なにもかもがうまくいっていなかった今年のインディゴソックス。
私たちファンも負けることに、もはや慣れっこになっていた。
いや、だからこそいけなかったのか。
しかし、そんな「もっとしっかりしろ!」なんて言える空気ではなかった。
(それでも言ったけど)
打線は何を基準にして組んでいるのかよく分からず、
一見全員が試合に出ているようで、それでいてかなり偏りがあったり、
じゃぁ、出ずっぱりの選手は強化指定なのか、というとそうでもなかったり。
あと、ある程度本当のことらしいが、
見た目にも多くの選手(全員かも)バッティングフォームをいじられ、
それがハマった選手が出てこなかった。
投手陣は佐藤選手、渡邊選手が奮闘したものの、
高知FD相原選手、高梨選手の左右2枚看板にまではなれず、
(ぜひ、それくらいに!という願いはあったのだが)
角野選手は出遅れ、角野選手が出遅れたことで先頭に立たされてしまった
番場選手も状態がよくないままスタートダッシュにつまずく。
2期生の救世主もとうとう大して現れないまま、シーズンを終える。
ただ終盤、これまで出番が少なめだった2期生が結果を出しつつある。
さぁ、ここから…、かどうかは分からん。
そう安易に期待を持てなくなってしまっている。いろんな意味で。
【投手】
11 生出 和也 選手
元々前監督が期待していた(とスポーツコミュニケーションズにあった)。
140km台のストレートというフレコミだったが、
そんなに出てはなかったかも。
ただ、このストレートが武器なのはよく分かる。
一時は先発でまずまずの結果を出し、そしてまたダメになり、
ロングリリーフが成功してまた挽回するかなぁ、と思って期待していたら、
今度はピンチに弱い、という弱点を出してしまうことになる。
後述になるが今年の2期生、投手は似たタイプが多かった…。
14 安里 渉 選手
石井選手の自主希望による退団はファンにとってショックだった。
その代わりを!という期待をされていたが、残念ながら結果が出なかった。
ややクセのあるフォームからストレートとスライダーを丁寧に、
というパターンなのだが、突如ストライクが入らなかったりで、
フォームがそうなのか、攻め方なのか、メンタルなのか、
よく分からないが未完成である。
意外とチャンスはあった方で、先発も6度。
しかし、惜しい!といえるのがわずか1試合であとは完敗。
16 森下 泰文 選手
安里選手と同じく、期待の左腕。
特に前監督のコラムによると、森下選手は合同トライアウト後の
4球団監督会議(?)で、いわゆるドラフトのようなことをしたらしいのだが、
「他球団との争奪戦の末、見事勝ち取った選手」ということらしい。
(あれ?ウェーバーで採用するんじゃなかったっけ?争奪戦って…。)
が、コントロールに難がある。
でもま、これはこういうリーグの選手なのだからよくある話。
力強いストレートはやはり期待されていたのだ。
ところが、先発を任されたのがわずか1度。
コントロールは今一歩だが、そんなに失点を重ねたわけではない。
しかし、そのまま見限られてしまい前期終了後退団となった。
(ちなみに「本人の希望」とあったが、そうではないことを確認している。)
香川OG・深沢選手も左腕で昨年はコントロールに大変難があったが、
今年の大変化はアイランドリーグファンならみなさんご存じ。
ましてNPBは左腕欠乏状態。ガマンはできなかったのか…、
と私としては今でも疑問の残る退団である。
16(森下選手後) 多田野 数人 選手
9月に起きたビッグサプライズ。わずか1ヶ月(リーグとしては半月)の
スポット参戦ながら、元MLB。
所属が徳島ISになった理由は「優勝争いをしてないから」。
という完全なるタナボタながら、私たちファンは彼のピッチングを堪能した。
来年はぜひメジャーで。テレビで応援する徳島県民も増えることだろう。
17 角野 雅俊 選手
もはやファン層は四国規模。
4チームのエースの中では最もコントロールがあやふやだとは思うが、
試合の中でモチベーションを上げ、援護なき時はこちらも1点もやらない、
という気持ちを前面に押し出して投げ続けていた。
…というような昨年の孤軍奮闘ぶりはまったくない。
思うようなところにボールがいかず、アンパイアのジャッジにイライラし、
打たれてうつむき、歩かせてうつむき、敗戦処理で登板してうつむき…。
もちろんナイスリリーフもあった。あったが、続かない。
あるファンには今年限り、とおっしゃっていたらしいが、去就は…。
18 佐藤 広樹 選手
今年のエースは彼だった。
投げてみないと分からないむきはあったものの、
