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故で、神奈川県の女性(28)が唯一車から自力で脱出して助かり、軽傷ですでに退院した。360トンのコンクリートが崩れて3台の車を押しつぶし、9人の命を奪った大惨事での奇跡の脱出劇が次第に明らかになってきた。
警察や消防によると、2日午前8時ごろの崩落時、女性はレンタカーのワゴン車に友人5人と乗り、3列目に座っていたという。車は崩れた延長約130メートルの西端で押しつぶされ出火。3日未明、車はがれきの下から搬出され、救助隊は「地面に近いところまでつぶれていた」と証言。がれきと煙の間から脱出した女性は足をやけどしていたが軽傷だった。
女性は救急隊などの聞き取りに「気が付いたらトンネルの外にいた」と話した。山梨県警幹部は「奇跡的だ。車内に隙間(すきま)はほぼない。窓が割れるなど偶然がなければ車からはい出るのは無理だっただろう」。搬送された山梨市の病院によると、女性は精神的ショックが大きく、入院中は両親が付き添った。けがはほぼ回復。「生き残ったのだから前向きな気持ちで生きていって」。病院関係者はそう願っている。
http://mainichi.jp/select/news/20121206mog00m040006000c.html
以上転記。
この記事を読んで、「???」と感じる方も少なくないだろう。
9名の尊い命を奪ったトンネル事故。
銀行員の女性が奇跡的に助かった詳細は未だ分からないまま。
でも私自身、そっとしておくのが一番良いと思う。
分からないなら分からなくても良いのでは?
この記事を読む限り、脱出方法について明らかになっていないことは確かですが、読む側の期待感を高めて、その関心から視聴や情報ネタを作り出しているようにしか見えない。所謂新聞を売るための戦略的部分が見え隠れしていますね。
目の前で友人や彼氏が亡くなり、「一生トラウマやショックを引きずるな」と言う方が無理である。
もしこの事故を自分に置き換えてみたらどうだろう。
こんな事故を目の当たりにして、世間やマスコミから思い出したくもない悲しい出来事を面白おかしく取り上げられ、追いつめる気持ちに輪をかけてしまうことになるだろう。
真実を知る権利や伝える自由はあっても、ご本人やそのご家族に対する配慮をもう少し考えて欲しい。
亡くなられた方々へ
ご冥福をお祈り申し上げます。
突然の訃報・・・死を直面する気持ち
日曜日、山梨県の中央道笹子トンネル上り線で、トンネルの天井崩壊事故により、9名の尊い命が奪われたニュースが連日のように流れています。
事故当時の日曜に、そのニュースを彼はどんな気持ちで見ていたことか・・・
事故に巻き込まれた9名は、いづれも普通の生活を営んで、いつものように家を出ていたことでしょう。
または沢山の思い出や仲間との語らいをお土産に、目的地に向け車を走らせていたことでしょう。
しかし不幸は非情にも予期せず、突然訪れることがほとんどです。
そのトンネルを通る数分いや数秒前まで、笑い、歌い、人間としての喜怒哀楽を表現していたにもかかわらず、一生感情を出せないことになるなんて誰もが予期できないであろう。
まさか自分たちがこのような形で命を落とすとは・・・
多分彼も日曜の朝、そう感じていたに違いない。
その彼とは、職場の同僚。
金曜日にたわいもない、在り来たりの会話をしていた記憶がある。
彼との会話が当たり前すぎて、内容1つ1つを覚えてなんていやしない。
約束があったとしたら、イカ釣りかハタハタ釣りの日程と、温泉忘年会の日程調整。
しかし温泉は中止を決め、釣りの予定を立てていないことから、タバコを吸いながら日常の会話ぐらいしかしていない。
週末のため、金曜日の出来事が私と彼との最後の言葉になってしまった。
トンネル崩落事故があった日曜日の午後、彼は自動車事故により帰らぬ人になってしまいました。
その日は彼の地元で、忘年会があったそうだ。
そこで彼はいつものように明るく、またはこのトンネル事故についても仲間と話をしていたことだろう。
そしてその帰りの夕方、仲間が運転する助手席に乗った彼は、民家の壁と電柱、塀にぶつかる事故に遭遇してしまいました。
シートベルトはしていませんでした。
またあってはならない飲酒運転でした。
ぶつかった当初は意識もはっきりしており、会話もできていた様子ですが、救急車の中で急変。
事故の2時間30分後に死亡確認となりました。
事故現場は自宅から300m程の場所でした。
自業自得と言ってしまえばそれまでですが、残された家族、職場、親族・・・
胸が痛く、飲酒運転の怖さを改めて実感しています。
法律で決まっているからではなく、飲酒運転という行為でどれだけの人が悲しみ、人生を棒に振るか・・・だからやってはいけないのです。法律や警察がうるさいからではないのです。
ましてやシートベルトをしていれば助かっていたような事故の状況でした。
彼自身もこんな形で命を落とし、後悔が残っているかもしれません。
でも今は安らかに眠って下さい。
ご冥福をお祈り申し上げます。
この山形から、いや全国から飲酒運転と悲しい出来事が起きない世界を祈ります。