「ブルーマングループ」日本公演間近、プレビュー開催

「ブルーマングループ」日本公演間近、プレビュー開催

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写真=プレミアムプレビュー前に行われたフォトセッションで登場した倖田來未さんとブルーマン。



 「BLUE MAN GROUP IN TOKYO(ブルーマングループ IN 東京)」のプレミアムプレビューが11月29日に行われた。「ブルーマングループ」は1980年代後半にニューヨークで結成されたクリエーター集団。顔を真っ青に塗った男性3人が舞台装置や塗料などを駆使し、さまざまなパフォーマンスショーを行う。
 プレミアムプレビューは12月1日からの公演開始に先立ち、報道関係者や招待客などを対象に開かれた。専用劇場となる「インボイス劇場」(港区六本木5)では、定員900人の客席に多くの観客が詰めかけた。
 劇場内では演出のため誘導灯さえも落とした闇の中で開幕。

放り投げられるマシュマロを口でキャッチし、可能な限り詰め込んだ状態でオブジェを制作するパフォーマンスでは、日本円で「300万円」の値札をさげてオチをつけた。

配管を使用した楽器のような舞台装置では、アニメ「ドラえもん」のオープニング曲やロックの名曲「スモーク・オン・ザ・ウオーター」などの一部を演奏。

「ドラえもん」の演奏では「タケコプター」を頭の上に乗せるなど、場内の笑いが耐えなかった。

 また、パフォーマンスの途中にステージ上のスクリーンに「遅刻」と表示され、大きなアラームとともに遅れて来場した観客が後方から登場し、その模様がステージ上でライブ中継されるほか、「厳重注意」と書かれたハンドルを観客の1人に下げさせ、場内を暗転させるなど、観客を巻き込み、ハプニング要素も練りこんだステージが行われた。
 終盤は、場内を埋めつくすほどの白いロール上の紙を、会場後方からステージに向けて展開し、激しい点滅を繰り返す照明や天井から吊るされたチューブを回転させるなどの演出効果で、観客の盛り上がりはピークを迎えた。場内は大きな拍手と歓声につつまれ、賛辞を示す口笛があちこちから上がった。
 ブルーマングループの公演は1991年にオフブロードウェイで初公演後、世界各都市でロングラン公演を行っており、アジアでの公演は初。公演は第1期=12月1日~2008年1月31日で、12月公演分はすでに完売。劇場近隣のホテル「グランド ハイアット 東京」(六本木6)では12月2日~1月31日の期間、劇場鑑賞がセットになった宿泊プラン「GHT ブルーマンナイト」を提供しており、予約はほぼ埋まりつつあるという。
Blue Man Group