March 29, 2007 21:54:01

行ってきたさっ!

テーマ:極私的観戦記・野球

(今回もコメントを受け付けます。くれぐれも誹謗中傷はおやめください。

祝福コメント大歓迎。関係者のコメントも大歓迎。)


3月29日 第79回選抜高等学校野球大会 大会?日目第2試合

室戸高校(高知) vs 宇部商業高校(山口) 12:30?~ at甲子園


室戸高校 4 - 1 宇部商業高校



【いざ甲子園へ】

朝4時に出発した友人と合流。

…というか友人の御一同様が

7人乗りのワゴンにずらっといらっしゃって、

助手席がどど~んと空けられていた。

(あんまりちゃんとあいさつしてなかったのだが、

ご家族のみなさま…窮屈だったんじゃないでしょうか…。

本当にお世話になりました。ありがとうございます。)

びっくりしたのが、淡路SAで休憩をとっていた時。

ずらずらずずらら~っと平日の朝もはよからバスが並んでいる。

「まさかね~」と思っていたら、ことごとく室戸高校関係者だった。

なんだかSAジャックされてるみたいだった。

淡路島のハズなのに、そこだけ室戸市状態だった。

んで、3年半振りの甲子園へ。

しかし、前の試合が決定打なしの延長戦へ。

おもしろかったけど(外野で観戦)、とにかく長かった…。


【んでゲームをカンタンに】

今日もまた新聞の「今日の試合、みどころ」では、

室戸高校は森澤選手次第だという。

まぁ間違ってはないが、新聞記者ならもうちょっとこう、

「前回の堅守が必須」とか「1~3番がカギ」とか

「竹村選手(捕手)のリードにも注目」とかなんかないんかいな?

エース4番の森澤選手が大黒柱なのは疑いないが、

決してワンマンチームではないのである。


さて、森澤選手だが…テレビで見るとまた印象が違うかもしれないが、

立ち上がりストレートがもう一つに見える。

その代わりキレにキレていたのがスライダー。

序盤、竹村選手はかなりスライダーを要求し、そしてそれが功を奏して、

三振の山を築いていった。

もしも、前回の試合を宇部商業が参考にしていたなら、

おそらくストレート中心のピッチングと読んでいただろうから、

これはかなり戸惑ったのではないだろうか。

結局最後までスライダーを上手く打つことができなかった。

加えて、今回はそのスライダーよりさらに10km/h遅い

スローカーブをうまく混ぜていた。

しかもその変化球でバンバンストライクを取っていくので、

完全に森澤選手のペースだった。

1失点は決して当たりのいいものではなかったし、

守備陣もやむなしで、仕方がなかっただろう。


1点ビハインドを背負うことになったが、

どう見ても室戸高校は焦っている様子はない。

1死満塁で、ジーノ個人的に期待の小松選手がダブルプレーに

倒れてしまった、ということがあったが(4回だった?)、

そういうことがあっても、森澤選手がすぐにその後を抑えるので、

流れが宇部商業にいっているようにはあんまり見えなかった。

すると6回、確かトップバッターからの攻撃だったはず。

3人のうち、誰かが出塁すれば4番森澤選手に回る…というところで、

その通りになった。2死2塁。

ここで、森澤選手が持ち味の豪快なスイングで

ホームラン?というくらいのどでかい左中間へのヒットを放ち同点。

8回には宇部商業ショート、林選手の痛恨の悪送球で勝ち越し。

このまま終わったら、林選手にとっても室戸高校にとっても

後味がイマイチに(勝ちは勝ちだが)なってしまうところだったが、

9回に満塁からトップ泉選手がダメ押しタイムリーを放ち、勝負あり。


…と9回がカンタンに触れすぎた。

もともと打力が弱めとされていた下位打線だが(どこでもそうだが)、

小松選手が今日もヒット、コンパクトに振ってた。

続く小谷(おだに)選手、1死だったがバントだな…、

と思っていたら確かにバントの構え。

しかし、それはフリだけで、バスター。思い切り振った打球は

いい当たりではなかったが、見事に甲子園初ヒット!!