立ち上がりは昨年よりもいいのではないか。
ただ、打たれ出すと単調になるのか(捕手の責任もあろうが)、
連打を浴びることもしばしばあった。
さほどストレートのスピードがあるわけではないので、
(それでも昨年よりまだ伸びている)配球が大事になってくるのだが、
昨年の村田選手とのコンビ解消も原因としてあったかもしれない。
ご本人はこのチームの中ではかなりNPBへの思いが強い方である。
監督が代わったこともあり、来季は微妙だなと感じるが(カン)、
まだ20歳。いくらでも伸びる。
もし他のところでプレーすることになっても応援を続けたい選手である。
19 竹原 俊介 選手
スリークォーターからキレのいい直球、スライダーなどが武器、
先発中継ぎ起用、というあたり、生出選手とタイプがかぶるのである。
急にストライクが入らなくなる、ピンチに押しつぶされそうになる、
などなどその辺まで似ている。
ちょっとまだ力任せのようにも見えるなぁ。
特に打線の2巡目以降で崩れたりした。
このまま荒れ球で勝負!…でも悪くはないが、
それではアイランドリーグで終わってしまうので、
やはり地道にコントロールを伸ばすしか道はないだろう。
20 番場 由樹 選手
昨年からの話で、とにかく2ストライクで追い込むまでは最強の選手である。
もともとのコントロールはいいのかもしれない。
ただ、そこからの勝負球。だいたい緩いボールを使うのだが、
この例えばチェンジアップを見送られると、ボールになり、
そこから苦しいピッチングになる。
ちょっと選球のうまいバッターなら見送られてしまう。
なにか別のウイニングショットがあるとよかったのだろうけれども…。
あと、ケガしていた時期もあったようで、
なにかとよろしくない1年だった。
22 米澤 孝祐 選手
アメリカ帰り、NPBジャイアンツのプロテストで最終選考進出、
というような鳴り物入りで入団した地元選手。
球団の期待もとても高かったはずだが、
これまた評判の制球難が全く解決せず。
ようやく落ち着いてはきたのだが、
もっともっとメンタル面を鍛えなければ、というご本人の分析だった。
ストレートがミットに収まる音が本当に重いのだ。
今年はとうとう未勝利に終わったが、
来年こそは「大化け」と言われ、勝ち星を重ねなければならない。
挫折を味わうのは1年間でいい。
23 渡邊 隆洋 選手
非常に真面目な選手であることは今さら。
見事今年の契約を昨年夏場の活躍で勝ち取り、
今年は飛躍の年!という位置づけであった。
開幕当初は万全には見えなかったし、
左腕が2人も入団したことで競争は激化するかと思われたが、
最終的にはやはり彼がもっともよい成績を残した。
後期では佐藤選手と共に2枚看板として、
苦しいチーム状況をじっと支えてきた。
しかし、こと技術面においては、スピードも新変化球も目立った変化はない。
(いや、速く沈む変化球があったな。取材はしてないけど。)
シーズン通してみればエンジンの掛かりが遅かった
(前期がふるわなかった)のも確か。
しかしまぁ、それはさしおいても本当によく投げ抜いたと思う。
28 冨沢 陽平 選手
なんといっても1試合しか見ていない。
オープン戦でも見たが、それを含めても2試合。
いいんだか悪いんだか全然分からないうちに退団。
今年はケガが原因ならそう書くので、そうではないのだろう。
29 小林 憲幸 選手
前半戦は彼が出てくると、もう大丈夫、という気持ちになった。
それくらい絶対的な守護神だった。
しかし、昨年ヒジか肩かを痛めた不安と、
元々から気分次第で調子が落ちる選手なので、
これが1年続くかどうかは本当に疑問だったが、
その疑問が悪い方の答えを出した。
あまりにもチームが勝てないため、ビハインドでも登板することがあったが、
明らかに気分が乗っていない(集中してない?)。
そういう時はやはり相手打線に捕まってしまう。
後期もほぼそのまま、あまりよくないままでシーズンを終えた。
33 森 倫太郎 選手
なんだかあまり印象がないのだけれども、
出ればよくフォアボールを出していた。
あまり下を沈めず上体で投げる感じなので、
多田野選手からなにかを盗んだか…??
34 益田 陽介 選手
ファンに慣れていないということもあったはずだが、
まさか、正面切って「ランナーが出ると不安だ」と言われるとは思わなかった。
本当に自信なさそうな選手なのだった。
もっともっと大胆さがあれば、結果がついてくるのだけれども。
まだサイド気味のフォームでリリースの仕方が試行錯誤のようだった。
さて、来年までに完成するのか…?
