かびや虫が発生した新潟市美術館(同市中央区)で4月24日から開かれる予定の企画展「奈良の古寺と仏像」を巡り、文化庁が国宝などの仏像展示に難色を示している問題で、篠田昭市長は16日、同美術館での開催を断念し、より設備が整った新潟県立近代美術館(同県長岡市)での開催を文化庁に打診する方針を明らかにした。

 市長によると、仏像展の開幕まで約1カ月と迫る中、市美術館の展示環境の改善は時間がかかると判断。近代美術館での開催に方向転換したという。泉田裕彦知事の了解は得たといい、17日に市の担当部長が文化庁へ出向き、了解を得たいとしている。

 新潟市美術館では09年7月、展示作品にかびが発生。今年2月にはクモなどの虫が確認された。文化庁は「管理運営が不適切」と国宝や重要文化財の仏像15点の展示を認めない方針を示し、篠田市長は当時の北川フラム館長を更迭して自ら館長を兼務する管理体制の強化策を打ち出していた。【小川直樹】

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