おてらさん

大分にある臨済宗のお寺さんです。


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「安禅は必ずしも山水を須いず」

(快川紹喜禅師)

 

戦国時代、滅亡寸前の武田家の残党が、信玄公の菩提寺である恵林寺に逃げ込んだ。

織田軍からの身柄の引き渡し要求を拒否した快川和尚は、大勢の弟子たちと共に山門に追い込まれ、山門ごと火を掛けられたが決してひるむこと無く、燃えさかる山門の楼閣で辞世の句を詠んだ。

それが

「安禅は必ずしも山水を須いず 心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」

信玄公はこの快川和尚に参じて禅を学んでいた、和尚もまた武田に殉じて、悠然と構えながら死んでいったという。

 

「火も亦た涼し」という語もありますが、どちらが正しいかは知りません。

「心頭を滅却すれば・・・」は、有名すぎる言葉ですが、今回は前半の句をとりあげてみました。

 

坐禅をするのに、必ずしも静かな山中や涼しい水辺は必要ない。

という意味です。

 

心頭を滅却するということは、一切のこだわりや分別、執着する心を捨て去るということ。

真に捨てきってしまえば、どんな場所であろうと坐禅に最適な場所になる。

 

今朝、庭の水道に蝉の抜け殻が張り付いているのを見つけました。

ツルツルすべる鉄パイプなのに、わざわざ上まで登って脱皮するとは、なかなか良い境涯をお持ちの蝉だと、勝手に感心しました。

「脱皮は必ずしも草木を須いず」

ですな。

きっと、地中から這い出して、一刻も早く脱皮をやり遂げなくてはならないのに、あれこれ登る木をえり好みしてはいられなかったのでしょうけれど(^^;

 

 

えり好みする心を捨てて

今そこにあるものにすべてを任せる

そんな場面も人生にはある

 

 

 

 


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