【捕手】
10 赤井 慎太郎 選手
退団時に詳しく書いたが、しかしチャンスがなかった。
やはりあとの2選手との比較では厳しい部分もあったかもしれない。
しかし、わざわざ前期で退団させることもなかったと思うが…。
25 福永 泰也 選手
前期は打てないながらもマスクをかぶることが多く、
マスクをかぶらない時もDHに入っていた。
今でも?なのだが、一時は4番を任されることもあった。
しかし、あることがあってスタメンを外されると、
そのままおよそ1ヶ月ほとんど出番がなかった。
その頃、チームも急降下をはじめていた頃で、
雰囲気もとても悪かったはずだが、知人に聞いた話では、
腐ることなく人手不足のブルペンをまかなっていたそうだ。
そうして満を持してスタメン復帰した9月になって、
攻守共にチームを引っ張っていった。
一時は5試合連続マルチヒット(連続ヒットは7試合続いた)を記録した。
個人的に好きな選手ではあるが、去就が注目である。
27 加藤 光成 選手
苦しいシーズンだったと思う。
特に夏場、あまりバットの方でも結果が出ず、
盗塁され放題、どう見てもゲーム全体を見渡せてなくて、
自分のことで精一杯、という姿がまる映しだった。
必然的にヤジが多くなり、きっとつらい思いをしていたに違いない。
しかし、彼だけが悪いわけではない。
やはり捕手2人制がムチャだということ。
それと思い切って2週間ぐらい休ませてミニキャンプでもすりゃいいのだ。
首脳陣、ちゃんと見てるのか…と思っていたら、
とうとう9月くらいになってスタメン落ちが続いた。
しかし、彼はそれを契機にきっと練習していたのだと思う。
久々にスタメンマスクを見た9月下旬、
送球もリードもその他のプレーも非常に落ち着いていた。
来年があるなら(けっこう年長さんなのだ)、今度こそ文句ない正捕手へ。
【内野手】
1 久米 直光 選手
途中退団のところでも書いたが、
あまりにも監督が起用しないものだから、どういう選手なのか分からない。
どこをつついてもすごく真剣に練習に取り組んでいると聞く。
起用が少なかった2期生が終盤活躍するのを見て、
実は彼のことを思い出していた。
勝負の世界だから、花開くのをも待ってはくれないのは理解できる。
しかし、勝負する前から去れ、というのはあまりにも勝手すぎる…。
2 山口 寛史 選手
賛否両論がもっとも激しい選手。
実は私も昨年はどっちかというと「否」の方だった。
とにかくダラダラしている。
ならプレーで魅せればいいじゃないか、となるところだが、
プレーもままならず。
今年は、確かに守備はそういうところもあった。
しかし、打撃においては特に後期、
毎試合のように鋭いヒットを飛ばしていた。
(チームの流れに今ひとつのってない、という評価もあるようだが)
昨年のことを考えると、なんとかしようという気持ちは出ていたようだが…。
3 小松崎 大地 選手
よく分からない選手。いや、今年に関しては
なぜ彼が外野手起用なのかが分からない。彼のせいではないが。
守備でよく失敗し、打撃の方も肝心なところで不発だったり、
ヒットだ!と思ったらライナーだったりした(3度くらいあったかな)。
セインツ戦では見事なホームランだったものの、
全体的に打球があがらなかったような気がする。
めちゃめちゃ打っているように見えて率はそうでもない。
6 井内 勝己 選手
大二郎選手に続く野手の地元選手。
実は昨年から練習生として帯同していたということもあり、
首脳陣も力量は分かっていたのではないだろうか。
開幕からショートのポジションに入り、地味ながら(失礼)活躍していた。
ただ、大きな穴もないかわりに、何か突出したものもこれまたない、
ということで、やっぱり目立たない。
内野守備ならどこでもOKかと思っていたが、
時々入るサードは苦手みたいだ(サードって結構難しいと聞く)。
7 大二郎 選手
角野選手と並んで四国規模で人気の選手。
そのファンに対する立ち居振る舞いが人気の秘密だが、
もちろんプレーでも観客を魅了している。
体は小さいが長打も放つことが出来、足もある、ということで
けっこう打順はどこでも頓着しないタイプ。
ということであらゆる打順に入り、その与えられた場で活躍していた。
ただ、明らかにいじられたフォームでは、
肩に力が入りまくっていて、まず始動がつらそうだった。
元に戻してまた打ちだしたのだそうだ。
盗塁王!とシーズン前はおっしゃっていたが、
あまりそういう場面にあわなかった。
24 松原 祐樹 選手
昨季後半快進撃の原動力。
当然今年は大いなる期待をかけられてのシーズンだった。
