[全豪]まさに死闘!伊達公子がテニスの素晴らしさを魅せた4回戦進出へ執念! | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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『クルム伊達公子』

「生きる伝説」「生きる超人」と表現してきました。でもそれは間違いではなかった。

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錦織の試合以来、テニスの試合で感動しました。去年の楽天ジャパンオープン10月以来か。

3回戦の相手のヨバノスフキーという選手がどういう選手かもわからなかったので、何もない状態から試合を見ました。テニスを一日中やっていたので、第2セットの途中からになりましたが、凄かった。やはりクルム伊達公子は天才的な才能です。

どうやれば、この21歳のパワーで動きも俊敏でスピードもある選手と互角にできるんだろうか。人間にはできないことはない!ということ、よく言う「年齢は単なる数字」という言葉を証明した試合でした。

勝てば何と1994年以来の19年ぶりの全豪4回戦進出だとか。凄い年数。この年数の19歳の選手いるけどなあ^^ でも未だに伊達選手の試合が見れるというのは凄いことです。

見終えた瞬間、脱力感が襲いましたが、もう一度早送りで見直し。時間があるときに全試合見たいと思います。

◆全豪オープン2000大会
---3回戦---

世界100位 クルム伊達公子 2-6、6-7(3) 世界56位 ヨバノフスキー(セルビア)

[第1セット]
ヨバノフスキーは伊達選手と練習を頻繁にするだけあって、伊達選手の球筋やペースの速さに非常にあってるテニス。

第1ゲームはブレイクしたものの、そこからヨバノスフスキーが4ゲーム連取!途中第3ゲームで2度のBPがあったものの、本当に球筋が深く、更にコーナーコーナーに入るので、どうしようもない1-4。

伊達選手も非常に質の高いいいテニスですが、ヨバノスフキーのテニスが本当に良すぎ!チャレンジしても全てコーナーのかすってるようなオンラインばかり。ちょっとZoneに入ってますね。

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その後2度のBPあっても、ヨバノスフキーのオンラインストロークでキープされ、2-5。あと1本が取れないというか、取らせてもらえない。非常にストレート展開が上手いし、ストロークが伸びてるので、厳しい戦いです。

練習しているだけあって、互いによく知り、特にヨバノスフキーが伊達さんのサーブに対し、完全に慣れているのでリターンの構える位置がサービスラインとエンドラインの間くらい。結局第8ゲームもブレイクされ2-6。

伊達選手が主導権を取れるどころか、ミス待ちになっているので、なかなかリズムが取れない。もっとゆっくり攻めてスローダウンしてみてはどうだろうか。ヨバノフスキーのスピン系のストロークにちょっと合ってない。ネットが多い。

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今日はヨバのショットが良すぎて、オンライン気味の球が多く、こういうジェスチャーが多かったですね。

[第2セット]
ヨバノフスキーの猛攻止まらずいきなりブレイクで0-2。しかしここから無理に責めることを止めて、ラリーをミドルにつなげ、角度がつかないようにして、ミスを誘う戦法に変更。ドロップショットも混ぜてようやくブレイク1-2。

ここから課題のサーブ。スピードを意図的に落としたり、回転量を多くしたり、素晴らしい工夫でヨバノフスキーのタイミングを変え、ミスを誘発させて2-2キープ。
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右足のふくらはぎのテーピングが気になりましたが、何とか大丈夫そう。違和感があるんだろうな。しかし、上手い!あれだけのヨバノフスキーのペースを完全に止めてしまいました。そして自ら無理して攻めなくなった伊達に対し、ミス連発のヨバノフスキー。ミドルに深く打ったり、浅く打ったりで、完全にボールの感覚を変えてしまった。第5ゲームもブレイクで3-2。

大応援団だな!「Let's go Kimikoコール」嬉しいっす。海外の人がかなりいる感じ^^

しかしここからヨバノフスキーがタイムアウトで気持ちを切り替えたのか、かなり丁寧なプレーでブレイクし3-3。伊達選手はまたミドル攻めでミスをしない。更にブレイクし4-3リード。
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149km/hのサーブだとリターンエース、129km/hのサーブだとリターンミスと不思議なスポーツです。スピードがあるだけではポイントは取れない。非常にいいゲーム、長いラリーから我慢我慢のラリー、時にはスライス、ミドル、クロスと色んな変化でポイントを奪う。しかしヨバノフスキーは100%で思いっきり振りぬく。一進一退の攻防。素晴らしい!これぞテニス!

