海上保安庁は29日、東京湾の羽田沖で観閲式と総合訓練を実施した。公開の場にほとんど姿を見せない海保の特殊部隊「特殊警備隊」が初めて訓練の様子を披露、密輸容疑船への移乗訓練などを行った。観閲官の前原誠司国土交通相や一般公募などで集まった招待客ら約4300人が巡視船に乗船して観閲式や訓練を見守った。

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 「特殊警備隊」の訓練では、隊員がヘリコプターからロープで容疑船に素早く降下して船橋に突入し容疑者らを取り押さえた。また、海難を想定したヘリコプターからのつり上げ救助や火災船の消火など、海保の巡視船艇や海自の護衛艦、警察、消防、税関などの船艇42隻と航空機19機が参加して本番さながらの迫力ある訓練を繰り広げた。

 「特殊警備隊」はシージャックなど海上での凶悪犯罪に対応するため、1996年5月に創設。核物質輸送船への襲撃や有毒ガスを使ったテロを想定した訓練なども行っている。99年3月の不審船事件や01年12月の北朝鮮の工作船事件のほか、最近では09年2月に高知県室戸市の椎名漁港で覚せい剤120キロ(末端価格約120億円)入りのキャリーバッグが見つかった密輸事件でも出動している。

 観閲式と総合訓練は今年で55回目。観閲式は30日も開かれ、三日月大造政務官が観閲官を務める。【米田堅持】

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