速い球をしっかりと目にやきつけたい #22
テーマ:選手あれこれ(過去版)彼が注目されたのは早くも高校3年生の時。
徳島県内の高校野球は夏の大会、
ここ何年か「優勝候補」にずっと同じ名前があがる。
鳴門工業高校か小松島高校か。
はたまた伝統の徳島商業高校か。
そんな中で注目選手として、とりあげられたのが米澤孝祐選手。
素晴らしいスピードボールがある。NPBのスカウトも来ている。
そういう評判だった。県内の高校野球ファンならご存じな名前である。
彼のそのピッチングを私は見ることがなかった。
米澤選手のいた小松島西高校は初戦敗退だった。
(確か米澤選手はリリーフで登板、失点も結構あった記憶がある。)
初戦敗退でもNPBのドラフトにかかることはけっこうあるのだが、
その時の内容が良くなかったのか、結局NPBは指名を見送った(と思う)。
…というようなことがあってアメリカに渡り2年後、
まさか徳島にお帰りになるとは。
もちろんIBLJとしても徳島インディゴソックスとしても、
「地元選手」で「MLBのルーキーリーグに在籍していた」経歴があり、
「NPBまで本当に後もう1歩」だった米澤選手を
看板選手にしたい気持ちは大きかったと思う。
だけれども、そんなにうまくはいかない。
オープン戦1試合を含めてたぶん3、4試合米澤選手の登板を拝見した。
だが、一度でも「好投」と呼べる試合はなく、
何度もホームベースはるか手前でワンバウンドしたり、
キャッチャー3人分くらいはずれたボールになったり、
(敬遠球でもそんなにはずさない)
まず何より「投手の投球」なのか、と思ってしまった。
速球は小林選手よりも上と聞いているのだが、
それだけストライクゾーンをはずしてしまうと、
「速いな~」という実感よりも、
「ミットに入れようよ」という気持ちで見てしまう。
もはや速いかどうか以前のことである。
きっと彼は観客に(スカウトに)
その自慢の速球を見せたくて仕方がないのだろう。
だが、今のままではその速さを全く実感できない。
そのご自身の美学がよい方向に出ればいいのだけれど…。
スピード表示がある球場はILにはそんなにないのだが、
そういう時に登板していただいたらどうだろうか。
そこで「やっぱりオレ速い!」とお思いになるか、
「速くてもこれじゃ意味がない」とお思いになるか、それは彼次第である。
この文章の後に、「速いよ速いよ~!」
と大興奮で追記できることを祈っている。