第8ゲームの最後のポイントは凄かったけど、42歳伊達さんにはきつい!長いジュースの末にブレイクされ4-4。これこそ、死闘です!1本1本が汗握る戦い!

15-30までいくも第9ゲームも一進一退で波がどちらにもいき、ヨバノフスキーが逆をついた逆クロスのウィナーで何とかキープ4-5。

そして第10ゲーム、少し疲労が見えてきて、体のバランスがちょっと悪くなってきた。ボールが飛びすぎてアウト15-15。バックをサーブは狙った方がいい、フォアはタイミングがばっちりあってる。このゲームもしつこく、何とかタイミングやボールの深さを変えて、ラリーを制しキープ5-5。

第11ゲームも死闘。長いラリーから短い球を混ぜながら、バック中心に攻めて15-40。何とかヨバノフスキーも踏ん張り、40-40。でも伊達さんはバック中心にAD-40。そしてジュースと一進一退。バックを中心に攻めて、6-5。凄い!5回のジュースからブレイク!

第12ゲーム、ヨバノスフキーも奮闘し、決め球のフォアクロスパッシングを何とかボレー0-30。しかしここからチャレンジも含め、2ポイント連取し30-30。しかしリターンエースからブレイクされ6-6。両者一歩も譲らずタイブレークへ。

タイブレーク、ちょっとボールの抑えが利かなくなってる伊達選手0-2。フォアウィナーから1-2。フォアパッシングから2-2。よくフォアストレートに打った!

伊達の意図的なバックスライスの短めのショットを、ヨバのフォアクロスウィナー2-3。更にフォア逆クロスウィナーで2-4。長いラリーからバックで押されネット2-5。更に長いラリーからフォアストレートウィナー2-6。強い!ラリーから今度はバックの逆クロスで久々にフォアを攻めミス誘い3-6。最後はバックストレートを返せず3-7でゲームセット。2-6、6-7(3)

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終盤のバックストレートウィナーが本当に印象的でした。お疲れ様と言いたいし、人間諦めないで、しっかりと冷静に自分を見つめ、相手を見れば、ナイスファイトはできるということを試合で魅せてくれた。

本当にクルム伊達公子という選手が日本人であることを誇りに思います。

全てをさらけ出し、全てを賭けて、全神経を試合に注ぐ姿勢。本当に素晴らしいし、何より人を感動させるプレーを42歳でもすることができる。何という人なんだ。またこれで新しいテニスファンが増えましたね。

テニスってやっぱり素晴らしいスポーツ、楽しいスポーツって事をまた教えてもらいました。そういう試合を魅せてくれた伊達選手に感謝です!

負けたのは残念でしたが、堂々と死闘を繰り広げる姿に心を魅かれ、何か嬉しかったです!クルム伊達公子が現役の限り、テニスの面白さや楽しさを十分に全世界に伝えてくれますね。スピードやパワーだけでない、テニスの本来の素晴らしさを!

テニスって最高!まだ錦織のシングルス4回戦と伊達・サントンハ組のダブルスがありますんで、楽しみにしましょう!
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ダブルスはシングルスと違い、笑顔がたくさんあるし、ほぼノンプレッシャーでしょう^^伊達さんにないパワーや積極性を持ってる選手で相性はいいようです。

こういう試合を日本全ての人に見て欲しいですね。きっと何かを感じてくれるでしょう。
・何事も中途半端に諦めてはいけない!
・自分の弱点を隠してはいけない!
・自分をさらけ出し、必死にやることの素晴らしさ!
・今の自分を受け止め、そこからどのようにベストに持っていくかを考える素晴らしさ!
・そして何よりも生きていることを体いっぱい表現することの素晴らしさ!

やっぱり俺はクルム伊達公子の大ファン!やめられないっす!


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