このプレーは大きかったなぁ。

で、堅実なプレーがキラッと光る柳弘(やなひろ)選手が、

きちぃっとバントを決め(重要)、

ずっとヒットがないが、前の試合ではフォアボールを選びまくった

俊足の北岡選手がここでもフォアボールを選んで満塁。

…というところでの、実は地方大会で打点も多かった泉選手の

タイムリーへと続く攻撃だったのだ。…書くと長かったな~。

下位打線がこれだけ機能したらそりゃ勝てるわ。


森澤選手はこれで2完投。今日はフォアボールがなかったような。

ただしデッドボールが3つという怪投…。

スライダーで稼いだ奪三振は7つとなった。

初めスピードガン的に乗ってなかったのだが、

尻上がりに調子を上げ(スロースターターなだけかも)、

最終的には140km/hを記録。

後半はけっこうストレートを加えてたような。


と、さんざん室戸高校のことばっかり書いていたが、一方で宇部商業。

打線がもうちょっと暴れるかな、

という根拠ナシの予感があったが、それははずれた。

まぁ、たぶん事前のイメージと

今日の森澤選手の組み立てが違ったんだろう。

テレビで見て変化球がいい投手だな、と思ってた高橋選手も

敗戦となったが8回2/3でフォアボール0のナイスピッチング。

ストレートもまずまずだったし、惜しかった…。

しかし、息詰まる投手戦の中で本当によく投げた。



【で、アルプスを埋めた室戸高校応援団って】

平日にもかかわらず、アルプスは埋まっていた。

ここは全校生徒がそんなに多いわけではないので、

結局オトナ達…ということになるのだが、それにしても多い。

私が欲しいなぁと思っていた、

「こじゃんとやるぜよ」ということばとクジラのかわいい絵が描かれた

トレーナーは、実は保護者家族だけの限定モノ。

一緒に戦ってるんだ、というような気持ちをこめてるんだって。

(たいびんびさんとおっしゃる保護者様のブログより情報収集)

知らなかったよ…ごめんなさい。

そんな貴重なものだったなんて…。


で、肝心の応援である。

ブラスバンドもけっこうまとまってて、あとはオーソドックスな感じである。

室戸市民ならみんな知ってるなんとかって曲や、

高知県出身のやなせたかしさん原作のアンパンマンの曲や、

そういう郷土色ある曲が存在していることを除けば、

特に目新しいものというのはないが(十分目新しいが)、

彼女彼らは応援に一番大事な、


「本気で応援している」


感が、どどどっ!と出ているのである。

私の拙文では申し訳ないが、言い表せない。

別に少々リズムがずれてようが、

ボードがあがってんだかあがってないんだか、

とにかく気持ちが入っているからすぐにまとまる!

勝利に向かって!ということはもちろんだが、

選手がアツクなるような応援を!というふうになっているし、

目一杯のプレーには失敗してもごちゃごちゃ言わない。

そういうわけで、みんな率先して声を出している。

今日の試合の場合、1点ビハインドでしばらく進んだわけだが、

みんななんだか「やばいな~」という雰囲気が感じられない。

なんというのか、選手がきっと追いつき勝ち越す、と信じているかのよう。

そう、保護者の方は「一緒に戦っている」というようにおっしゃっているが、

それも感じたが、それよりも「信じている」という気持ちの方が

あるんじゃないだろうか。


人文字もいいだろう、一糸乱れぬ音楽もいいだろう、

そういった統率の取れた応援は確かにカッコイイが、

やっぱり一番肝心なのは「魂」だわなっ!

(アイランドリーグの応援もぜひこういう室戸式でいこうぜ!)


