保守的会計でボトムをアップ

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私は顧問先様への会計につきましては、極力保守的な会計を導入しております。

 

ここでいう保守的とは、予めわかっている費用は、期末整理仕訳で一括計上するのではなく、月次で均等償却させることを意味しております。

 

資産勘定にある経過勘定は将来的な費用です。期間対応させるため経過的に資産計上しているだけで、然るべき時期が来たら費用に振り替えるものです。

 

また固定資産も償却すべきものは、月次で償却費を計上しております。当たり前といえば当たり前なのですが、減価償却費を計上しないことで、ギリギリ黒字決算という会社さんも意外とあります。

そういった会社さんは、決算のときに減価償却内訳明細書を金融機関に提示しません。

 

 

話は戻り、これらは期末にまとめて費用に振り替えても良いのですが、そうなりますと、いざ決算!というときに、期中把握していた最終利益よりも悪い数値になります。

 

一方、負債勘定にある経過勘定は将来収益になりうるものです。収益に振り替えるべき事実が判明した場合には、期中振り替えても良いですが、期末で振り替えても良さそうな場合には、期末で振り替えます。

 

悪いものは期中前倒し、良いものは期末にオマケとして付け足し。

 

そうすることで、期中は厳しめに業績管理をすることが出来ますので、予期しない損失が発生した場合でも、黒字決算に耐えうることが可能となります。

 

 

月次での損益計算に焦点を絞るなれば、賞与等、まとまった費用が予め見込まれる場合には引当金を毎月繰り入れることで業績の平準化を図ります。

 

また、月次の段階でも収益と費用を対応させるため、棚卸も管理していただいております。

 

期末実地棚卸でも良いのですが、そうなりますと毎月の限界利益率がデコボコします。

 

勘違いされている社長さんが結構多いのですが、商品を仕入れただけでは費用になりません。もっと厳密に言いますと、費用ではなく売上原価ですが。

 

商品を仕入れて手元に商品を保管している場合には、棚卸資産です。

 

資産ですから、損益計算には影響しません。

 

仕入れた棚卸資産を得意先に納品することによって売上が実現し、その実現した売上に対応する棚卸資産を仕入原価に振り替えることによって、損益計算に影響するのです。

 

仕入原価は売上高と完全に連動していますから、これを変動費と言います。

 

 

大量に仕入れた月は大きく赤字になり、納品した月は極端に黒字となり、結局のところ、限界利益率はどうなっているの??となります。

 

限界利益率が1%悪化しますと売上高の1%が利益から消えて無くなるわけですので、売上原価管理は大事です。

 

お客様によっては、限界利益率管理もしながら、自社内業績管理としては、棚卸を考慮せず仕入原価発生費用をそのまま損益に反映させて、より保守的な業績管理をなさっている会社さんもあります。

 

保守的な業績管理体制ですね~。強い会社さんです。

 

 

過度の保守的な会計は、企業会計原則の真実性の原則に反し認められないのですが、一般に公正妥当と認められた会計処理の原則及び手続き、の枠内での保守的な会計であれば認められます。

 

会計で毎月業績管理をしていきましょう。

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桃園の誓い

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梅の花が咲き誇る季節。

 

今から1800年以上前、中国にて劉備、関羽、張飛は、桃園にて義兄弟の契りを結んだと。

 

KOEI三国志Ⅲサントラ 桃園の誓い
中国をイメージした曲でありながら、尺八、琴などを取り入れており、実に面白い。
 
上記動画2分16秒以降、桃の花びらが風に舞う中、劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結んでいる光景が浮かんだならば、嬉しいですね♪
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東芝が給与減額とのことですが、不適切会計がここまでの影響になるんですから、会計って大事ですよね。
 
かつて他社ですが実質国有化になり、給与一律3割カット、賞与無し、になったのを見たことがあります。
 
例えばですけれども、給与が諸々込で月額40万円、賞与は夏と冬で70万円ずつ貰っていたとします。
 
40万円×12月+70万円×2回=620万円の年収だったのが、
 
40万円×70%×12月=336万円の年収に下がりました。
 
仕事内容、仕事量は全く同じなのに。いや、むしろ退職者続出につき、留まった社員1人あたりの業務量は増えたでしょうか。
 
住宅ローンを抱えている人は、ローンが返せなくなりました。
 
車を維持出来ずに手放したり。
 
東芝はどこまで痛みを分かち合うのでしょう。
 
そもそも、会社の業績が悪化したので給与をカットします、と言われてそのまま会社に留まりますか?
 
それとも他社に転職します?転職出来ます?
 
究極の選択です。
 
大企業に勤めているからといって、安心は一切出来ないのは周知の事実となりました。
 
 
私が証券会社に勤めていた頃、元山一證券の方もおりましたが、出世とはほど遠い世界で働いていらっしゃいました。
 
優良顧客は与えられず。そのため当然に手数料収益は上がらず。。。
 
私はこの元山一證券の方から営業を教わったおかげで、同期入社の中で1位になることが出来たのです。
 
非常に優秀で知的な方なのです。それでも会社が潰れてしまっては、人生が大きく変わってしまいますね。。。
 
数年後、たまたま日本橋近辺を歩いていたとき、その元山一證券の方は、社内便の配達業務をなさっておりました。
 
もはや営業から外されてしまったようで、そのあまりにも悲しい光景に、私は一人日本橋を歩きながら、涙を流したことを記憶しております。
 
まずもって、皆様はご自分が勤めている会社の業績を把握されていらっしゃいますか?
 
朝一番の会議で、今日で会社を解散します、とかいきなり言われたら。。。
 
テレビのニュースで、ご自分が勤めている会社の身売りの話を初めて聞いたら。。。
 
寝耳に水とはこのことか、と。
 
いずれにせよ、会計処理が正しくないことには、判断のしようがありませんね。
 
ですから会計は非常に大事なんです。会社経営の根幹を担っています。
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