が、開幕スタメンにはのらず。しかし、その後も腐らず、
思い切りのいいスイングでスタメンを勝ち取っていった。
チャンスに強い、という言われ方をよくされるが、
今年はそれほど感じなかった。
むしろ、一番の課題は気分に左右されやすいことではないか。
好不調の波がかなり大きい選手である。
31 岡嵜 雄介 選手
途中入団のバイプレーヤー。
元は外野なのに外野を守ることはなく、内野を一通り守っていた。
が、ショートはまだまだ。サードはよく分からないが、
結局落ち着いたセカンドでは送球難が顔を出す。
かなり近距離のファーストへの送球がワンバウンドになるなど、
ちょっとなぁ…と思うところもあった。
打撃は慣れればもうちょっと打てそうな気はするが、よく分からん。
結果は出ていない。
【外野手】
5 永井 豪(たけし) 選手
その大きな体躯は大砲を想像させるが、実はそうではない。
出番はそこそこにあったが、
おそらく1試合で続けなければ力を発揮できないタイプなのだろうが、
代打ではほとんど結果が出ず、またDHでも三振を繰り返していた。
また前期ではケガもあり、さらにその再発もあり、
8月までは本当に苦しい戦いだった。
終盤外野手スタメンとして起用され始めると、
これまでの失敗を振り払うかのような逆襲。
凡退してもかなり粘ったり、粘った結果がフォアボールだったりもした。
必然、三振も減った。
来年残留希望、とご本人から聞いている。
さぁ、来年は一気に中心選手になるか?
8 グレアム 義季 選手
昨年の盗塁王も前期は苦しんだ。
おそらくフォームをいじられた影響もあるのだろうが、
それにしても打率は長いこと2割を切っていた。
しかし、守備と快足があるので、スタメン落ちすることはなかった。
個人的な見解では少しリフレッシュが必要だったかもしれない。
しかし、後期も中盤に入る頃から盗塁を量産。
いつのまにやら、盗塁王まであと1歩のところまで来ていた。
結局タイトルを逃してしまった。あと4分でも出塁率が上がってたら…。
9 西村 悟 選手
そのホームランを見たのはオリーブスタジアムだった。
右打者の彼がライト方向へ思い切り打球を飛ばし、
スタンド中段に叩き込んだ一発。
徳島ISについにこんなバッターが来たか、と感動していた。
ある時期からは不動の4番。
金谷選手が万全なら4番争いもあっただろうが、
結果的に彼が一番適任だっただろうと思う。
とにかく三振しても思い切り振っていった。
来年こそは、ご自身が目標に掲げていた三冠王…
(いや、二冠でええんとちゃいますのん?)を目指して。
32 SHOHEI 選手
途中加入の選手。相当期待されていたはずだ。
んで、終わってみればまずまずの結果が出ているではないか。
どうもすぐにケガをしてしまい、最後まで万全の状況ではなかったようだ。
それさえなけりゃな、と惜しまれる選手ではある。カッコイイし。
来年残留なら、首位打者を狙っていけるのでは?
35 金谷 良太 選手
NPBジャイアンツ戦でのタイムリーヒットを見て、
今年の金谷選手は大活躍じゃないのかぁ??と期待感いっぱいだった。
もちろん、ご本人もそのつもりでいらっしゃったようで、
ファンへお話しされる時もどことなく自信にあふれているようだった。
しかし、ちょっと打てない時期が来るとすぐに打順を下げられ、
さらにはスタメンからも下ろされ、苦汁をなめされられた。
やはり精神的にも参っていたのか、見た目にヤセていた。
もともとジャイアンなどとも呼ばれていたそうなのだが、
その面影はもはやなかった。
そんなシーズンだっただけに最終戦のホームランには、
ファンもホッとしたのである。
53 吉岡 俊輔 選手
外野手のメンバーは固定気味だったので、
全体的には本当に出番が少なかった。
グレアム選手が故障時に代役で
一時センタースタメンということがあったが、7試合でノーヒット。
自慢の俊足を生かすチャンスすらないまま、
またグレアム選手の復帰により、ベンチを温める日が続いていた。
そうして回ってきた9月のチャンス、
大げさに言えばクビをかけてのスタメンだったのではないかと思うが、
見事にそれまでのゆるいスイングとは一変、
選球し、甘くなったボールを鋭くレフトへ運ぶバッターへ変身していた。
トータルの成績が全くよくないので、来季は??だが、
来季あるならトップバッターでガンガン活躍して欲しい。
なんだか「来季残っていれば」みたいな話が多かった。
あまり今年の話をするのもなんだなぁ、
という意識があったのかもしれない。
来季…までは見てみようかな。どのくらい行けるかは分からないが。
何も変わらないようなら…。………。