[2013WGPファイナル] 第1戦・イタリア対策とチャレンジシステムの必要性 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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そろそろ8/28~始まる2013ワールドグランプリファイナルの強豪5か国(イタリア、ブラジル、セルビア、中国、アメリカ)の5連戦について分析していきたいと思います。

おそらく自分が見たWGPでここまで最強の6チームがファイナル6に集まったのは初めてではないかと思います。基本欧州からは4か国くらいで、今回20か国参加になったことで、欧州の強豪国がすべて参加できたことは非常に意味ある大会になり盛り上がったと思ってます。

上位進出が難しいという判断の方も多いようですが、見る前から上位進出はないというマイナス思考の考え方は、自分はしないタイプ。中国に195cmシテイが加わっているので何とも言えませんが、イタリアに快勝し、ブラジル、セルビアを競り勝てれば、3位以内の可能性はあると信じます。

イタリアはドロー運が良かったので、ファイナル6に残りましたが、トップ6との対戦が1回でもあれば、7位のロシアがファイナル6に入っただろうと思いました。

WGPの予選のドローはどうやって決めてるのでしょうか。。。わかる方がいれば是非教えて下さい。

■2013ワールドグランプリファイナル組み合わせ
8/28(水)SRB×CHN、BRA×USA、日本×ITA
8/29(木)USA×SRB、ITA×CHN、日本×BRA
8/30(金)CHN×USA、ITA×BRA、日本×SRB
8/31(土)ITA×USA、BRA×SRB、日本×CHN
9/1(日)ITA×SRB、BRA×CHN、日本×USA

個人的には、中国×アメリカ、中国×ブラジル、セルビア×ブラジル、セルビア×アメリカのこの4戦が楽しみです。
ではファイナル6の日本の対戦順に各チームの特徴を見ていきましょう。

[イタリア]
今大会のイタリアの予選はトップ6との対戦はゼロで、7位ロシアに●1-3敗戦、8位トルコに〇3-1で後は10位以下のチームとの対戦で、他国より優遇されてました。7勝2敗の勝点21。

第1戦〇3-0アルゼンチン  第4戦●1-3ロシア     第7戦〇3-0アルゼンチン
第2戦〇3-0カザフスタン  第5戦〇3-0キューバ    第8戦●2-3ドミニカ
第3戦〇3-1ドイツ      第6戦〇3-0タイ      第9戦〇3-2トルコ

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(WGPファイナル14名リスト)
S:シニョリーレ、カメラ
OP:ディウフ、ソロカイテ
MB:アリゲッティ、キリケッラ、フォリエ、グイッジ
WS:コスタグランデ、バルチェリーニ、ボゼッティ妹、フィオリーン、ジェンナーリ
L:デジェンナーロ
ファイナル6への14名リストは上記の通り。アラッシオカップのメンバーにコスタグランデが加入した布陣。

$バレー・テニス中心のスポーツブログスタメン平均身長:186.5㎝
イタリアはロンドン五輪までのメンバーが30歳超えで、メンバーがほぼ日本並みに総入れ替え。しかももうすぐ33歳になるコスタグランデをまだスタメン起用するというレセプションアタッカー不足。

2014年に地元イタリアで世界バレーを控えているだけに、かなり厳しい状態と推測します。やはり最も安定してないのはレセプションアタッカーのWS。そして主力のアリゲッティも個人ランクを見ると不発。スパイクトップ50圏外、ブロック46位0.39本/setで、WSコスタグランデ29位0.45、WSボゼッティ妹36位0.42とWSよりも悪く、セッターとリベロ双方が変わっていることで不協和音があるように見えます。

202cmOPディウフや202㎝MBベルトーネ、195㎝MBキリケッリなど確実に若手で大型化を図っています。しかし欧州ではディフェンス力が非常に強かったイタリアの印象が、完全になくなりつつある印象があります。日本と同じくセッターとリベロが変わっているので、攻撃もゼロからやり直しという感じです。

怪我で欠場の175㎝ボゼッティ姉ともうすぐ33歳になるデルコーレ不在が大きな影響を与えているようです。個人力でも目立つのはMBアリゲッティですが、ロビアンコと比べて、新セッターのシニョリーレとまだハマったコンビがないので、なかなかイタリアの底辺が上がってこない状況。

基本202㎝のディウフをOPに入れているので、WSは守備的な選手が必須というのもありますが、長年30歳超えのベテランたちに頼っていただけに、若手が育ってない環境です。

加えてセリエAから世界のトップ選手がトルコやアゼルバイジャン、ブラジルに流失しているので、リーグ自体のレベルも低下し、非常に厳しい環境のイタリア。

正直、このイタリアに日本は絶対に勝たなければならない相手。モントルー、アラッシオカップでもコスタグランデ抜きのイタリアには日本の若手選手で勝っているだけに3-0で勝ち、ブラジル戦に望みたいところ。

