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のように砕け散っていた。やったのは見上げるような大男。男は軽く拳を振りぬくだけで、カラミティの頭を砕いてみせた。残されたカラミティの顎が、死んだことも理解できていないように動いている。最後まで話そうとしているのだろうが、ドラグレオはその体を裏拳で無造作に弾き飛ばした。カラミティの体は、粉々になりながら闇の中に消えて行った。

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「ドラグレオ! 貴様、正気か?」
「――」

 ライフレスが問いただすが、振り返ったドラグレオの目は明らかに正気ではなかった。元々正気かどうかもわからぬ男だが、その目は血走り、闇の中で怪しく赤く光っていた。ライフレスにもまた、容赦のない殺気を放っている。確かにわけのわからぬ男ではあるが、戦いにだけは誠実であるとライフレスは思っていた。敵以外、無駄な殺気は放たぬ男だとライフレスはドラグレオの事を認めていたのだ。
 だがドラグレオは膨大な殺気と共に吠えた。全身の毛が逆立つようなその雄叫びは、確かに巨獣が隣で臨戦態勢に入ったことを全員に予感させる。絶対的な死を予感させるドラグレオの雄叫びに全員が立ちすくんだかに見えたが、ただ一人、ドラグレオに飛びかかっていった者がいる。リディルであった。



「ぐるああぁうぅぅぅ!」

 声にならない奇声と共に、リディルは突進を開始した。虚を突く形にはなったのか、リディルの滅茶苦茶な攻撃はドラグレオに全て命中した。ドラグレオの体からは鮮血が吹き上がるが、それも一瞬。ドラグレオの傷は本当に一瞬にしてふさがってしまった。
 リディルが疑問に思う暇もなく、ドラグレオはすかさずリディルのみぞおちに拳を食らわし吹き飛ばした。凄まじい衝撃にたまらずリディルは吹き飛ばされるが、そのリディルを受け止めた物体があった。突如として出現した傘のような物体は、良く見れば巨大な茸の類である。リディルは受け止められ地面に着地すると、茸は傘を閉じ、腐食したネズミを思わせる風体の魔王がそこにはいたのだった。茸はまるで腐敗したネズミを苗床として生えているかのようであった。
 リディルが何事もなかったかのように指笛を吹くと、その魔王とさらに森の中からドラグレオの攻撃を生き延びた魔王達が一斉に飛び出してきて、ドラグレオに襲いかかった。ドラグレオは迫る魔王達を振り払わんと必殺の拳を振るうが、魔王達もドラグレオの一撃だけでは死にはしない。頭を砕かれようが体を引き裂かれようが、リディルの命じるままに魔王達はドラグレオに群れて襲いかかった。
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 容赦なくドラグレオには爪や刃が突き立てられ、中にはドラグレオに噛みついたまま何らかのブレスを放つ魔王までいた。特攻のような魔王達の攻撃にドラグレオもたまらず引き倒され、魔王達が群がる間から鮮血がと怒号がほとばしる。

「うぐるあああぁぁああああ!」

 その怒号も徐々に収まると、後には魔王達の咀嚼音と容赦のない攻撃音が止むことなく聞こえてきていた。あまりの容赦なさに、ラーナやフェンナなどは口を押えて立ち尽くしていた。

「うなんて容赦ない」
「ひどい」
「ひどい? どこが?」

 ドゥームがフェンナの言葉に反応する。

「全然ひどくなんかないよ。むしろあのくらいやらないと、一瞬たりとも止まらなかったろうよ。ドラグレオはタフさだけが売りの奴だからね。殺さずに止めるなんて無理なのさ。
 もっとも、そんな器用な命令が実行できそうな雰囲気はあの勇者サマにはなさそうだけどね。いいんじゃな
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