異常に長い文になってしまったが、これでも半分くらい削った。

選手は本当に会心のプレーを続けるし、

ベンチももちろん一緒に戦っているし、

アルプススタンドも戦い、そして見守っている。

それと。

見事ベスト8を勝ち取った。

報徳学園、宇部商業と、

高校野球ファンならおなじみの両校を下して、である。

しかし…その次がこれも名門熊本工業って…どんなめぐり合わせじゃ。

もう次は行けないし、テレビ観戦も叶わないが、どうかいいプレーを。

勝とが負けよが、甲子園でもう一暴れしてきて欲しい。

そして、アルプスのみなさん。今日はお世話になりました。

たった1年半のファン歴の私ですが、

次もいいゲームになるよう、心から願っております。

お体こわしてでも(をい。)次もがんばってください!

March 25, 2007 17:34:06

マグロ大漁並みのボルテージ

テーマ:日記

(今回はコメントを受け付けます。くれぐれも誹謗中傷はおやめください。

祝福コメント大歓迎。関係者のコメントも大歓迎。)


(テレビ観戦。はずせない所用で現地にいけなかった…。)

3月25日 第79回選抜高等学校野球大会 大会3日目第2試合

室戸高校(高知) vs 報徳学園高校(兵庫) 11:00~ at甲子園


室戸高校 2 - 1 報徳学園高校


報徳学園高校のエースは下級生の近田怜王(れお)選手。

大会屈指の左腕の呼び声高く…なんだけれども、

1試合しか見たことないからよく分からん。

ストレートで勝負のできる大型左腕ということだそうだ。

あのウワサの大阪桐蔭高校を破っての近畿大会優勝校。

当然の事ながら、優勝候補の一角であり、

「大会展望」等というものを見ても、

完全に1回戦はムシしている書き方である。

当日の見所の寸評を見てみると、ほとんどが近田選手の話であり、

室戸高校はわずか2行「森澤選手次第」とあるだけ。

エースで4番の森澤選手はもちろん投打の軸。

彼がこけたらみなこける、それは確かにそうだが…。


この試合、勝つとしたら森澤選手が無失点(1点も取られちゃダメ)で

前半戦をノースコアで乗り切り、

報徳学園の焦りを誘いつつ、終盤勝負と読んでいた。

(どこかに書いたっけ?)

強豪校がいわゆる前評判の低い高校に苦戦するのを散見するが、

ああいう時って点が入らなくなると、

ムリにボール球を打ちにいったりして、

打線がまず焦ってくることがある。むろんないこともあるが。

まぁ問題はその相手校もカチコチになって自滅することで…。


さて、森澤選手。

全く期待通りのピッチングだった。

コントロールはテキトーと聞いていたが、本当にテキトーである。

が、なんにせよ、一番自信を持っているストレートを

しっかり投げ込むんだ、という姿勢が思いっきりでていた。

なんだかNPBタイガース金本選手のようなたくましい顔立ちで、

でも、リラックスしているのかしようとしているのか、

ニッコリナインにほほえみかけるところは、何とも好感が持てる。

四国大会でも時折見せていた緩い変化球(スローカーブ?)は

ほとんど見せず、たぶん7割~8割がたストレートだった。


一方の近田選手も前評判通りのストレート。

どっちかというとキレで勝負か。

ただかなりすっぽ抜けも多く、

両投手とも似たようなものかなぁ…、という印象。

室戸高校としては早い回に叩いておきたかったんだろうけれど、

あと1本が出ず、1~3番の左打者が苦戦していたこともあって、

なかなか先制点が奪えない。


報徳学園の打線というのがさっぱり分からないままだったのだが、

とにかく室戸高校の守備は堅い。

特に目についたのはサード小松竜之介選手の軽快な守備。

その上送球も○。

7回表の攻撃はその小松選手からだった。

室戸高校の下位打線はかなり前評判が低い。

しかし、小松選手は高めに来たストレートを

キレイにはじき返してセンター前へ。

続く柳弘(やなひろ)選手(室戸市出身)がきっちりバント。

そうそう、両チームともバントが多めだった。

(それだけ無死、1死でランナーが出ているということだが)