※イタリア代表は8/24現地を出発し日本入りする予定

●2013WGP予選第3戦イタリア×ドイツ

イタリアは、コスタグランデがまだエースで得点力となり、攻守の要になっている状態。ブロックシステムもサイドアタッカーが両サイドに開くスプレッドを適用しているように見え、どちらかというとサイドとミドルの間に大きな空間ができるチーム。

■日本の戦術
(ディフェンス面)
・サーブ
 狙いは日本の木村的な役割をする全て18番コスタグランデ!しかも左右というより前後に振りたい。それでも返ってくる時は、9番Cボゼッティ狙いで他選手に早期交替させ、リズムを崩すパターンじゃないでしょうか。

・ブロック
 気を付けるのはコスタグランデ、17番ディウフはブロックアウトで得点をするパターンが多いので、ブロックを弾かれないこと。これが重要だと思います。MBはそんなに警戒せずにリードで保ち、バンチリードよりもサイドに広がったスプレッド的なブロック配置で、サイド3人をマークしたい。

$バレー・テニス中心のスポーツブログ(攻撃面)
・新鍋のライトクロスを多用
 今の速さの攻撃であれば、MBはついてこれずに1枚になる可能性大。OPディウフはレシーブ系はほとんどできないので、少しでも前後左右にずれれば簡単に決まる。WSコスタグランデの壁のような1枚ブロックをどうやって避けるかどうかだと思います。厳しいマークの中、新鍋が世界のトップレベルを本気で目指すのかという成長をしっかりと見ていきたいです。

・トスワーク
 新鍋と江畑のサイドを交互に使う感じで、S1ローテはライト木村を優先的に使い、江畑のミドルBSも効果的に入れていきたい。

・MB陣の速攻
 アラッシオカップで見たように、イタリアは速攻の攻撃面に対しあまり強くない印象を持つので、MBとサイドアタッカーの中間にあたポジションでBクイック、Cワイド、ワイドをやっていきたい。特にトランジションでの速攻が有効に見えます。

・開始ローテ
 新鍋とCボゼッティ、木村とディウフが対面になるローテを組むと日本としてはやりやすい印象があると感じますけど、新鍋とコスタグランデの絡みがないローテが最優先という気がします。

まだまだミスが多いイタリアなので、日本から変なミスをせずに序盤からスタートダッシュしてほしいです。

●2013アラッシオカップ 日本×イタリア


この時のイタリアは、まだミスが多く、日本が助かってる印象。しかし藤田はMBの使い方が上手い。藤田のセットが久しぶりに見たい印象です。まだシステムが定まらず、個人技で凌いでいる印象のイタリア。

この試合だけはどうしても負けられない、3-0で完璧な試合をしてほしいと思います。イケるぞ!ニッポン!
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●チャレンジシステム(ビデオ判定)の必要の有無
ファイナル6ではポーランドラウンドと同様に「チャレンジシステム(ビデオ判定)」が採用されるようです。

これって現代バレーに本当に必要でしょうか?自分はテニスを見るので、あまりにも時間の浪費と会場やTV視聴者に対する具体的な説明がないまま、試合が進行するため、世界大会レベルの基準を満たしてないと思います。バレー運営の無様な醜態を他スポーツにさらすだけのような気もします。
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結局上記画像のように、副審が審判団のデスクに確認に行き、内容を確認するという原始的なお粗末なシステム。Time outの30秒を大きく超える1分以上かかる場合もあり、テニスファンからは考えられない状況です。


テニスは、上記の動画のように「Harwk-eye」という、ミサイル誘導技術を応用したもので、コート周囲に10台のカメラを設置し、ボールがどのような軌跡を描いたか瞬時に映像解析を行うシステムのことです。

これを観ればわかるように、チャレンジ!と審判にサインをすると、ほんの5秒程度で動画が会場、TV画面に同時に開示され、誰もが納得でき、わずか15秒程度で試合進行の妨げにならないほど、しっかしとしたシステムになってます。

初期にやるとすれば、サイドライン、エンドラインのIn、Out判定くらいでいいのではないかと。それで問題なければ、他のネットタッチ、ワンタッチ、パッシングセンターラインなども試みればいい。

欲張り過ぎて、全ての判定に対し対処するシステムのようで、負けていたり、相手のチームにリズムが言ってる場合に敢えて悪用するチームや監督がでないだろうかと思います。

テニスのように会場にもTV・ネット視聴者にも誰にでも理解できるシステムができてから、やるべきだと感じます。特にゲーム展開が早く、間が空くことを嫌うバレーボールでは大きな欠点になるように思えてなりません。もう少しシステムがしっかりと完成するまで、延期してほしいと思います。

このチャレンジシステム使用でのファイナルラウンドがこの判定を機に荒れに荒れないかどうかという不安があります。会場にいかれる方は、会場でどう説明があったかの感想をもらえれば、ありがたいです。
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大事な大事な初戦。初戦でのイタリア戦は確か相性がいいような記憶もありますので、3-0勝ちして勝点3をきっちりゲットしたいです!応援しましょうビックリマーク

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