夫がアフリカ人と待ち合わせしたのは
午後1時。
家から5分で行ける所。


パキスタン人の時間のルーズさは、
よーく知っていたけれど、
そのアフリカ人はその上をいっていることを

昨日夫から聞いていた。



午後1時に間に合うように、
夫と昼食を始めた12時30分に
到着の電話。

10分後に行くと答えて。

私には全く関係ないのだけれど、
慌てて食べる私。

隣でテレビを観ながら食べる夫。

 

急がなくていいの?と聞こうものなら、

更にゆっくり食べるだろうし、

急がなくていいとベラベラ喋るのが

わかっているから、

ああ、その時間すらもったいない。


シャカシャカ私は自分が完食したぞ

アピールをしている隣で、


夫はゆっくりと水を飲んで、

やっと、席を立った。


もちろん午後1時には到着できたはず。


人を待たせているという罪悪感に

苛まれたのは、関係ない私だった。




ずっと前に書いたけれど


カラチの炎天下の屋上で

壊れてしまった洗濯機。


洗濯機が動いていても、

脱水槽がないから、

全身水浴び状態のお手伝いさん。


彼女の労力が更に増すのは目にみえるから

居ても立っても居られなくて、

お手伝いさんの労力を減らしたくて

階下の兄嫁に洗濯機を借り、

弟に頼み屋上へ運んでもらった。


やれることをやり遂げた私が見たのは、


日陰でおしゃべりしている

妹とお手伝いさんでした。


そうです。

私も変わっていないのです。