このブログは、様々なジャンルの本を勝手気ままに批評・考察している内容がほとんどです。
そして、なるべく行動につなげていくための、とても個人的な備忘録となっています。
ただ、本だけでなく事・物・人に対しても時々批評・考察します。
今後は、批評・考察の対象・ジャンルは増えると思われます。

時折、タイトル・趣旨から脱線する場合もありますが、気にしないでいただけると助かります。
また、お薦めの本がございましたらぜひお教えください。宜しくお願い致します。
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Tue, November 24, 2009 00:06:11

ブランド戦略の変化

テーマ:IT
先日、与党の温暖化政策によって、確実に近い形でGDPが押し下げられると
政府委員会(経済のスペシャリストの集合)が発表しているという記事を紹介したと思う。

一方で、第一生命経済研究所が12日に「日本経済の10年予測」というレポートを発表した。
その中で、どのシナリオをとっても日本はとりあえず経済成長するという。

まぁ、経済アナリストの予測なんてそんなもんだろう。多くの専門家が世界中にいながら
リーマンショックを予想出来たのも数名だし。だが、そういった論文を読む中で日本企業は、
本気で挑戦しなければならない局面を迎えていると思われる。

その局面っては、1.如何に世界の中間所得層を攻略していくのか。
そして、2.如何にブランドを構築し、シナジーを発揮していくのか。

の2点だと思う。

JETRO, World Bankによると、1人あたり$4,000~$17,000(PPP)という
世界の中間所得層は2005年約4億人から2030年には、12億人に膨れあがる。
つまり3倍だ。

そうなると、国内需要が期待できない以上もはやその市場を見逃すわけにはいかない。
また、日本の大手企業もそれに気づいたのか、必要十分の機能だけを装備した、又は
「使えればいい」という最低限の機能を満たした商品の供給を目指し始めた。

そしてこの戦略は、当然の結果であるが、ここで恐らく既存のブランドが毀損されるのを
避けるため、ブランドを変えて販売する事になるだろう。
だが、出来れば既存ブランド力を活かした戦略をとりたい。そうなると日本という
高品質・高級ブランドに傷が付きかねない。このジレンマに陥るハズだ。

個人的にこの問題は、「オプションの多様化」で解決できると考えている。
しかし、そうなると間接コストが多くなる。この間接コスト(オペレーションコスト)を
如何に良質なシステム化として構築するかが胆かもな。と考えてみたり(笑)

以上
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Mon, November 23, 2009 00:11:36

インセンティブ

テーマ:経済系
インセンティブ 自分と世界をうまく動かす  auther.タイラー・コーエン


著者は、タイラー・コーエン氏である。ジョージ・メイソン大学の経済学教授である。
良く分からない著者であるが(笑)、インセンティブ・・・これは近年の経済学で
注目を集めている理論の一部で、興味を持って手に取ってみた。

経済学の目的は、基本的にトレードオフを概念の基礎に、一方が減ると一方が増えると
いう仕組みだ。そして、私達に大きく関わってくるのは「資本」であり、つまり金である。
しかし、そこに疑問を投げかけているのが、インセンティブである。
要は、人々が何かを決める時ってお金だけで決めないでしょって事。

そして、インセンティブを上手くコントロールし、日々の生活の役に立てよう。
ってのが、本書の趣旨である。要は、なぜ”それを必要とするのか”という事を
深く考えていく事が重要って事を本書は述べていると思う。
筆者はそれを内なるエコノミストと呼んでいる(笑)

まぁ、総評としては少し助長的で、メリハリなくあんまり面白くなかったかも
しれない。基本的にはインセンティブってのは人によって異なるものであるため、
もっと本質的な事を簡潔に述べて欲しかったのだが、それとは対象的に、
ある事例そのものを深く掘り下げ、その説明に数十頁を割くっていう体裁。

まぁ、その中でも面白かったのは芸術を楽しむ方法だったか。
基本的に、私も同じ事をしていて、そのおかげでより楽しめるようになっているので
私からもお薦めできる。そして、その方法は、

1.展示室で一つだけ持ち帰れるとしたら何を持ち帰るか。それはなぜか。を考える。
2.作品を見終わったら、どの絵が心に残ったから自問自答してみる。

以上の2点である。
実は5箇条であるが、他は必要ないだろう(笑)
上記2点だけでも押さえて芸術を見れば、それなり得るものはあると思う。

まぁ、時間が有り余っている人であれば、読んでみたらいかがでしょうか。。。

以上
Sun, November 22, 2009 00:02:57

インテグレーティブ・シンキング

テーマ:コンサル・思考法
インテグレーティブ・シンキング  auther.ロジャー マーティン

著者は、ロジャー・マーティン氏でありハーバード卒ートロント大学MBAホルダー
ポーター創設で名高い米モニター社でディレクターを務めるなど、
このような思考法については、専門家であると考えられる。

そして、本書の内容は「インテグレーティブ・シンキング」についてである。
これは、言い換えれば「弁証法的思考法」「アブダクション」の事である。
よって、目新しいって訳ではないが、上記を取り扱っている書籍が少ない事からも
希有の存在であり、だからこそ売れているのだろう。

ここで復習も兼ねて所謂”思考法”について、おさらいする。
思考法は、主に3つの方法がある。

1.インダクション(帰納法)
2.デダクション(演繹法)
3.アブダクション(弁証法)

1・2は、論理的思考法として昔から教わっている。しかし、3が意外と教わる機会は
多くない。アブダクションは、テーゼとアンチテーゼからジンテーゼを導き出す
思考法で、仮説生成型とも言われている。

以上が、おさらい。
で、本書はその3の説明を事例と共に分かりやすく行っている。
特に事例はインタビューから生成されたもので、なかなかおもしろく興味をそそる内容だ。
さらに、本書ではその思考法を身に付けるための外・内的要因を説明している点で、
他の書籍と異なる価値を生み出してる。そしてその要因とは、

1.既存のモデルは絶対でないと考える
2.対立するモデルの存在は問題解決に有利
3.複雑さの中にこそベストソリューションがある
4.発想推論、因果モデリング、共感型質問の3つが役に立つ

以上である。詳しい説明は本書を是非読んで欲しい。
結構短時間で読めるので、時間がない人でもぜひ読む事をお薦めする。

以上
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