民主党の鳩山由起夫首相が2日、米軍普天間飛行場移設問題などで責任を取り退陣を表明したことで、同党岡山県連は新代表を決める代表選で菅直人副総理の支援を表明した。一方、他党の幹部は「退陣は当然」として参院選での対決姿勢を強めている。

 民主党県連の一井暁子幹事長代行は同日、岡山市内で会見し、代表選で「県連としては菅副総理が(次期総理として)党のリーダーシップを取れると期待している」として支援する意向を明らかにした。

 一井氏は首相の退陣に「(自分の責任を感じた)重い決断と受け止めている」と述べ、小沢一郎幹事長辞任についても「鳩山首相の決断を受け止めた結果」と指摘。

 今夏の参院選への影響について「民主党の政権交代を確実にしていくための一歩。(岡山選挙区で立候補予定の)江田五月参院議長が果たしてきた政策を民意に問う選挙である従来の位置づけに変わりない」と強調した。

 一方、鳩山首相退陣について他党は、「当然のこと」(景山貢明・公明党県本部代表)▽「失政が相次ぎ、マニフェストもほとんど守られていない」(天野学・自民党県連幹事長)▽「国民の失望と大きな怒りの中での退陣だ」(石井ひとみ・共産党県委員長)▽「沖縄県民と国民の期待を失い、混迷の度を増した」(藤田圭右・社民党県連代表)-と指摘。

 民主党が代表選で新代表を選出することには「参院選のため、目先をかえ、逆風をかわそうという発想だ」(自民)▽「国民をごまかしてはいけない」(公明)▽「鳩山氏個人の問題ではなく民主党全体の責任が問われている」(共産)-などとして参院選での対決に全力をあげる構えだ。

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