北岡選手には全球ストレートだった気がするが、

また外へのすっぽ抜けが始まりフォアボール。

前の打席で外へ大きくはずれるスライダーに手が出てしまった

トップの泉選手に回る。

初球はやはりボールになるスライダー。さすがに今度はのってこない。

となると次は…前半おもしろいように決まっていた左打者への

インコースストレートだろう…。

やはり来た。しかし、その前の回くらいからコースが甘かった。

高めに来たストレートをひっぱたくと、打球は遅かったが、

ライト前へ!!ややクロスプレーが怪しかったが、

とにもかくにも下馬評を跳ね返す先制点を奪った!!

続いてこちらもスライダーにやられた松本選手。

外へのストレートを見逃した後、もう1つ甘く入ってきたストレートを

うまく三遊間に打ち、追加点。この2点止まりだったが、

2死後、打ち気の4番森澤選手に対して、

近田選手は高めのストレートで釣り、見事に三振を取った。

そのボールは140kmを超えていた。目が覚めたのか。


追加点が望めないなら、

あとは2点差を室戸高校が守らなければならない。

3イニングスで2点差は正直キツイなぁ、と思っていたのだが、

やはり。


早速7回ウラ、近田選手に長打を浴び、1点を返され1死2塁。

ピンチヒッターの井上選手をカンタンに追い込むが、

勝負球がやや甘かった。

鋭い打球が三遊間へ飛んでいく。

しかしさらにその打球へショートの柳弘選手も飛んでいく。

ほんのちょっとでもスタートが遅れたら抜けていたが、

ドンピシャでライナーをキャッチ。

抜けてれば大ピンチだっただけに、大きなファインプレーだった。


8回ウラはフォアボールを2つのデッドボール(※)で2死満塁。

ここもフラフラになりながら抑える。


※デッドボールが1試合4つ…。

報徳学園にとってはある意味恐怖だった…???


最高のプレーは9回ウラ。

先頭打者が大きなライトフライ。

テレビで見ていたら入ってしまうのか??くらいの打球。

いや、入らなくても抜けてしまえば2ベースは確実。

処理を間違えたら3ベースまで出てしまう…。

が、キャプテンのライト・中山選手は素早く追い、

ラバーに激突することも怖れず、ただボールに向かって、

やや後ろ向きに走りながらグラブを伸ばし、

しっかり受け取った!!!

ヒットになれば同点は覚悟しなければならない場面での、

スーパープレーだった。

こうして、ノーエラー&2つのビッグプレーによって

室戸高校は全員で2点を守り抜き、してやったりの初勝利をあげた!!


私は選抜出場が決まった瞬間をこの目で見ているし、

その後、ある機会があって野球部の歴史(地域支援の歴史も含む)を

一覧することもできたし、そういうわけで、

室戸市民の方々の喜びは想像できる。

でも。

……きっと想像以上なんだろうと思う


室戸高校野球部の皆さん、本当によく戦った。

もちろん世間ではこの勝利を金星だとか言ったり、

室戸高校が勝ったことより報徳学園が負けたことの方が

大きく取り上げられることがきっとあるだろう。

けども、金星ったって相手は同じ高校生なんだし、

同じルールの下で戦ったんだし、気迫はみなぎっていたし。

報徳学園が負けたことは確かに大きなニュースではあるけれども、

地元の皆さんや、何より自分自身にとって、

室戸高校野球部の初勝利が

大きなニュースであることがとっても大切なのである。


今日の勝利に、選手の皆さんは胸を張って、

そして今晩はおいしい晩ご飯を食べて、

声の限り応援していらっしゃった室戸市民の皆さんは、

現地、テレビ観戦問わず、大喜びして美味しいお酒を呑んで。

私は…赤飯食べよかな?

どちら様もスタミナつけとかないとさ…、

2回戦があるんだよ!!

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