五輪がもたらした錦織への新たなモチベーションと弱点と海外人気 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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ロンドンオリンピックテニスの錦織圭の活躍を受けて、ますます「テニス」と「錦織圭」を好きになってしまった自分。もちろんスポーツ選手のファンとしてという意味です^^


「テニス」では、伊達公子・杉山愛という偉大な選手達がこれまで引っ張ってきたが、本当に待ちに待った男子が今は引っ張っている。全国のあちこちのコートでも錦織圭や添田豪の話題はつきない。テニスコートに活気が満ちて、嬉しいことか悲しいことか微妙だけれど、コートの予約も取りにくくなった(--;)


それだけ世界ランク17位の「錦織圭」の活躍は目覚ましい。先日もある公園で「エアケイ」と言いながら、ジャンピングフォアハンド(ジャックナイフ)の決め球を練習している小学生がいた。それくらい日本テニス界の中心は、希望に満ちた22歳の錦織圭が世界を代表する大スター。


しかし今週の錦織圭は何かが違っていた。おそらくずっと見てきた錦織圭のテニスファンならそう思ったはず。目に見えない何かのメンタル的な絆「底力」が明らかにあった。


以前にも記載したけれども、テニス選手にとっては、五輪の開催はわずか1週間程度で、45週程度あるツアーの中のわずか1週というモチベーションだろうと思いました。


でも日本人がそういう感じであって、社会主義国の選手達は、逆に最高潮のモチベーションになっている。社会主義の選手達は、スポーツ最大の祭典のオリンピックを最重要視しており、それはテニス最高峰のグランドスラムよりも価値が高いと捉えられている。


例として、北京オリンピック女子シングルスの金メダリストになったロシアのデメンティエワは、グランドスラムの最高峰のウィンブルドンで優勝したシャラポワよりも国から重宝され、国民からも絶大なる栄誉をもらっている。http://london.yahoo.co.jp/column/detail/201208030005-spnavi


今まで錦織圭をずっと見てきたが、ここまで気迫がこもり、どんな状況になっても、何かの後押しがあるようなメンタルの安定性は見たことがなく、明らかに全豪オープンのベスト8とは違っていた。


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そして普段のツアーよりグランドスラムより何か嬉しそうで、楽しそうだった。普段は錦織はアルゼンチンのダンテコーチ、日本人のトレーナーがサポートし、3人でツアーをまわっている。


しかし今回のオリンピックは、国旗がウェアに入り、何人もの日本代表コーチやトレーナーが全面的にバックアップし、いつものツアーとは全く違う。しかも選手村も活用し、同部屋もテニスの添田豪。毎日夜はスーパーマリオカートなどのTVゲームで添田とデッドヒートし、添田がいつも負けているそうだ。そして卓球の世界ランク5位の水谷やベスト8に進出した岸川らと同じ。


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大事なポイントの度にガッツポーズをし、日本人コーチ陣を見ていたのが、その精神の表れ。非常に日本選手団としての一体感を感じて、嬉しい瞬間だった。


自分は思います。テニス選手はおそらく他のスポーツも含めて競技人口が非常に多く、世界中で愛され、能力が高すぎる選手の集まり。おそらく身体能力的なモノだけでスポーツ全選手を評価するとすれば、男子の中ではサッカーに続いて、能力の高い選手が多い分野ではないかと思う。


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その恐ろしい程の能力を持った選手達の中でベスト8に入るというのは至難の業。177㎝の日本人選手がパワーではなく、巧みな戦略と技術できることが本当に凄い。22歳ですからね。他のスポーツ選手もぜひこの強いメンタリティと山ほどある戦略の引き出しの多さを学んでほしい。


そして錦織の弱点も改めて露呈された。錦織が負ける相手は、ほとんどが「ビッグサーバー」「ビッグフォア」。要するに一発で決めることが出来る選手に負けることが多い。


錦織の巧みな戦略や技、駆け引きが全く通用しない相手達。錦織が5分かかってようやくキープするサーブも、1stサーブ4本のわずか1分でキープされるような一発のある選手。または、サーブを中心に一発で決めれる強烈なフォアハンドを持つ選手。準々決勝のデルポトロのように。


今大会は非常に調子が良かった。怪我からの2か月間のリハビリを経て、試合勘のないままウィンブルドンに望み、同じくデルポトロに敗戦。しかしそこからここまで素晴らしいプレーを見せてくれるとは夢にも思わなかった。


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今年の全豪オープンでベスト8とセンセーショナルなニュースを届けてくれたが、正直自分の見た目では全豪おーぷんよりも上の質の高いテニス!サーブが進化し、サーブを中心としたトップ10選手といっていいくらいの風格と内容のテニス。


そして嬉しいのは海外の人気。デルポトロ戦でもあったが、1万人の観客のほとんどが錦織の応援。海外人ファンによる手拍子の応援もあった。海外でもトップ4のフェデラー・ジョコビッチ・ナダル・マレー以外でサインを受ける選手は、錦織になりつつあるという評価もあるくらい。


それほどパワーだけでなく、戦略などの頭を使うテニスで、ここまで観客を魅了できる「ゲームメイク力」の総合的なテニス評価をもつ錦織が、海外で大人気の理由の一つとなっているだろう。デルポロト戦終了後の観客総立ちのスタンディングオベーションがそれを示している。


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ただし、錦織ももう若くない。今年の12月には23歳で、中盤の選手となる。アジア人のスポーツのピークは25~27歳と言われ、それ以降、驚異的なフィジカルを要するハードなスポーツは落ちていくばかりと錦織本人もコメントしていた。


残りの4か月間。そして24歳、25歳となるここ2年くらいが、錦織の最大のチャンスであり、逆に生かさなければならない。世界1位ロジャーフェデラー、世界2位ノバク・ジョコビッチ、世界3位ラファエル・ナダル、世界4位アンディ・マレー、世界9位デルポトロなどこの選手達を倒しながら、グランドスラムで優勝する日が待ち遠しい。きっと達成してくれるだろう!!


これからも応援しますビックリマーク